Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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新たな修理が・・・始まります

2017-12-12 21:00:41 | その他
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本日は多分福島で一泊していると思いますので予約投稿ですね。
福島は寒いのかな?山陰も結構寒いけど・・・どうなんでしょうか?

さて本日の予約投稿はMRコレクションのウラカンの塗り替えと言うか実車に合わせた加工という事ですね。
ポルシェを作る前から作っている間にも沢山の修理をご依頼頂いております・・・今から頑張っても年内に終わらない位の修理が山積み何ですよ・・・
ミニカーの修理なんて誰もやらないのかな〜??他に頼む所って無いのかな・・・?

東京の某自動車屋さんからこんな状態で送られてきました・・・
なかなか高級そうですね〜さすがMRコレクションです

まず最初はアクリルケースの養生をしておきましょう
何の気無しに触って汚しても困りますし・・・傷が付いたらもっと困ります。
預かり物なので・・・気を使いますね。

はい、はい、早速分解します。
ベースから外す為にはベースの裏側に有るネジを緩めなければなりませんが下側にカバーがされていてそのままでは緩まないのです。
大きなカッターを使って一番下側のカバーを切る様に外します。
せっかくの起毛の展示ベースが・・・(汗)
でも心配は要りませんこうしないと作業が進まないから・・・気にせずに分解です。

接着を外しますとこんな感じ・・・
舞台裏を見てしまった感じがします・・・(笑)
でもこの構造のお陰で再び分解する事が出来ますから有り難や、有り難や!(笑)

よく見ますとボディが収縮したのかリアウインドウが浮いていますね
マスキングをして塗り直しだけで済むかな〜なんて思っていましたが・・・この部分は一旦外して塗装してから再び取付けになりますね。

シャーシの裏板を外しました
ビスは8本で止まっているだけですので簡単ですね・・・
しかし裏板がレジンでした・・・
よく割れたり曲がったりしない物ですね〜

ナンバープレートもお客様の物に付け直しますのでプレートを取り外しました
接着剤で影響が有ったのか接着剤の付いていた部分の塗装が波が立った様になっていますね。

エナメルシンナーを隙間に流し込んでおきましてウインドウを外しました

疲れたのかウラカンは石油ファンヒーターの前で寝ています
まあ東京から遠路はるばる来られたのですから疲れたのかもしれませんね

嘘です
ウラカンはタイヤとホイールを外したいのでシャフトを外す為にファンヒーターの熱で暖めていたのです
大体このタイプの完成品はグルーガンでシャフトを止めていますから暖めてやれば簡単に外れます。
この場合内装の部品もグルーが溶けてしまって部品が動きますからシャーシの板をビス止めしておさえておくのが良いですね
回り道ですが後で困らない様にね・・・

既に足回りはバラバラですね

ついでにマフラーのエンドパイプも色が違うらしいので外します・・・
ここはエナメルシンナーで接着剤を溶かして外しました・・・



帰ってからこの作業を続けますがミニカーが届いたその日にこんなにバラバラになってしまいました・・・鮮やかな物でしょ!?遠慮はしませんよ(笑)
この加工は最短の納期で依頼を頂きましたので・・・何日かかるかな??