山の手デンタルクリニック

院長の趣味について

『道上 伯』という柔道家

2008-12-03 15:29:26 | Weblog
おはようございます。

『道上 伯』という人をご存知ですか?
フランスで柔道を教え続け
オランダでは『ヘーシング』という柔道家を育て上げた人です。



『ヘーシング』
世界大会とオリンピックで無差別級のチャンピィオン。

日本の柔道が、初めてヨーロッパの柔道に屈し
日本中に衝撃が走ったそうです。


『ヘーシングを育てた男』
この本の中に、いろいろ書かれています。


オジサンになってから柔道を始めた私にとって
なんで、講道館ルールというものがあるのか不思議でした。

何年か前、世界柔道で優勝した鈴木選手が
青色の柔道着を持って講道館に行ったところ
練習させてもらえなかったそうです。


トラディショナルな柔道は
武専と呼ばれた組織の崩壊とともに消えました。
第二次大戦後のことですね。。。



柔道が世界に普及し、ヨーロッパの組織と日本の組織の
政治的な争いは長く続きました。

「効果」とか「有効」もヨーロッパから入って来ました。
体重制や昇段審査
審判の判断とか。


今でも、あるように思えます。


フランスで一人、柔道を教え続けた『道上 伯』
講道館と対立し、日本ではほとんど無名な柔道家です。
戦前戦後を通して柔道に生き続けた一人の人間の生きざまは激しい限りです。

この頃から、フィジカルトレーニングを取り入れ
ヘーシングは、フリーウェイトやダッシュなどで身体を鍛え上げました。
良き指導者に巡り合え
フランスの下層階級の労働者だったヘーシング。
ついには、オリンピックのチャンピィオンになりました。


やっぱりフィジカル大事なんですね。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする