Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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エッチングが届きました

2013-06-25 21:52:12 | Ferrari312T2
今日も曇りで湿度の多い梅雨らしい天気でした。
地元の天気予報(予想?)では当分雨が降らないと言っていますが夜の天気予報では明日は終日雨という事になっています、一体どっちを信じれば良いんでしょう?
畑作業をしている私としてはかなり大きな問題なんですよ。

さてタイトルにも有りますがエッチングが届きました。
これはこの2~3作で使う物を1枚のエッチングで準備した物です、近日中にもう一枚ステンレス素材の物が届くはずですが真鍮製が先になりましたね。
画像に写っているのは右側がマイバッハ関連の物でこれからメッキに出す予定です、出す場合にはグリルやバンパーも一緒に出したいのでリアバンパーの気になる部分を直してから出す事になりそうですね。
左側は以前お客様がクラシックカー関係に使うフリクションダンパーのエッチングを作って送って頂きました、それを使うとかなり良かったのでデータを送って頂き同じ様な物を作ってみました・・・。
エッチングが届きましたからこれでストップしていたタイヤやスリットなどの部分の製作が再開出来ますよ・・・絶妙なタイミングですね。


さて製作は届いたばかりのエッチングを棚に仕舞っておいて312T2に移ります。
今日はいよいよ少々面倒な部分です、その部分とは丁度ドライバーが座る部分でして複雑な曲げと理解が難しい形状で少し考えないとどの様に組み合わせたら良いのかわからない部分なのです。
座の部分とその両サイドは一体で設計されていますのでその折り曲げる角度とかはなかなかわかり難いのですが寸法は綺麗に出ていましてこの辺りの設計の腕前は手慣れた物を感じますね。
寸法的には何一つ間違っていません。

ハンダ付けは最初にポイントポイントで行いまして間違っていたら温めたコテを当てて分解又は微調整をしますと楽に組み立てる事が出来ます。

「設計に手慣れた」と言う部分はこんな部分にも現れています。
シャーシのサイドパネルにサスペンションのステーが出ていますがこれはエッチングをコの字型に曲げるとサイドパネルの穴から丁度表に出て来る設計でして平行の具合などはバッチリですね。
部品としての精度や強度はこれ以上のぞめませんね。

この様なエッチングのパネルをハンダ付けする時にはまずあてがってみてその先の作業に対して問題が無いのか確認をしながら製作を進める事になりますこの画像を見た時に次の作業を変更する事を決めました。
インストによるとこのサイドパネルを取付ける事になりますが、この作業をしてしまうとシャーシを展示ベースに止める為のナットをハンダ付けする作業が出来なくなってしまいます。
本来なら最初の部分でキット専用のナット(つまりビスも専用品を使う様になります)をここにハンダ付けする事になっていましたがナットを普通の市販の2Mの物を使いたかったので他に干渉する物が無いか確認する為にこのタイミングまでナットの取り付けを遅らしていました。どうやら干渉する物は無さそうなのでこのタイミングでナットをハンダ付けする事にしました。

普通の2Mのナットはいささか大きいですね・・・。

ナットを取付けた後でサイドパネルをハンダ付けしました。
画像を撮影した後最後に腐食防止に水洗いをしておきました・・・


今日は意外と作業が進んでいません、理由は明日雨が降りそうなので本日芝刈りの準備だけを午前中に済ませてしまいました、そして午後からは製作を・・・と思っていましたが某企画会議をすっかり忘れていまして1時間程遅刻をして駆けつけました・・・そのまま夕方まで会議だったので・・・まあ忙しい時には重なる物です。
明日は忘れない様にSAアペルタを進めなければなりませんね(笑)

天気が回復したようです・・・暑くなるのかな??

2013-06-24 21:30:26 | Lotus Seven S2
今日の山陰は天気が回復して来まして少々蒸し暑い気候になりましたね。
当初は明日くらいからまた雨の模様でしたがどうやら雨は降らないようですね、どうやら暑くなりそうな感じです。外の仕事も有りますのでほどほどな暑さでお願いしたい物です・・・本日最初の仕事は畑の周りの草刈りから始まりました・・・雨が降って草が伸びて来ましたからご近所に迷惑がかからない様に早めの草刈りです。

製作はスーパーセブンの製作を進める事にいたします。
本日はコクピットの中側の製作をしたいので外してあった床板を取付ける所から始めます。
取付けるにはシャーシを展示ベースに取付ける為のビス穴、そしてセンタートンネルとミッションをシャーシにとめる為の極小ビスを回避する為の穴を床板に開けなければなりません・・・それぞれの加工をしてから床板を取付けました。

キットにはシートの外側に内装とも言えるパネルがエッチングで準備されていますので切って貼るだけで・・・終わるはずはないですね。
まず形状が合わない・・・シャーシを変更しているので当然と言えばそうなのですが前側の部分が少し寸法が足らないですね・・・大きいのは削れば良いのですが・・・小さいのはどうしましょうか??

このエッチングは洋白板ですので同じ素材の同じ板厚の物をハンダ付けしてやる事にしました。
丁度良い事に実車のこの部分は板にレザーが貼ってある様なので塗装によって再現されますのでハンダ付けをしても大丈夫な訳です。

削っています。
ハンダ付けをすると少し盛り上がりますので削ります面を出さなければなりませんので木片にペーパーを付けた物で削ります。

後ろ側のRの部分も後ろ側は丁度良いけど前側は少し大きめで削り合わせが必要でした。
何度か削っては合わせ削っては合わせを繰り返しています。

フレームよりも少し小さめにする事にいたしました、これはボディカラーがグリーン内装がレッドかブラックになる為に外側から内装色が見えるのは少々興ざめですからね。

次はシートを加工します。
いきなり加工するのには訳が有ります、このシートの周りにはパイピングが施されていますのでキットでも立派で太いパイピングが施されていまして余りにも大げさなので削り落としてしまいました。

次に少しクッションがよく見える様に角の部分を丸く落としております。この部分にパイピングを追加してやればキットのままでは座り心地が悪そうなのですがこれだけ加工してやると少しはお尻が楽になるはず・・・。

下側のクッションもセンタートンネルに近い部分に補強が有りますのでこれの逃げを作ってやります。

こちらもパイピングを削り角を丸く仕上げてやれば少しだけ柔らかそうなシートに早替わりしますね。

見る角度を少し変えてやると座面の前後長を少し短くしているのがわかりますね、キットのままでは余りにも長過ぎて足が入らない様な気がしましたので調整をしています。

1/12と1/24の比較じゃないですよ(笑)
1/24と1/43です・・・

今日はグリルだけで精一杯でした!

2013-06-23 21:54:04 | Maybach Zeppelin
今日は雨がぱらつく梅雨らしい天気でした。
この所ずっとこんな天気が続いていますが時期が時期ですからこれで良いのでしょう。

今日の製作はマイバッハですがグリルのスリットでまたまたつまずいています・・・(汗)
真鍮線のスリットを微調整して並べてハンダ付けするのはなかなか難しい作業でして朝からずっとこの作業を行っていますが、3本程並べるとどうもバラバラなのが目立ってしまいます。
もう一度解いてやり直しを何度も繰り返しております。
今回の問題点は左右の並びもですが線自体にRが付いているのでそちらの調整もなかなか難しいのです。
そこでRの調整は何とか別にならないかと考えてみました。
例えば下側をハンダで先にとめます。
もちろん左右に並びはこの時に間隔を調整しておく必要が有ります上側は少し長めにしておいて曲げを直しながらRを調整して行く方法です。
しかしこの方法には問題が有りましてグリルの上側に等間隔で穴を開け無くてはならない事です。
巧くいくか全く自信が有りませんがとにかくやってみます。

上側は穴に通して少し線を長めにしていますので長さとか左右はほんの僅かに調整する事が出来ます。
線の光り方からバランスの良く無い部分が有りますね・・・気にはなりますが全ての線を同じ様に通してとめるまで頑張りましょう・・・ダメならやり直せば良いのです・・・こんな場合途中で投げ出すのが一番良くない事を私の経験上知っています。

とりあえず全ての線をハンダ付けする事が出来ました・・・上手く微調整出来るでしょうか??

出来る限り微調整をしてみました・・・どうかな??

光っていないとそれらしく見えないのでバフをかけてみました

まあメッキをしてみないとよくわからないけど・・・これで進めてみましょうか・・・
どうしてもスリットを線で作ってみたいんですよねエッチングの方が楽かもしれないけど・・・この部分は板ではどうも雰囲気が違うんですよね・・・。
なかなか悩みますね・・・・・(笑)

今更ながらタメオは凄いと思う!

2013-06-22 20:22:34 | Maybach Zeppelin
今日は梅雨の中休みだったのか天気は曇り時々晴れで少し梅雨らしく蒸し暑い感じでしたね。
畑ではまだ土の中に水分が十分に有りましていい感じでしたね。
ついでに昨年のトマトのこぼれ種が発芽していたのでトマトの苗として空いた畑に15本程植えておきました。

一昨日キャストした時にフェラーリ312T2のFRP製部品にもエポキシ樹脂を流しておきました。
うかつな事にゴム型の上に有った余分の樹脂を捨てておかなかった物だからこんなに厚い透明樹脂のかたまりが出来てしまいました。
おまけにシリコン型に食い付いてなかなか外れません(笑)

少し力を入れて分解すると何とか脱型する事が出来ました。
メタルの表面を磨いてなかったので完全の透明では無く磨りガラスの様な感じで半透明ですね、まあこの上に塗装をしてFRPの様な風合いを出しますので完全に透明でなくても全くかまいませんむしろこの方がそれらしいという物です。

余分なバリを切って整形してみました・・・量産をするならこれくらい一気に作らないといけないのですが今回は量産は考えてなくて一つ一つを丁寧に作りたかったのでこんな感じにしました・・・。

インダクションボックスを作りかけのエンジン部分に装着してみました・・・色が半透明なので質感は今一歩ですが・・・明日はファンネルとフランジを付けてみようかな・・・もっと形状がよくわかる様に思います。

次はロールバーの製作です。
キットでは鉄製?の部品が付いていますがこの部分は洋白線の方がハンダ付けに対しては楽ですから同じ線径の0.8mmの洋白線を使って作り直しておきます。

補強のバーをハンダ付けします。

斜め後ろの補強もエンジン本体にあわせてハンダ付けします。
接続部は針ヤスリをつかって削ってあわせておきます。

リアサスペンションを前側から引っ張るテンションロッドは長さ調節用の六角ナットを鉄道模型用の部品で追加しておきます、僅かな事ですがこれがまた良い感じになるのです。

これでエンジン周りの仮組は一段落しました、次はこのキット独特(?)のアルミモノコックフレームの再現でエッチング板の組み合わせによるフレーム製作になります。
モノコックの床板に補強のパネルをハンダ付けします、タメオのインストには接着とかハンダ付けとか書いてないのですが強度の面からハンダ付けを推奨します。
まあ不得意な方は接着で組み立てれば余り問題は無いかと思います。

どんどんパネルを取付けてゆきます。

今日の作業はここまで・・・と思ったらハンダ付けの為にフラックスを使っていますので水で洗い流しておきます、この作業をしないと数日で緑青が出て来ます、腐食防止に洗浄は欠かせませんよ(笑)

せっかくなのでエンジンを装着してみます・・・なんと格好良い・・・


このキット最初はやたらとエッチングの部品が多いと思っていましたが決して組めない構造じゃなくてキッチリと組める構造である事またその表現は繊細かつ最良のバランスを持っているので最近でている国産のフルディティールキットの様に組めるのか組めないのか良くわからない物とは違うな~と思います。
この辺りがタメオの凄い所なんですね。

今日は本格的にスーパーセブンS2を進めます

2013-06-21 20:58:09 | Lotus Seven S2
今日の雨はシトシト降っていたかと思ったらザーッとくる様な降り方で予想がつかない様な降り方でしたね。
まあ台風4号も温帯低気圧になった様でこれくらいならそう危なくもないのでしょう・・・山陰は水害を免れたのかな??
まあ油断は大敵かもしれませんが・・・。

さて制作の方は昨日カテゴリーを無理矢理にスーパーセブンにしたのであのキャスティングだけの状態で次のフェラーリ312T2という訳にもいかないですね、引き続きスーパーセブンを進めます。
まずは昨日キャスティングしたレジンのパーツをレジンウォッシュで洗浄します。
まあこのままではシリコンがあちこちについてしまいますので何は無くても洗浄が必要ですね。
312T2用のタイヤの原型も一緒に洗浄してしまいます。

ノーズコーンはキャスティング用のピンを切って今まで制作しておいたシャーシに当ててみますがこのままでは付く訳も無いですね、あちらこちらが当たってしまい指を離すと外れてしまいます。
でも雰囲気はなかなか良い様ですね。

元キットのノーズコーンとCam製のスーパーセブンのノーズコーンを比較してみます。
元キットの物は幅が少し小さ過ぎてこれではスーパーセブンじゃなくてミツオカみたいに見えるのは私だけでしょうか??
Cam製のスーパーセブンのキットがかっこいいですね、おまけにノーズのメッシュグリルを取り付ける為の段もきちんと作られているのでこちらの方が断然いいですね。

ノーズコーンの内側をシャーシの各部が当たらない様に削ってゆきます。レジンなので強度が無いから気を付けて削らないと指を怪我しそうですね・・・。

ノーズコーンの後ろ側に0.5mmのピンを植えておきます。
このピンをシャーシの一部に引っ掛けてノーズをシャーシに固定しようと考えています多分ノーズコーンは固定になる予定なので位置さえ決まればいいと思います。

シャーシに取り付けてみるとこんな感じです・・・
まるであつらえたかの様にピッタリと嵌りますね。
ロアアームの前側はきちんとノーズコーンの切り欠きから出ているのがわかりますね。
感じからするとサスペンションが出ている部分のカエリが少し大きめの様ですねどこかの時点で少し削ってやった方が実車に近いですね。

ノーズが付くとボンネットを取り付けてみたくなるのが人間という物でしょう・・・
キットの物では前後長が少し短い様ですね、塗裝で埋まる事を考えてもまだ短い・・・です。
やはりここも作り直しが必要ですね。

ウ~ン1.8mmくらい短いのかな??このボンネットは当初幅は詰めましたが全長はいじっていないと思いますので元々短いのかな??
それともノーズコーンが長かったのでしょうか???

ボンネットを自作しますが素材は・・・
今回私が選んだのは0.3mmの洋白板です。
アルミでも良いのですが後でハンダ付けをしなければならなくなったらアルミでは困りますよね。
また後で塗裝をしますから真鍮板でも良いのですがスーパーセブンの場合は裏側は塗ってない事も有りまして・・・そんな場合は金属色で銀色だと無塗装でもいけるのでここは高価だけど洋白板に致しました。

上の画像ではさっと曲げただけの物ですからボディに合うはずも無いのですがこれをなるべくボディと一体になる様に修正を加えつつ・・・
30分程でこれくらい修正する事が出来ます・・・まだまだ完璧じゃないですが・・・。

ノーズの形状とボンネットの形状がピタリと合う様に細かな修正をしてゆきます・・・ここは大変時間がかかる部分ですがボンネットは0.3mmの板一枚なので誤差はその範囲で収めなければなりません。

ボンネットとシャーシの当たる部分は0.3mmの幅しか無いのですがこの部分が0.3mmでは後々購入されたお客様もお困りになるでしょうからボンネットの下側に1.0mmの洋白角線をハンダ付けします、本来なら板厚が0.3mm有りますので0.8mm角線を使ってもこの部分の当りが1.1mm出来ますが余り繊細な事をすると苦労されるのはお客様ですからね。特注の品ならお客様に聞いてみても良いのですがショップ店頭での販売を前提ですからどなたの元に行くか今の時点ではわからない訳ですから余り無理の無い様にしておきます。

次に先ほど取り付けた角線に0.2mm厚の幅0.8mmの帯金をハンダ付けしてボンネット固定用のピンにします。
このピンはそのシャーシの構造から左右で若干位置が違えてあります。
同じ場所では留められないのです・・・。

先ほどの止めを使ってシャーシに取り付けてみました。。。なかなかスッキリとまとまった様な気がしますね。

リアのトノカバーも左右のサイズを広げて整形してあります・・・早速取り付けてみましょう。

今日は制作が進みましたね、予定通り進むと嬉しい物です。
明日は312T2を進めますよ!