Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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今日も雨だよ~なんか梅雨に逆戻りしたみたいだね~。

2014-08-26 22:37:43 | Vincent Black Shadow
今日も雨が降っています、8月10日以降ずっと雨が降っている感じがしますね。
今年の梅雨の時でもこんなには降らなかった様な気がします。
酷い夏ですね・・・・全然夏らしくないです。
秋の虫もこの所静かですね・・・これも雨のせいかしら・・・。

さて、この所ずっとビンセントブラックシャドウを作っているのですが、時間がかかるのには訳が有ります。
このバイクの構造がかなり特殊な構造なのでその構造を調べないと一つの部品でもその形にする事が出来ないのです。
しかもその名前の通りブラックの個体が多いので細かな部分の画像が綺麗に写っていないのです、つまり細かな部分が把握し難いのです。
なので調べるのも時間がかかりますし作るのも時間がかかる、一日作業をしてたったこれだけですか?と自分自身思ってしまう事もまま有ります。
今日もそんな状態ですね。
まずは0.5mmの真鍮板の小片を2枚重ねです、ここからナニが出来るのか・・・!?

この部品が分りますでしょうか?
この部品はフロントブレーキのレバーですね。
六角ナットはアドラーズネストの六角ボルトです。

次はフロントフォークの前側に有るブレーキの作動の為のロッドのステーを取り付ける為の穴ですね。
ついている車体と無い車体も存在している様ですが・・・有った方が楽なんで・・・。

ステーはコチラです。
かなり細い物なので飛ばしたらほぼ確実に作り直した方が早い代物!

最初に作ったフロントブレーキのレバーをドラムブレーキに付けまして、0.3mmの洋白線をロッドにします。上側のステーに通しておけば接着が楽ですね。

この左右のロッドは何かしらの方法で連結されていないといけません、そう思う理由は右のブレーキレバーから出てくるワイヤーがどうやら1本らしいのです。
ですから1本のワイヤーで左右のブレーキドラムに作用させるならどこかでつながっていないといけないはず・・・。丹念に画像を探すとこんなロッドで結ばれている事が判明!

細いロッドの上側には微調整用のツマミが付いています、左側のツマミにはブレーキレバーからのワイヤーがつながる部分が余分に付いています。

ライトのレンズですが、キットの物は臨場感が無い形状でしてレンズカットも不明瞭な物でした。
タイヤを取る為にバイクのミニカーを分解しましたが意外と良い感じのライトレンズが付いていまして外径を削って合わせる事にしました。

外形を合わせて削りましてこんな感じに付きます・・・・まだ接着をしていませんので乗っているだけです。

旋盤で細かな部品を挽き出しましたこれは?
先に正解を書きましょうかね・・・
ブレーキドラムからタイヤの回転を取り出す部分です。
取り出しのワイヤーの方向を変える為に少しだけ複雑な形状をしています。
この部品にU型に凹みをつけて真鍮パイプをハンダ付けします。

取り付けるとこんな感じです。
この部品はインストには説明が有るのですが、形状がダルでどの部品か判断がつかないか始めから入って居なかったのかもしれません。
このキットはかなり欠品が有る様な気がするのです。

同じ様な部品がメーターの裏にも付きます、これが無い場合はワイヤーが真っ直ぐに前方に出て来る為にライトケースが邪魔になります。
だからこの部品でワイヤーが出てゆく方向を変えている訳です。

Meri Kits Alfa Romeo GTV Rally Montecalo 1973

2014-08-26 22:37:11 | 最近手に入れたキットのご紹介
少し先なのですがアルファロメオGTAのエンジン付きモデルをご依頼頂いております。
ベースはレジンキットの予定だったのですがヤフオクでメタルのアルファロメオが出品されているのを見てついつい落札してしまいました。
今まで余り見た事が無かったメタルキットのアルファロメオですが・・・
出来るなら段付きと言われた初期型の物がよかったのですがこのキットは残念ながら1750GTV以降の段無しと言われるタイプのボディでした。
まあ無いなら無いで作れば良いのでその作業が行ないやすいのがメタルの良い所ですね。
まあレジンでもパテを盛って作り直しておいて真空で再キャストすれば何とでもなりますが・・・

ところが商品が届いてみると途中で運送屋さんが落としたらしくルーフがつぶれてしまっていました。
まあ不注意で落下と言う事はたまには有るのですが・・・
落下してピラーが歪んだボディはこんな感じです
普通の方がご覧になったらちょっとガッカリされるかもしれませんが、私は余り気にしません。

そこで・・・・・・・・・クイクイっと!
直っちゃいました!!!
こんな場合はフロントウインドの対角線で寸法を測って同じ数値になる様にしますとだいたいOKですね。

画像とは反対側のサイドウインドウの中央部の細いピラーは無くなってしまいましたがそんな物は後で作れば良いですね。
AピラーからCピラーにつながるレインドリップの一部が少し変形していますがこれは製作時に真鍮か洋白で作り直しますので問題にはならないでしょう。

真上から見ても・・・大丈夫そうです。

ルーフがつぶれた時には注意深く観察をします。
どちらから力がかかったのか良く観察しないといけません・・・
力がかかった方向と反対に力を掛ければだいたい上手く直ります、ただ一度曲がった部分は柔らかくなりますので曲がりやすくなりますから注意が必要ですね。
これで製作が決まってメタルのボディを使う事が出来そうですね。