Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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シートベルトを作りました

2022-04-24 20:47:55 | Ferrari 488 Pista Piloti

本日の山陰は朝のうちは曇りで少しどんよりした感じだったのですが、午後からは急速に天気が回復しまして晴れて暑かったです。
山陽方面は雨の予報だったとおもいますが・・・どうだったんでしょうね?
確かところに寄っては酷い降り方をするような感じだったのですが・・・。

家内に頼まれて畑のレタスを収穫していましたら・・・目に入りました。
何と先日花が咲いたプラムの小さな実がなっていました。
一見しますと葉っぱと同じ色なのでわかりにくいですが・・・結構な数の実が付いています。
この中で何個立派なプラムに成長してくれるのでしょう・・・今から楽しみですね。

今日も出勤して一番は薪割りです・・・まだ終わりません(滝汗!!)
今日割ったのは桜の木でして・・・鳥取県米子市淀江町にあった大石自動車さんから頂いたものです。
ここの社長さんは私が大学生時代からの知り合いでしてホンダS600をお持ちだったのです。
残念ながら数年前に大石さんは亡くなってしまいましたがいただいた桜の木はず〜っとガレージの中で保管してありました。
昨年大雨が降った時にガレージの中が水没してしまったのは何度か書きましたがこの桜の木も濡れてしまいまして・・・そろそろ割って燻製に使う準備をしようということで・・・割っています。
乾燥してしまった桜はかなり硬くて薪割り機も苦労していましたが・・・チェーンソーで切り込みを入れてやりますと何とか割れてくれました。
あとは積んで乾燥させるだけです。

朝一番で私が薪割りをしている間に(気が付かなかったんです)何やらクロネコさんが持ってこられました。
今日は何も届く予定ではなかったので??
だったのですが・・・。
1週間ほど前にご相談をいただいていたミニカーでした。
某自動車屋さんからのご相談でダッシュボードの色が違っていたらしいのです。

とりあえず荷物が到着したことをご連絡しておきました・・・

そういえば・・・このミニカーにはお客さまがいらっしゃって確かお急ぎだったはず・・・。
悠長に薪割りをしている場合じゃなかったですね。
事前に送られたのがわかっていたら・・・薪割りせずに作業にかかったのに(笑)
こりゃあ急がなきゃ!!

車はこちらですね・・・MRコレクション製の1/18ランボルギーニアベンタドールSV J!!
まあこれはこれで格好がいいですよね。

ダッシュボードの一部分を塗り替えてほしいというご依頼なのですが、その部分だけ塗り替えるにもほぼ全部を分解しないといけません。
早速、裏板を外します。
ビスを3本外しただけでは取れません(運が良ければ外れますが・・・)接着されている部分があるのです。
しかもリアのディフューザーの部分を外さないと内装が外れませんね。
カーボンデカールが貼られてクリアーコートまでしてありますからこれが割れてしまうと大変なことになります。

それでも外さないと仕事になりませんからエナメルシンナーを筆につけて流しておきまして・・・
15分ほど放置しておきます。
ゴム系接着剤なら少しは緩んでくるはずです。
良かったわ〜!!
無事に外れました。

でも一難去ってまた一難!!
リアのシャフトを外さないとコクピットのパーツが取れません・・・。

再びエナメルシンナーを流して15分ほど放置しておきます。
やっとコクピットの部分が外れました。
続いてドアの内装を左右とも外します。
そしてやっとダッシュボードが外れました・・・
室内部分に下側のホイールが見えるのがわかりますよね。

ダッシュボードからステアリングやメータークラスターなど外せるものは全部外します。

これでやっと塗装が進められます。
まずは色合わせですね。
ダッシュボードはセンターコンソールの白い部分と繋がっていますのでダッシュボードの白もこのセンターコンソールに合わせなければなりません。
下の写真でご覧いただくとわかりますが塗料瓶の白は何も混ぜてない白・・・つまり純白。
コンソールの白は少し肌色系の色が混ぜられていますね。

ホワイトを調色してサンプルを作り色味を確認します。
色味に問題がなかったら塗装します。
ホワイトは隠蔽力が弱いので一度に塗らず色味を確認しながら何度かに分けて塗ってゆきます。
ここではサフは使いません。
マスキングしてからサフを塗ってホワイトを塗りますとマスキングテープを剥がした時に元々のブラックとホワイトの間にグレーのサフが見えることがあるのです。

ダッシュボードのエアの吹き出し口をマスキングしてブラックを塗りました。
そして分解した時にわずかに傷がついてしまった部分などをタッチアップしまして塗装自体は完成ですね。

問題はダッシュボードにあるランボルギーニのエンブレムですね。
と言うのも最近のミニカーはエッチングではなく安いメタルインレットを使っているのです。
なので剥がすとバラバラになってしまいます。
それならそれで先日スカイラインのエンブレムを作ったようにクローム調のデカールを作ればいいのですが、今回はちょうど良い大きさのエッチングを持っていましたのでそれを使いましょう。

ミニカーでは白と黒の塗り分け部分に近い所に貼られていましたが・・・
実車写真を確認しますと意外と上の方だったので実車と同じ部分に貼っておきます。

これであとは組み立てるだけですね。

ダッシュボードを取り付けました。
一部分が白くなっただけでも随分雰囲気が違いますよね〜。

ドアの内装を取り付けました。
この車・・・本当にカーボンだらけなんですね。
分解のリスクが大きいミニカーですね。
壊したり傷がつきますと・・・修復不能ですね。

内装を取り付けました。
残るはリアのディフューザーとシャーシの裏板くらいかな・・・。

このまま一晩置いておきまして明日は確認して台に戻して発送ですね・・・。

さてここからは今日の本業です。
手作りの手芸屋さんから私宛に(家内宛ではない)何やら封筒が届きました。
遂に手芸でも始めたのか??
いやいやそんな訳はありません、今以上に忙しくなってしまいますからね。

でもこの郵便物には私、心当たりがあったんです(笑)

中身はこれなんです・・・わかりますか?
リボンです・・・やっぱり手芸を始めたのかって・・・いやだから違うんだってば・・・(笑)

でもこのリボンですが1mだけ買ったのですが74円(73円だったかな!?)で送料が300円・・・普通郵便では対応してないのだそうで・・・まあそうだよね荷物がつかないとクレームが来たらいやだもんね〜。

488のシートベルトを作るのです。
このミニカーにもシートベルトは付いていたのですが、幅が狭い2.0mmのリボンがついていました。しかもご丁寧に4点式のシートベルトなんですよね。
まず、シートベルトの幅が狭すぎます、そんなに細いベルトではぶつかった時にベルトが肩に食い込んで痛いです。
しかもこの車はロードカーなので通常の3点式のシートベルトが取り付けられているのです。
だからやり直しなんですね。

Bピラーの部分にエッチング製の金具をつけて先ほど届いたベルトを通します。

シャーシのシートの脇に穴をあけましてシートベルトを通します。
そしてコクピットの部分を固定してシートベルトを引っ張りますと・・・
こんな感じで3点式シートベルトの完成ですね。

シートベルトが付きますと・・・いよいよ仮組み台にボディを固定できます。
488ピスタに合わせて仮組み台に穴をあけまして・・・やっと固定です。
これでボディをペタペタ触らなくて良くなりますね。

今日は修理品の見積もりを仕上げようかと思っていましたが・・・見積もりまで到達できませんでした。
明日は大丈夫かな!!??

明日はゴールデンアローを進めます。