

やっと今月のボード句会の選が終わった。
毎回佳句に出会う。
これほど力の拮抗している仲間との句会は無いだろうなぁ。
真打の大喜利みたいな句会。
結社やカルチャースクールのような一方向を向いた
句会ではない。何処から矢が飛んでくるのやら・・・
選評を見るとき興奮は,一番の楽しみとなる。
私たちの句会は仲間の人格は勿論、何より俳句がいい。
また,選評によって没句寸前の我拙句がそれなりに見える
から不思議なものだ。
各人の抽斗の深さに毎回驚かされる選句力。
大喜利のような・・といって私は木久蔵かい!切腹!

木道を渡る口笛鰯雲

いつかこの仲間の句集を出したい。思いっきり
手作りの匂いのするものがいい。

虫の音に老後の備へ問はれけり
小烏の揺する葡萄のアラベスク
初栗の添え状にある湿りかな
眺めがいいなぁ
