諏訪湖には何度も来ているのだが
目立たない立地のせいもあって
視界の端に一瞬とらえる程度しか縁のなかった
諏訪の浮城
こと高島城。
諏訪市役所の無料駐車場に車を停めて
堀沿いに歩き
角を曲がると
天守がお目見え。
木目調の板張りでなんだかとっても素朴。
大手門はなかなかの貫録。
天守は残念ながら復元天守で
内部は資料館になっている。
天守から諏訪湖方面の眺め。
諏訪の浮城の二つ名は伊達ではなく
昔は本当に湖の中に建つ水城だったそうだが
今では干拓されこのありさま。
東側の杖突峠への眺め。
この峠から武田軍の侵攻をうけ
あえなく落城したわけですな。
しかし復元天守なのはわかるけど
この窓はいかがなものかと思う。
おもしろいのが本丸石垣のこの部分。
普通は石垣上にピッタリと壁を建てるものだが
この城は犬走りと呼ばれる隙間を設けている。
防御的にはデメリットしかないので
平和の時代の城下町官庁としてのお城な気がするんだがどうなんでしょ。
かつて湖に接していた西側からの眺め。
こっち側にも駐車場があって便利。
さらに北側からの眺め。
かつて諏訪湖に浮いていたころは維持費が大変だったろうな。
やはり北東からの眺めが一番映える。
晩飯は上諏訪駅近くの蕎麦屋
徳八で諏訪名物
というか諏訪町おこしの
「味噌天丼」を頂く。
もちろん「上」味噌天丼で!
諏訪湖のわかさぎ、川エビに
信州みそをかけるのだそうだ。
うん、想像通りの味(笑)!
小鉢もつけてくれたし
信州そばも楽しめたし
とってもよかった。
こういう地元食材をいかした町おこしって
昔は歴史のなさが嫌いで受け付けなかったけど
最近はなんだかいいなぁ。
とニコニコで楽しめるようになった。