Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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MODELART111 ref.12 コブラ デイトナ クーペ #CSX2299 Le Mans & Tour de France

2017-04-26 21:56:21 | その他
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本日の山陰は朝からず〜っと雨が降っていました。
昨夜は夜中に結構な大雨だったらしく雨の音で目が覚めました。
そんな中ですが少し遅めの出勤は今や定休日の定番ですね。
お昼まで少し時間があったのでオクラの種まきと唐辛子の種を蒔きました。
この唐辛子というのが問題でして午後から夜お風呂に入るまで指がヒリヒリしていました。
唐辛子・・・
恐るべし!(笑)

午後からは明日から始まる「模型で楽しむ速度記録車」の準備をしていました
お客様からお預かりしている貴重なコレクションを一堂に展示しようという試みでして、珍しい形の速度記録車をご覧いただこうという思います。
車の名前や特徴を説明するプレートを作ったり必要な部分には手を入れたりとなかなか大変でした。
まだ10台くらい補修が必要なものだったり木製ベースに止めたりしなければならないものがありますし、全てが並ばないので1ヶ月の期間の途中で入れ替えをしたいと思います。

会場の中(といっても当ギャラリーは小さなものなので・・・)は往年のレコードカーが並びました。
ゆっくりご覧いただきたいですね。




さて本日の本題です
キットのご紹介ですがこれは私なら・・・という個人的な感想ですのでお間違えのない様にお願いいたします。
昨年からず〜〜っと待っていたものが到着しました
箱は意外と小さいですね・・・大きいと送料が高くなりますからまあ当たり前かもしれません

そしてはこの表には・・・
もれなく課税通知書が・・・今回関税は結構来ましたね〜。
でも払わないと荷物が受け取れないから仕方がないですね。

このキットとともに昨年よりも数日遅れでこれも届きました
これで受付のお姉さんに無理を言わなくてもよくなりました・・・(笑)


さてさてキットです。
今回たったのこれだけしか買っていません・・・

箱を開けるためには封をしてある部分をカットしないといけません
ちょっともったいないのですが・・・自分用はお店の方で見本になりますから仕方がないですよね。

デカールは今回きちんと紙に挟んでありました・・・前はインストに挟んであったので湿度が上がるとひっついてしまう可能性を指摘したのだけど・・・
どこかから聞こえたのでしょうか?
少し改善してありました・・・
でもツルツルした面を内側にしてもらうと良かったのにね・・・この通りツルツルした面が外側になっています。

紙を開きますと・・・

ボディを確認しました
後ろから見ますとこんな感じ・・・前側の画像は新入荷のキットのお知らせをご覧ください。
このキットはこの後ろ側の方に特徴があります

もっとよく見ますか?
左側がボディの後ろ側になりますがボディのテール部分の下側が別部品になっているのです。
確かにこの部分はホワイトメタルをキャストする場合のゴム型の抜けに問題があるので仕方のない処理でしょう。
問題はその分割ラインですね。
まあその問題は後にしてシャーシ側の新しい試みをごらんください
シャーシの裏側が平板ではなく凹みがありますね。

シャーシを上から見ますとこんな感じ。
リアウインドウの内側は別に内装があるかもしれませんね。

というのもリアウインドウの内側にこの様なシャーシを止めるステーが出ているのです。
この部分とシャーシの一番後ろ側の部分にネジ止めするのですがそのままだとリアウインドウの部分から止めねじが見えてしまうのです。

一番困るのはこれですかね・・・
ボディのテールの下側が別パーツなんです
確かに難しい処理をしなければならない部分なのですが・・・

この様な感じでボディの下側を取り付けることになります
この車はこのテールの部分がチャームポイントなのでここを綺麗に見せたいですよね
ということは両サイドはハンダ付けで中央部分はパテ処理がいいのかな。
理由は下側のエッジに外板1枚分の段が付いているのです。
ここをハンダ付けしてしまいますと後で削って整えるのが非常に大変なのです。


そこで自宅に置いていたニューコンとご対面です
自宅には1964年のLMと1965年のLMと2個ありました

ボディを真上から見ますとこんな感じです
ニューコンはフロント部分が少し絞られていますね、そしてMODELARTは全体に少し幅が広いですね、でもこれはAMRの伝統を引き継いでいるということですね。

後ろから見ますとこんな感じ
左がニューコン右がMODELARTです
MODELARTは両サイドにタイヤハウスの熱気を逃がすための穴が空いています、一方ニューコンは穴なしの車をモデル化しています。

フロントから見てもニューコンは少し幅が狭いですね

横から見ますがこの感じだと大きな雰囲気の違いはないかもしれません。

大きく違うのはやはりこのテール部分ですね

奥側がMODELARTですが下側の板が無いのでこれだけで判断はできませんがデイトナクーペの場合このお尻が上がっている部分がチャームポイントなので大切なんですよ。

フロント部分ですが手前側がMODELARTです
これだけ見ますとMODELARTはノーズが少し低い感じですね。


デイトナクーペは一台一台少しずつ違う部分があると思いますこのキットでどの車を作るのかで加工する部分が変わってくるのかもしれません。
ニューコンのキットがそう簡単に入手できない時代になっていますからメタルキットでデイトナクーペをと思われる方には最良の選択だと思うのです。
あ〜また楽しみなキットが増えてしまいましたね。

そうそう、ルフ氏もデイトナクーペはモデル化していません(ボディバックのキットは存在しています)のでAMR系でコレクションを統一するためにはこのキットが唯一の存在ですね

Meri Kis 1/43 Brabham BMW BT55 MonacoGP 1986

2017-04-25 21:44:47 | 最近手に入れたキットのご紹介
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本日の山陰は午前中はまずまずの天気でしたね、晴れてはいませんが曇りよりも空が明るかったような気がします。
午後からは天気予報通りに雨が降りましたが雷は遠くに聞こえますが雨も長くは続かず夕方には止んでしまいました。
明日は予報通り雨なのかな?晴れると良いですが・・・

さて本日はモデルアート111の新作キットのコブラデイトナクーペが届いたのだけど写真をアップしておくのを忘れてしまいました。
もうビールを飲んでしまっているのでアトリエまで行けず・・・(笑)
明日アップします、皆さんご期待下さい。

ということで本日は最近入手したキットのご紹介です
・・・と言っても最近じゃ無くなりつつあります。

本日のご紹介はMeri Kis 1/43 Brabham BMW BT55 MonacoGP 1986です
この車はホワイトとダークブルーのかっこいい一台なんですね。
BT55はエンジンがBMWだったんですね水冷4気筒+ターボ付きというレイアウトですね。
一時期流行りましたよね軽量でハイパワーなパワーユニットが・・・

キットはやはり古いものでして初期のタメオと同じパッケージでラベルがグリーン(タメオはオレンジ色でしたね)という古典パターンです。
MK71というナンバーの横にNo7340とありますがこれは一体何の番号なのでしょうか?
そう思って自宅にある古いメリキットを見ますとやっぱり何かしら番号が入っていますね、新しいキットにはないのですが・・・。

キットとしてはこんな感じです
ボディは当時の流行で結構幅広く平べったい感じですね
まるでインディカーみたいだと言うと少しオーバーかな・・・
しかし部品点数は少なめながらプロポーションモデルとしては十分なディティールですね
この車の場合ホワイトとダークブルーの綺麗な塗り分けで仕上げれば誰が何と言ってもブラバムに見えるでしょう(笑)

デカールはこちらです
ウ〜ン難しい判断なんですがブルーを塗ってホワイトはデカールにするのか・・・それともブルーもホワイトもマスキングして塗り直すのか・・・
どうしたら効果的に作れるのでしょうか・・・それは作る時のお楽しみですね。

エッチングはこれだけしか付いていません
これはホイールのディッシュの部分ですね
これを使うことで繊細な表現になると言うことなのでしょう。
今の標準では・・・表現力がちょっと不足するかもしれません。

インストの塗り分けの説明はこんな感じですね
デカールにホワイトが付いていますがこれは正解ですね。
ブラバムの場合このブルーの色にこだわりを持っていらっしゃる方が多いのですですからブルーの部分は調色して心ゆくまで色を混ぜるのが正解でしょう
これが決まりますと良い作品になるのではないかと思います。

塗装の準備

2017-04-24 21:57:42 | Ferrari F355
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今日はOMの仮組を解きましたがそれだけで仕事が終わるはずもありません。
F355の方も進めてゆきます。
このF355はご依頼者の方の愛車と同じものを・・・ということでご依頼をいただいていますがベースが完成品のミニカーなのでキットから作るのより簡単だと思われるかもしれませんが、実は大変何ですよ。
分解してみるとキットから作る方が簡単であることがわかります。
何故ならば塗装を剥がすところから始めなければならないのです。
そして分解するのもリスクがありますし接着剤の掃除をするのも全部余分な仕事です(笑)
お客様の車の資料画像を見てみますと内装は全部ブラックですからこの内側も塗り直しが必要なんですね。
塗り直しということになりますとついている部品を全部綺麗に外さなければなりませんからね〜。

内装は一応ブラックで塗ってみましたが、まだまだそう簡単に終わりません。

他の内装パーツとシャーシの板は塗装を剥がすためにクレオスのシンナーに浸けておきました。
間違えてもウレタンシンナーや工業シンナーに浸けてはダメですよ、レジンが弱ってしまいますから・・・。

そして塗料が溶けたら古歯ブラシで掃除して乾かします。
塗料が溶けたらなるべく早く引き上げて乾かすのがいいですね。

仮組を分解

2017-04-24 21:37:24 | OM Superba 1927
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今日も山陰は大変いい天気でしたね。
風は少し涼しかったですが、外で畑打ちをするとちょうどいい気温でした、なんとなくですが花粉の季節が過ぎたようでアレルギーもそう酷くなくなったような気がします。
まあアレルギーに関しては薬を処方してもらっていますからそのせいもあるかもしれませんが・・・。

模型関連の仕事をしていますと色々な相談を受けることがあります。
もちろん内容は模型に関してですが・・・人生相談くらいならOKですがお金の相談は貧乏人の私には無理です(笑)
今日はアイドロンのケースのやり直しについてご相談をいただきました、中古品として入手されたらしくケースに加工がしてあって気になるので交換したいと言うことなのです。
普通の中古品ならいざ知らず台座に手が入っているのでメイクアップさんでは修理ができないのです。

こんな場合によくご相談をいただきます(笑)
まるで「なんでも屋さん」といった雰囲気ですが困っておられるので・・・
仕方がないのでアクリル製の展示ベースの方はアクリル屋さんに見積もりをお願いします。
見積もりが出るまでしばらく時間がかかりますので少し待っていただきましょう。
ショーケースの中から同じケースを使っているモデルを出して来て採寸中です・・・。


さて制作の方はOMの仮組が一段落しましたので仮組を分解いたします。
タイヤなど樹脂の部分は取り外しておきます。
と・・・まあ準備は簡単なのですが、実は仮組を解いてからが問題なのです。
実は新しい事実が判明いたしました。
コクピット前方のフェアリングの部分がちょっと形状が違っていました。
当初はボディ一体のフェアリングと判断していましたが実は後で取り付けられたらしく、フェアリングの上側にはラインがないことが発覚したのです。
と言うことになりますとダッシュボードの上側は元々のボディラインでその下にメーターパネルがついていると言うことになりますよね。
ですからここの形状が全部違ってくるのです。
ですからこの部分は仮組を解いてもう一度やり直しということになるのです。
問題はダッシュボードだけではなくウインドスクリーンやステアリングシャフトの角度まで変わってくる恐れがあります。

いくつか他にも直さなければならない部分もありますから・・・とりあえず仮組を解くためにアセトンに浸けています。
仮組を解くためには力技で部品を外すのはNGですからね、ここはゆっくりと待ちます。

マフラーの再制作

2017-04-23 22:15:56 | OM Superba 1927
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昨日は大変失礼いたしました、何しろ帰ったのが遅くて・・・しかもアルコールが入っておりまして更新を間違えてしまうとはいささか飲みすぎました(笑)
昨日飲んだ原因はこれです(笑)
安来市文化協会の理事をしているのですが会員の方が本を自費出版されたのでその祝賀会に招かれました。
夕方結構早い時間から飲んでいましたので酔いが回ってしまいました。
その新しく出版された本はコレです。

安来市以外にお住いの方には全く関係のない本なのですが古き良き時代の安来市のことが書かれています。
まだ全部は読んでいませんが・・・あと5mmほどなんですが・・・
本来ながら記念祝賀会までに全部読破してから祝賀会に臨むべきなのですが・・・なかなか全部は読めません(笑)
その後同級生と2次回に行きまして盛り上がってしまったという顛末でした。

さて今日の山陰は大変天気が良くて降水確率も0%でした
ただし風は少し冷たくて窓を開けますと少し寒いくらいです、まだ早春か?という感じでしたね。
このところ大変忙しいので外仕事は無しでいきなり仕事を始めます。

本日の最初の仕事はCafeのお客様に出すギャラリーのイベント案内葉書の印刷です。
と言っても五月のイベントは皆様にも少し興味のあるものではないかと思います。
私のお客様にSSさんという方がいらっしゃるのですがこの方がずいぶん長い間かかってヨーロッパから直接お買いになられたメーカー完成品のレコードブレーカーを展示いたします。
4月27日から5月29日まで1ヶ月間開催いたします。
当時海外から直接お買いになられるのは相当のご苦労があったと思いますが・・・形状の面白いレコードブレーカーを楽しんでいただければ幸いですね。

昨日作った床下の膨らみ部分に真鍮板を追加します。
この部分は実車の形状が不明ながらもう少し下側に出っ張っていた方が感じが良いのではないかと思いまして少し真鍮板を付け足して下側に下げています。

車体に取り付けてみますとこんな感じでぴったりなんですね。
これだけで見ますと良いのか悪いのかよくわからないのですが・・・自分の目を信じましょう。

次はマフラーの製作です
最初に作ったのはキットのものを基本にシャープな形状にしたものだったのですが・・・
なかなか細かな部分まで理解できるだけの資料がないのですが、ご依頼者の方が写真をいろいろ送っていただいたおかげで大体の印象がつかめてきました。
メインの部分は直径が3.5mmで片側だけフランジがついています。
そのフランジに4分割して0.5mmの穴を開けておきました。
模型的には上記の通りなのですが実車はどうなのかと言いますと・・・
想像なんですがこのマフラーはフランジでボルト留めされていますからおそらく鋳物でできていたのではないかと思われます。
今なら鉄板を溶接でというのが一般的なのですが当時鉄の鋳物の溶接はその温度管理や溶接の熱による膨張収縮などの問題がありまして難しかったはずなのです。
ということは大変重たかったんでしょうね・・・。

そのメインのサイレンサーの部分の下側に1.5mmの穴を少しだけ斜めに開けました。
この穴に排気の出口になるパイプをハンダ付けしたいのです。

排気の出口の部分は直径は1.5mm内径は1.2mmのものなんですがそんな寸法のパイプは持ち合わせていなかったので真鍮の丸棒から削り出して見ました。
無い寸法のパイプは簡単に作る事が出来るというのは旋盤を持っているアドバンテージなんですね。

サイレンサーに排気の出口になるパイプをハンダ付けしました。
これが出ているところが真下になるように使います。真下に排気が出るのですがサイド出しと言っても良いのでしょうか?(笑)

フランジの4つ均等に穴を開けた部分ですが削って整形いたしました。
穴を削ってしまう事がないようにしたいですね。

次はエンジンから出てきた2本のエキゾーストが1本に集合するテーパー部分を作りました。
ここも旋盤が活躍する部分ですね。
実はこの写真のテーパー部分は失敗品でしてフランジの部分を作るのを忘れていました。
このあともう一度削りなおしました。

削った部品はこちらです
テーパー部分ですがフランジが一体になっていますね、別々で作りますとハンダ付けの時に熱が回ってしまいまして一気に分解してしまうのです。

サイレンサーの前側に2本のエキパイを取り付けて見ました
この形状は実車がこのような曲がりになっていますからその通りに再現してあります。

次は鋳物の重いサイレンサーを支えるためのステーを作ります。
このステーですがその形状まではあまり細かくわからないのです。
しかし重いサイレンサーを支えなければなりませんから普通の平たい金属バンドではちょっとにが重いのではないかと思います。
実車の写真を見る限り断面がU字型をしたバンドが使われているようなので旋盤でこのステーを削り出しました。
途中で半分にカットしましたからこんな感じになっています。

断面を見ますとU字型になっているのがご理解いただけるかと思います。

部品を取り付けて見ますとこんな感じになります、少し無骨かもしれませんが大きく重いサイレンサーの為にバンドも特殊なものが必要になったりいたします、こんな部分が結構楽しい部分ですね。

これでサイレンサーはなんとかなりましたね〜
この画像が全体を見渡したところですね。