
わが句会の黒二点(一人は私)日下さんのこと。
初めて会ったときの印象は「国語の先生」のような人
連句の達人である。
インターネット句会の中にあった「連句」のコーナーでは
軽妙かつ機知にとんだ付けで、拙い私の句が何度と喜んだことか。
前句,後句を喜ばすなんて、連句というのは相当読心術が
闌けていなければできないし、知識も必要だし、なにより俳句を
知らなければ出来ないと思う。
俳句はそもそも連句の発句が独立したものだという。
必ず切れ字が入るという約束を除けば現代俳句へとめんめんと
続いている短詩なのだ。
日下さんはレベルヒッターではない、しかしツボに入った俳句は
人の心を揺さぶるような俳句を詠む。
句会の中で日下さんの句は一目で分かる、分かるというのは決して
選に有利ではないはずだが、その句は微動だにしない。
強い俳句と言うのか?容姿からは覗き知れない強さを感じる。
話し方も,話の音量も,早さも、朴訥として、人の良さを感じている。
いつも仕事が忙しい方である、それでも奥様やお嬢さんの事を
しっかりヘルプなさっていて、その上句会に駆けつけてくれる。
連句においては蕉風の何代目かの免状を持され、尊敬できる先輩でもあり
大切な俳句の仲間である。

ぼた山の夕暮れ早し曼珠沙華

これから句会の仲間を書いていこうと思う。
あくまでも,知ってる範囲で感じるままに書いていこう

いびつでも露の白玉白玉ぞ 小林一茶