あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

認識

2010-01-24 14:17:50 | つれづれ
乗換駅で案内板を見ていて、東海道新幹線と東北・上越新幹線とでは、色だけでなく描かれた新幹線の「顔」も違っていた。確かに、東海道新幹線ではすでにだんごっ鼻の電車が引退して久しいが、東北・上越新幹線では僅かではあるが走っている。それに、北陸・東北・秋田など路線ごとに異なる車両もあり、標準を決めかねるのかもしれない。

そもそもこうしたアイコンにはどこまでの要素が求められているのだろう。描かれる顔など、マニアの話題にしかならないのだろうか。あのだんごっ鼻が新幹線だという認識が全国共通のものなのか。外国から来た人にも伝わるのか…と、地下鉄をどこから入れるのかより難しいかもしれない。そんなことを言ったら、「古いなあ」と流されるか、それとも車両の搬入方法をきちんと説明されるか、それは世代や生い立ちによっても異なる。

話が逸れたが、住んでいる地域や年代を網羅的に、いろんな人たちに「新幹線を描いてみて」とお願いしたら、傾向が掴めるかもしれない。まあ、掴んだところでどうこうというものでもないが、面白いと思う。

そういえば、このだんごっ鼻の顔を見て、子どもの頃に交通博物館で買ってもらった貯金箱を思い出した。

持続

2010-01-24 07:03:44 | つれづれ
夢とか希望とかをどうしたら持てるのかを考えていた。僕にはそれがないなんてこともないが、長く持っていた夢を失いかけている。なら、冒頭の問いは、「どうしたら持ち続けられるのか」に変えた方がいい。

夢は持っているだけでは夢のままで、それを叶えるには願うだけでなく、その実現に向けて努力する必要がある。その中で、夢と現実の間のギャップが認識され、夢の実現に向けてのステップが最適化され、または実現可能性が冷静に判断されることで、内容によっては諦めが促される。

僕はそれを、行動を通じてではなく頭の中のシミュレーションを通じて判断してしまう。それは、頭では納得しても体が…というか、本能が納得しないというギャップを生んでいるように思える。

それでも、事実は目の前にあるそれだけなのだから、諦めるべきものは諦めなければならない。それに、新しい夢はいつだって持てるだろうから。

実感

2010-01-23 16:15:53 | つれづれ
昼間が少しずつ長くなっていることを実感するには、定時に仕事を上がらなければならないが、要領の悪さもあり、なかなか実感できない。

先週末は関西で、普段より日暮れが遅かったのは、単に西に行ったからだ。

そんなことを思えただけでも、出かけてきた価値はあったかな。

お節介

2010-01-23 15:35:47 | つれづれ
晴れた日にどこへ行くでもなく、母を乗せて車を走らせた。

大宮でうどんを食べた後、ふと時代劇のオープンセットを思いだし、常磐道を走ってきた。

今日は撮影もないようで、人影も疎らだった。その上、見学は外観だけで、中に入れればより楽しいだろうが、あくまでもセットだから、中身はなく張りぼてに近い。

観光施設として売り出すことも可能だが、それにはもう一工夫が必要だろう。でも、有志が集まれば難しくはない…と、よそ者のお節介だな。

新発見

2010-01-22 21:39:22 | つれづれ
乗換駅まで各駅停車に乗ってきた。座席の暖房が目一杯効いていて、何だか体が火照ってしまった。

乗り換えて帰るだけだと思いながらホームに着くと、タイミング良く電車が来ていた。だが、タイミングが良すぎてすぐに満員となった。

次を待つことにしてベンチに腰掛けると、一度は引いた人の波がさわさわと音を立てるかのように現れた。「もう一本」とも思ったが、寒さも厳しいので乗り込んだ。

そういえば今日は金曜日。花盛りとはいかないまでも、人が動いていることに安堵する。

上を向いて

2010-01-22 07:10:41 | つれづれ
空を見上げるときは、夢や希望に溢れているときよりも、不安に追い込まれている時の方が多い。今朝も後者の気持ちから、空を突き上げるように立つ木の先を見つめた。

希望がないから一人でいる。不安を分かち合うようなことはしたくないから、それは一人で背負っていく。助けてくれる人はいないわけではないが、そこには自ずと限界がある。一人の道は続く。

まあ、上を向いていたらいつか希望に巡り会えるかもしれないし…

待ち遠しい

2010-01-21 12:47:51 | つれづれ
神戸のバス停には大きな広告パネルが設置されていた。数種類のポスターが代わる代わる表示される中、僕の目を引いたのは、濃いブルー地に金の和服を召した姫が佇む『金麦』のものだった。姫の美しさもそうだが、その着物の、金色を金色に魅せるデザインに感心した。

昨夜何気なくNHKのホームページを見ていたら、角田光代さんの『八日目の蝉』がドラマ化されるという。そして、主人公を姫…檀れいさんが演じるそうだ。放送は3月末からなので、もう撮影は始まっているだろうか。

ここ数年で読んだ小説の中で最も心動かされた作品といってもいい。帯にあった太田光さんのコメントと同じく、ラストシーンに心揺さぶられた。今でも、ページを開かなくともその光景を思い浮かべることができる。

頭の中でその光景に檀れいさんと、北乃きいさんをはめ込んでみた。フェリー乗り場の待合室の光景がよりリアルに感じられる。

久しぶりにドラマを「待ち遠しい」と思えた。

パスワーク

2010-01-21 07:12:55 | つれづれ
小林繁さんが亡くなられたと聞いたのは、日曜日に帰宅したときだった。小林さんといえば、「空白の1日」により江川卓さんとのトレードで阪神に移籍された件が多くの人の記憶に残っている。僕もその中の一人であるが、それだけではなかった。

小林さんが投手コーチで、梨田監督、真弓コーチとでイケメントリオと呼ばれた、大阪近鉄バファローズを思い出す。僕には、イケメンかどうかよりも、仰木、中西、権藤の再来のように映ったが、チーム力をはじめ当時とはことなり、最終的にはその数年後に残念ながらチームは消滅してしまった。

昨シーズン終了後、これから梨田監督率いるファイターズを応援しようかと選手、コーチをホームページでチェックしていたら、小林さんが投手コーチとして名を連ねていて、余計に応援したくなっていた。その矢先の訃報に呆然としたが、彼が育てた選手たちがその意志を継いで活躍することで、彼の思いは球界に生き続けていく。改めて、ご冥福をお祈りする。

きっかけ

2010-01-20 12:45:37 | つれづれ
昨夜、たまたま書店に立ち寄り、徳島県のガイドブックを買った。ぼんやりと行ってみたいと思っていたが、先週土曜日にNHK大阪放送局に行ったことで、その思いが強まったのだと思う。とはいえすぐに行けるわけではないので、阿波とくしま観光大使の成果1号にはにはなってあげられないが、近いうちに行けたらと思っている。

思えばそんな出会いのきっかけが、『ちりとてちん』をきっかけに知った天満天神繁昌亭を訪れたことであり、そこからぶらぶらと歩き、カレー屋の看板に誘われオムコロカレーを食べ、その近くで『ウェルかめ』に登場する建物を見つけたことだった。

強い意志を持ってきっかりした予定を組んでいたら出会えなかっただろう。だが、そんなことは人生でも往々にしてあることだ。請われれば調子に乗って張り切ったり、居心地が悪くなったらふらりと去っていくのは、寅さんや渡り鳥の例を引くまでもない…というか、例が古すぎるかな。

徳島ではないが、次の行き先がそろそろ見えてきたので、旅支度を整えようか。

日本の翼

2010-01-20 07:49:45 | つれづれ
日本航空が会社更正法の適用を受け、経営再建への道を本格的に歩み始めた。飛行機を利用することは稀だが、その際はもっぱらANAを利用している僕も、こんな状況下でも「日本の翼はJAL」だと思っている。それは、子どもの頃からのイメージの刷り込みによるものかもしれないが、そうした思いはなかなか抜けない。

事ここにいたるまでには様々な要因があっただろうし、ほぼ同じ環境下にあるANAとの差を考えれば、経営責任の大きさは疑いようもない。だが、それと同じくらい、いや、それ以上に運輸行政の責任が問われるべきだ。

景気対策や防災・リスク対策という側面も合わせ、この狭い国土に高速道路や新幹線、そして空港を整備し続けてきた。国を挙げて外国からの観光客を招き入れても、こうした交通網がフルに必要なほどの需要はないと思われる。異なる交通機関の連携は今も行われているが、それらをバランスさせる大局的な判断が、地域の利害に翻弄されてきたという面もある。
今年の暮れには東北新幹線が青森市まで延伸し、九州新幹線も博多と新八代の間が開通し、東京と鹿児島が乗り継ぎは必要なものの一本で結ばれる。さらに、北陸や北海道でも整備は続く。
一方、高速道路も整備が進められるとともに、景気対策としての「休日割引」や、現政権が掲げる「高速料金無料化」も、交通網のあり方に大きく影響する。
そして、JALに人々の注目が集まるその裏で、フェリーなど海運事業者の経営も危機に向かっている。

今こそ、運輸行政、そして少子高齢化や観光事業推進といった関連する諸課題への対策としての国土経営という大局的な観点で、官民が協力してこの難題に取り組むべきだ。最近できた空港を含め、廃港と交通網の再整備を進める必要がある。その場合、空港跡地にはヘリポートや小型機用の小規模滑走路を残し、地域総合医療拠点や高付加価値少量生産物の物流拠点を作るなどの方策も考えられるが、素人の僕よりも、専門家や地域住民がもっといい案を出してくれるだろう。何よりも、軍事拠点に転用されることがないことを願う。

と、えらそうに書いたものの、目の前の火の粉すら追い払えない今の僕である。