俳句とは? 飯田龍太に学ぶ

2005-09-14 22:09:02 | Weblog
  

 俳句とは?と聞かれたら・・まだ答えにたどり着かない。
 例え今その答えが出なくとも、飯田龍太の俳句に対する思いを
 純粋に信じることでいいような気がする。
 
 飯田龍太が芸術祭恩賜賞を受賞した60歳(句歴40年)
 その時の言葉「俳句とは清潔な肌着のようなもの」
 さらに「俳句は無名がいい」と残している。
 作品がよければそれがベストだと。

 父,蛇笏とは俳句の話はしたことが無かったそうだが、
 作風は一先輩として良いところはどん欲に吸収して自らの
 栄養にしていった。

 普段から昂ぶらず,淡々と話しをする龍太が唯一
 身を乗り出して自慢することが有る。

 戦後の食糧難の時代,百姓仕事に精をだした経験から
 <じゃがいもの量産法>という論文を専門誌に出し第一席を得たと言うのである。

 
 一芸に奢らず一瞬を輝く、そんな俳句人で有りたいと思う。
 たとえ今100人の選に入ろうと何十年後にその句を鮮明に
 思え出せなければ自薦の一句にはなりえない。そんな風に思う。

    ころころの今日の俳句

         浅草へ一月の声聞きにゆく

    ころころの独り言

    ころころの今日の俳句はいつも季節がばらばら。
    しかも,新旧一体、順不同。私らしいのかも・・・

    ころころのお気に入り

         芭蕉布の袖抜けていく夜風かな   宮内志乃
    

 
 


 
 
コメント
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