僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

徳川家康1(山岡荘八)

2023年03月08日 | よむ
どうする家康に感化されたといえば嘘になるが
2023年は東照君家康公と心中するつもりで
全26巻に手を伸ばす。
序盤は徳川家が今川家に吸収される背景を丁寧に描くことにより
家康のもつ劣等感と孤独に深みをもたている。
中盤以降、
どのように天下を志すのか
興味は尽きないが
まずはトラの化身
松平竹千代の生誕を祝おうとおもう
出だしの1巻であった。

七彩(八丁堀)

2023年03月08日 | 麺をいただく
本日の限定麺
信州味噌らーめんを頂く。
珍しく直球ど真ん中勝負の味噌ラーメン。
とはいうえそこは天下の七彩さん。
しっかりのニンニクで
パンチを効かせた一杯に仕上がっている。
これだから七彩はやめられない。
という説得力に満ちた一杯。

マークスの山(髙村薫)

2023年03月06日 | よむ
今から30年前、
1993年の直木賞受賞作品。
山の経験者か否かで
イメージが随分と変わりそうな1冊。
2000年代の
このオチ以外でしょ?!
の主張が激しい作品群よりも前の作風で
無骨な警察小説の部分を感じながらも
当時としては新しめのサイコパスといった新しい要素が取り込まれている。
ハーケンは痛いぞ・・・。