Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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元々一体のボディなのですから・・・

2012-09-06 14:07:18 | Bluebird 1933
昨日のお休みは次男に手伝ってもらって中庭の芝刈りを致しましたが、やっぱり彼は若いですね。
普通なら暑い中ヘトヘトになって芝を刈りますが、彼は4/5くらい刈った所で雨が降ってしまい途中中断をしましたがその後親戚に遊びに行って夜は妻と服を買いに出掛けてしまいました。
本日も昨日の疲れなどどこ吹く風と朝から友人と遊びに出てしまい、今夜は帰らないらしい・・・友人の所でお泊まりで一晩中遊ぶらしい・・・やっぱり若いですね、私には真似が出来ません。
って言うか、今日になっても私は疲れがとれていません。

本日の制作は一昨日の続きのブルーバードですが中身を作る前に切り取ったカウルをもう一度きちんとボディに納めないといけません。
元々は一体のボディをカットしていますからそのまま乗せれば一体化は出来ますが位置決めを簡単に出来る様に考える必要が有ります。
この辺りは実車と少し違ってしまいますが模型的に・・・と言う事を先行させて考える必要も出て来ます。
カウルはピンを使って位置を決める事に致しました。
ピンは0.5mmの洋白線です。
この様なピンには真鍮線は柔らかいので使いません少し硬い洋白線が良いですね。


この様な場合はボディの厚みの部分で穴を開けて上からのピンを受ける方法が多いのですが薄いメタルのボディの厚みの部分に穴を開けて受けにするとピンを抜き差ししている間にピン穴が大きくなってボディの表面を傷めてしまう可能性が有ります。
今回は真鍮パイプをボディの内側にハンダ付けして受けに使います。


受け側の真鍮パイプをハンダ付けする場合にはボディと脱着するカウルのクリアランスが少々難しくなってしまいます。
こんな場合は少し厚めの(今回は古ハガキを使いました)紙をボディの間にかませて仮固定をしておいてピンに真鍮パイプをかぶせた状態でハンダ付けを致しますとずれる事無く位置を決める事が出来ます。


一番後側のパネルの位置を決める事が出来ましたので今度は中央のパネルの位置を決めます。
方法は同じですが少し寸法を調整する為と切る口に当たる部分の板厚が意外に薄い部分が有りますので真鍮線をハンダ付けしておいて少しだけ長くまた強度も少し上げる様な細工を致しました。
この部分は後で作ったパネルですので板厚が鋳造の様に安定していないのです。


最後に一番前のパネルを同様に作業致します。
古ハガキを挟めたまま前側のクリアランスを調整して同じクリアランスで収まる様に致しました。
ただ少し違ったのは自作のパネルの裏側が少し奇麗でなかったのでリューターやペーパーを使って少し仕上げておきました。
最終的にはカウルの内側も奇麗に仕上げるつもりなんですよ。


全部のパネルの位置関係が決まったら各面の擦り合わせを行ないます。
まあ、元々同じ一体のボディだったので合わないはずは無いのですがやはり少しずつ狂いが出ておりましてペーパーが当たる所当たらない所が出て来ます。
画像ではコクピット後部の黒くなった部分はメタルの粉が溜まっていている部分でしてここはペーパーが当たらず凹んでいる部分です。


全体はこんな感じですね。
面出しを行なう場合は適当な大きさの木片にペーパーを貼付けて削ります。
ペーパーのみで研磨をすると全体が当たってしまいますのでどこが凹んでいるのかよくわからなくなってしまいます。