僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

高次元の光と音に触れる祭り

2017年08月12日 | ぶらぶらする

キッズの夏休みに合わせて

渋谷で絶賛開催中、

今をときめくデジタルアート集団チームラボの

チームラボジャングルへお邪魔してきた。

開場の1時間前に到着するという念の入れっぷりで

お上りさんか。ってゆう。

まずお出迎えは

「まだかみさまがいたるところにいたころのものがたり」

横長のスクリーンに上から象形文字が降ってきて

文字に触れると

文字から物質に変化する。

これを幾重にも繰り返すことで

スクリーン上では

その場その時にしかみることのできない絵巻が展開されることになる。

しょっぱなから何だが

この絵物語が一番素晴らしかった。

「つながる!積み木の町」

これは台の上に

駅、山、家などの積み木をおくことで

置いた積木と周りの積み木をつなぐように

さまざまな町が発展していくというもの。

不思議だ―。 

「小人が住まう奏でる壁」

こちらは壁に

雲や太陽を置くと

壁に住んでる小人たちが

天気の変遷に一喜一憂するという

ある種

創造主になった気分を味わえる

ファミコンのプログラムを作っているかのような

貴族の遊び。

「小人が住まうテーブル」

こっちは先ほどの小人の世界が

壁からテーブルになったもの。

テーブルをエッサホイサと周回する小人を

鍋や

両手で囲って

小人を捕まえて

それでなお

つかまっていることに小人が気付かないという

3Dの世界から2Dを俯瞰する優越感に浸り

その背中に4Dから俯瞰されているのかも

という視線を感じることのできる

高次元な貴族の遊び。

「滑って育てる!フルーツ畑」

滑る子供が日光の代わり。

滑ることで台上に花火のような化学反応が生まれ

台の上ではフルーツがはじけるという趣向。

これはもう普通に滑り台。

けど子供達はこれに首ったけ。

とにかくエンドレスで何周も滑りたがる。

「山と谷」

今回の展示の中枢部にあたるのがこれ。

壁面の巨大スクリーンを鯨が浮遊する中、

床や壁に

来場者が色付けした

蝶やトカゲ、トビ、カエルなどが

生まれては消えてゆく。

来場者が制止することで

その足元には草花が栄え、

そこに生き物が集まる。

来場者が動くことで

生き物は踏みつぶされ

そこにまた新たな生命が生まれる。

まさに生命の縮図。

何時間でもいれる不思議な空間。

「チームラボジャングル」

他の展示と違って

このイベントだけ入れ替え制。

真っ暗な立方体の中で

光線と音楽に包まれるという

ある種親子向けクラブイベントのような空間。

光線に触れると

パンッと光線が反応したり

光から声が上がったり

無数の巨大ボールが投入され

触れると色が変わったり

ボールから音声が上がったり

とにかく不思議で

技術的なことは何一つわからなかったけれど

とにかく楽しかった。