Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

本日盛りだくさんです・・・エンジン分解調整

2019-09-05 22:01:40 | Golden Arrow 1929
本日の山陰は天気が良くなりまして・・・晴れのち曇りという感じでしたかね〜
途中で雷もなっていましたが・・・雨は降らなかったと思います。
まあ不安定な天気では有りますね〜

今日はなかなかご来客が多くて楽しかったですね。
午前中はオクラの収穫からグリーンカーテンのメロンを全部収穫しまして蔓を全て片付けました。
今思い出しましたが・・・ブルーベリーを採るのを忘れていましたね
明日は今年最後のブルーベリーの収穫ですね

さて・・・
午後からは本業を始めましょう
と思いましたが・・・
午後からはお客様のご来店が多くてね
お陰様で楽しく過ごせました(笑)
まずは
地元の銀行の営業の方2人
初めていらっしゃったらしく私の仕事に興味津々という感じでした。
次は常連のHさん
ご近所なので時々遊びにいらっしゃいます
貰い物のブドウが食べきれないと言われまして・・・頂きました
その後隣町のエンジン模型を作っているS木さん
エキゾーストパイプを塗って欲しいらしくて持参されました。
打ち合わせや業界のお話など最新情報を伺いました。
その後、東京のS井さんがご来店・・・
特急電車に1本乗り遅れたら1時間も遅くなったと驚いておられました。
島根は田舎ですので特急電車は1時間に1本しかないんですよ(笑)
でも有るだけでも有り難いのです。

皆さん楽しい時間を過ごして頂いたのではないかな〜と思っております


さて・・・(今日2回目ですね〜)
本業を始めましょう
この仕事ですがお客様とお話をしながら進めていますので作業が遅れる事はあまり有りません
また慣れていますので集中力を欠くこともあまりないと思いますよ。
今度の土曜日に鳥取市からお客様がいらっしゃるのですが・・・
当方が作ったアイドロンベースのF50GTのフルカーボン仕様をご所望ということでしてご希望としてはアイドロンオリジナルのプレートを取り付けて欲しいということですので早めに準備をしておきましょう。
制作してから9年くらいになりますから少し手を加えて綺麗にしておきます。
クリアーが引けた部分はもう一度研磨しておきまして磨きなおします
そしてプレートをつけるために
車体の位置を少し後ろに変更しないとバランスが悪く見えてしまうのは下の画像の通りですね
プレートと車体が近い割には車体の後ろ側が空いているのがわかりますね

プレートは当方が持っている部品どりから外しました
確かこのモデルの元になったのはこのミニカーと同じものでしたね。

付いていたベース板から外しまして・・・
タイヤが当たっていた部分はベース板の塗料が少し変質していましてツヤが出ていますね〜。
お客様はミニカー自体がカーボンデカールなんで明るい色のベース板をご希望でしたので持ってた中で一番明るい木目の物を選択しました
取り付け位置は後ろに寄せています
サインは台の裏に入れております。

ベース板に取付けてプレートを取り付けてアクリルのカバーを被せて完成!
と言いたいところですがアクリルのカバーに少し傷があったので磨いておきました
ピカピカになりましたね
明日は新品の紙箱を用意して収めておきます
土曜日にいつお客様がいらっしゃっても良い様にね
これでお客様が気に入っていただければ・・・お引渡しをする事になります、個人的には気に入っているモデルなので当方に置いておいても良いと思っておりますが・・・あとはお客様のご判断によりますね。


次はS井様のゴールデンアローですね
問題はエンジンでしてね〜
ボディにそのままでは治りません
3列のV型エンジンのシリンダーの角度も合いませんしシリンダーの長さも長すぎますのでちょっと修正したいと思っています
2個のエンジンをバラバラにカットしています左右のシリンダーは角度を治すためにフライスを使って元あったシリンダーを削って平面を出しましょう

削りが完成しますと仮組をしたいのですが・・・
取り付け角度をきちんと決めたいのでフライスを使って削るのです


明日はご来店の予定はないので・・・朝の収穫が終わったらブルーベリーを収穫してから内側の仕事を進めたいですね〜。

フロントサスペンション仮組

2019-09-04 20:59:43 | Ferrari 312T Monaco GP No.1
本日の山陰は曇りでしたね〜
昨夜は雨が降ったかどうかわからない位爆睡していまして・・・全くわかりません。
疲れていたのかな??

今日も定休日なんですが・・・やっぱり仕事に出ていました。
このブログは毎日ほぼオンタイムでの更新ですから〜制作も当然毎日しないと更新が出来なくなってしまいますからね。
長い間一つの事を続けるというのは実はなかなか大変な事でして・・・
たまにはお休みしたいとか考える事も有りますが・・・ではお休みして何をするのかと言いますとやっぱりどこかで模型を触っていますね(笑)
だからお休みが無いとも言います。

さて本日ちょっとだけ違うのは家内に付き合って比較的最近オープンしたCafeに行ってみたという事です。
毎日休まず仕事をしていますのでそのご褒美と考えて良いのかな?
このCafeですが・・・迷惑がかかるといけませんので名前は伏せておきますが、古民家を改造して始められたらしいのです。
僕はこの古民家というのが余り得意じゃないんですよね〜
なぜならどうしても生活臭がしてしまうから・・・お客としてCafeに行くなら非日常を求めて行きたいのです・・・だから古民家というのはちょっと苦手。
本日行ってみたCafeも比較的新しく綺麗な和風の普通の家の続き間(仏壇を外したらしい棚に補充用の飲用水のポットが置いてありました)に床の間も有って仕切りの襖は外されていますがその上には立派な欄間が取付けられています。
床は畳のままでしてその上にテーブルと椅子と言う組み合わせ・・・
壁は和風の聚落風クロスが貼って有りました。
和風の建物は音を吸収してしまうのかBGMのスピーカーの配置が十分でないのか4m程離れたおばちゃん4人組の声が全部聞こえてきます。(ちなみに隣りの米子市からのお客様みたいでしてね友達とか自分の家族・・・息子の嫁さんの悪口等々全部筒抜・・・汗&笑)
まあ良い勉強になりました。
私は「気まぐれランチ」と言う日替わりのランチ(タコス丼にサラダとみそ汁食後のドリンクがついて980円)を食べましたが・・・本日はタコス丼(通常メニューで単品760円)だったのです。
サラダとみそ汁と食後のドリンクがついて220円アップというのはちょっと割安感が有りますかね〜。
しかもタコス丼の中にサラダと同じ食材のトマトやレタスが入っていますので・・・食材が重複しますしタコス丼にみそ汁と言う組み合わせも?ですよね。
タコス丼なら洋風にスープ(例えコンソメスープでも)の方が良かったかな??

タコス丼はどんぶりの中にご飯を入れて上に肉味噌を乗せてトマト/レタス/アボカドをカットした物が乗っています。
一番上には何故かピザで使う様なカットしたチーズが乗っています。
食べましたがレタスやアボカド/トマトは当然ながら冷たいままなので・・・ご飯や肉味噌の熱では到底チーズは溶けませんので何か石けんを食べている様な・・・
やっぱり溶けるチーズは溶けてないとね〜ザラッとして美味しく感じないかな〜
もし僕がこのままの内容でこれと同じ物を出すならご飯を盛って肉味噌を盛ってチーズを盛った時点で少し加熱バーナーで少し焼くかな〜
少し熱を通す事で視覚的にチーズを溶かす。その上にトマトやアボカドやレタスを乗せますね。

以上のインプレッションは他店の批判では無く自分がするなら・・・と言う前向きな考えにたった意見という事にして下さいね。
他所様で勉強させて頂いて自分のお店はどうなのか・・・考えるチャンスになるのです。


キーマカレーも有ったのでそっちを食べれば良かったかな??
まあ今回は家内のおごりなので・・・ついて行きました(笑)
奥さん、ごちそうさま〜でした。

さて今日も仕事ですね
昨夜はちょっと遅くまで大阪のHさんと電話していたから眠たいです(爆笑!)
でも制作用の机に向かって椅子に座りますとパチッとスイッチが入るので不思議ですね。

昨日までのところでサスペンションのアームを真鍮で作りましたので今日はその組み付け編からのご紹介ですね
アップライトの形状を確認しますとアームへの取り付け位置は上下で同じ場所に付いています
アップライトの形状次第ではオフセットしている場合も有りますのでその場合はこの限りでは有りません。
いきなりアップライトを付けても良いのですが、アップライトをアームの位置決めに使いますと形状が複雑なので傾いているのがよくわからないのです。
そこでアップライトの取付け部分の内径と同じアルミシャフトを使って垂直を確認しながらロアアームの位置や差し込みの深さを決めて行きましょう。

ここでもう一度上の写真をご覧下さい
サスペンションアームの差し込んだ部分に金属の小さなリングが填められてハンダ付けされているのがわかりますでしょうか?
このサスペンションアームのアップライトの位置がずれたりしない様にの配慮でして差し込んで接着する場合これが無いとまた位置決めが難しくなってしまいます。
これを付けておきますとこれ以上差し込む事は出来ませんからね〜
しかもハンダ付けにしたのは後で分解時にアセトンに浸けますので接着剤だとリングが外れてしまうから意味が無いのです。

リングはいつもメーターリングを作る時に使う物と同じですね
当然作り方も同じ・・・(素材は銅線で錫メッキが施されていてハンダの流れが良いですね。
下の写真の物ですと内径は0.7mm線の直径は0.2mmなので外径は1.1mmとなります
サスペンションの差し込み穴が1.0mm以下なら通ってしまう事は有りません。

アップライトの代わりにアルミシャフトを使って左右のサスペンションアームを取付けています
アームの位置が決まったら次はアップライトを取付けて仮組を進める事が出来ますね

アップライトを取付ける前に
アップライトに付いているタイロッド(ステアリングの動きを伝えるロッド)の取り付け部にピン穴を開けておきましょう
取り敢えず0.4mmで開けています・・・ピンは多分0.5mmなのですが仮組にはキット物のを使わずにインセクトピンの#00で仮組します(紛失防止の観点から)最終組立ての時にはキットのピンを使いますので少し拡大しましょう。

アップライトは接着せずに穴の中にピンを差し込んで仮固定しています
アップライトの向きは大丈夫そうですね〜。

シャーシの一番前側のプレートを取り付けました
ここはキットの中にエッチング板が準備されていますのでそれを素直に使っております
実はここにもシャーシを変更した理由がありましてね。

キットではこのプレートの前側にロアアームが差し込まれて接着される構造になっておりますが実車ではこのプレートの後側にロアアームの取り付けが来る様になっております
しかもこのキットのロアアームの取り付け位置ですとノーズを外さない場合でもノーズの脇からこのリアアームの取付け部分が見えてしまう危険性がありますのでここは実車通りに直しておきたかったのです。

さて次の部品を仮組します
先ほど付けたプレートの部分にはトーションバーを使ったフロントのサスペンションのスタビライザーが付いています
この部品もまたノーズと干渉し易いので仮組は省略出来ませんよね・・・

ところが・・・
部品が見つからないのです
私が部品を捜索する場合は予備の入れ物を用意しておいて一つずつ部品を確認しながら空の容器に移し替えて行く方法をとります、これでなければ・・・部品不足で作らなければならないですよね〜

そして・・・それらしき部品を発見しました。
それにしてもインストの絵と違い過ぎませんか?(笑)

0.5mmのキリで穴を開けてトーションバーのスタビを洋白線で作ります
寸法を正しく合わせないとエッチングのパーツに差し込めません・・・

そして取付けました。
実車と形状は若干違う様な気もしますが・・・少しゴツいかな・・・?
まあ雰囲気は悪くないのです。
しかもノーズカウルとの干渉も無いみたいですね〜。

その奥側に5角形の物を取付ける様になっていますが・・・これは何でしょう?
良くわからないけど付けておきました・・・
6個上の写真をご覧頂きますと何の為の部品かわかりますね・・・
この上にはブレーキラインの分割パーツが付くのですね〜
この部品は挽き物が付いていますがブレーキのラインが付かないので作り直す事になりそうですね。


明日は少しだけ312Tを進めてからゴールデンアローを進めます
なぜならはるばる東京から(出張のついでらしいですが・・・)ゴールデンアローをオーダーいただいていますS井さんがいらっしゃいます(笑)
楽しみに待っていただいていますのでどんどん進めたいところですね。

フロントサスペンションの制作

2019-09-03 20:04:22 | ミニカー修理
本日の山陰は天気が良かったですね〜
午後からは降水確率が出ていましたが・・・どうも雨は降りそうにないですね。
まあ今夜の12時まではまだ今日なのでここから先わかりませんけどね。
でも雨の前らしく湿度はかなり高めでして蒸し暑い夏が戻って来た感じです。

畑の収穫は本日畑ブログに更新しましたのでそちらを参考にして頂ければと思います。
この頃なぜか1/43シートベルトの注文が少しずつですが入りましてね〜
有難い事ですが・・・袋がなくなってしまいましてね
通販で買っておきました・・・アマゾンが安いのかと思っていましたが、決してそうではなく今回はモノ○ロウが安かったですね。
アマゾンが絶対安いと言うのは今や錯覚なのかもしれませんね〜。

ここからは本業を更新して行きましょう。

ここからはフロントサスペンションを作ってゆきます
キットのパーツはこんな部品が付いていますよ
上側のパーツは曲がっていたパーツを直した物でして下側の物が袋から取り出した物です。
下側のパーツですが細い方のロッドが随分短いと思いませんか?
短くて細いバリが付いたままなので最初からこの長さだった事がわかりますけど・・・短過ぎて使えないのです。
しかもこの丸くて細いロッドにも僅かな方のズレが有りましてねそれを磨いて正円に近く加工するのは至難の技です(笑)

なので仕方なく細い部分だけですが真鍮のロッドとエッチングのステーに取り替えておきました。
わかりますかね〜!?
シャーシを作り替えておりますがそれとはまた別の理由でサスペンションの取り付け位置を変更しています。
シャーシ側の細いロッドの取り付け位置は少し後に下がっていますと言うのも途中で曲げたロッドよりも真っすぐなロッドの方が強度が高いですし前側のサスペンションの取り付け位置と離れていた方が実車で考えてもガタが少ないのです

左右ともアッパーアームを取付けました
アッパーアームの細い方のロッドの取付け穴が変更されているのがわかりますね〜
前側にある何も差し込まれていない物がキットのシャーシの穴の位置です。

アッパーアームを自分の理想に近い様に変更してしまいますとこのロアアームが気になりますね
特に変形している訳では有りませんし十分使えるのです・・・・が
僕はホワイトメタル製のサスペンションアームが嫌いなんです(笑)
だからMFHのキットのオーダーが入ったら必ず作り直すと思う・・・予測です。
しかもこの形状が正しいとは限りませんよね〜

実車のサスペンションアームはこんなにスマートで華奢です
しかもアップライトの下側の部分ですが・・・キットの部品の様な補強は一切有りません。
細いとホワイトメタルの流れが悪いからこの様な形状にされたのか良くわからないですけどね〜
違うのでやっぱり作り直します

こちらが作り直したロアアームです
良く見ますとV型の部分は少し太い0.7mmの真鍮線で作っていましてその間の2本の補強は0.5mmの真鍮線を使っています。
上の実車の写真をご覧頂ければ太さが異なっているのがおわかりかと思います
1/43の小さなスケールですがこんな部分の再現はとても大事ではないかと思います
全部同じ太さでは受ける印象も違ってきますからね。
そしてアップライトの受けの部分は内径が1.0mmの真鍮パイプを使っています・・・
こんな感じで如何でしょうか??

そしてハンダゴテをせっかく暖めましたのでインダクションボックスへの吸気する部分を本付けしましたよ
角度や傾きは既に調整済なので後はスがは入らない様にキッチリ溶かして取付けるだけですね〜。


う〜ん
フロントサスペンションが終わるまでは312Tを進めたいですね。
多分明日も・・・

シャーシの修正とカウルの組み立て

2019-09-02 21:09:58 | Ferrari 312T Monaco GP No.1
本日の山陰は午前中は雨が降っていましたね〜
朝一番でイチジクと茄子を収穫していた時は降っていなかったのですが、終わって中には入って着替えたらいきなり降って来ました。
何と良いタイミングだったのでしょう・・・なかなかこんなタイミングは無いですね。
その後・・・午後からはほぼ曇りで空は明るいながらも青い空は全く見えませんでした。

さて昨日も312Tでしたが・・・ここは難しい部分でして途中で中断する事が難しい状況なのです
今日も312Tを続行します・・・やはり30年も前のキットは手がかかりますね〜
シャーシの裏を見ましたら1989年にY・Sさんが原型を作られた事になっています。
このY・Sさんですが確か私は横浜のホビーフォーラムでお会いしましたね・・・あの方だと思いますが(笑)
間違っていたら勘弁して下さいね。
設計が古いので手がかかるのはある意味仕方が無いかもしれません。

古い物つながりで・・・また修理のご依頼が来ました・・・しかしこれはもう修理の範疇を越えていますね〜(笑)
S.バーネット氏のFerrari250SWBでベースキットはAMRの様です
なぜこの様な姿になったのかは良くわかりませんがボディ全体を研いでありますので塗直しをしたかったのかもしれませんね。
初期の作品らしいと伺っていますがこれを塗り直して組立てるという事は新しいキットをフルディティールで仕上げてくれと言っているのと同じ感じがしますね〜。
さすがにここまでバラバラの物は修理した事が有りません。
ちなみにお客様のご希望はボディを塗り替えて組立て直す事です・・・。

次はボシカの375MMです
この元になったキットはボシカのキットなのかそれともCarというメーカーにもボシカ原型の375MMのキットが出ていた筈なんですね。
どちらがベースなのか良くわかりませんが・・・どちらにしてもボシカ原型のキットをアマチュアの方が組まれたらしく建て付けがよく有りません。
お客様は外れている部品を付け直して・・・とご希望ですが、これもまたかなり手間がかかりますね。

今までの様に簡単に修理完了という訳にはいかないミニカーも入庫してきます。
早速荷物の到着のご連絡をしておきましたが見積もりはまだです、当分考えましょう。
頼まれればだいたい何でもこなせるのが良いところ(笑)

さて312Tですが
エンジンをシャーシに仮組しまして作ったインダクションボックスを所定の位置に乗せてみます
まあ元々が違うキットの物なので細かな削り合わせは避ける事が出来ません・・・と言うか合わせるのは結構大変です
しかしシャーシのアッパーパネルとインダクションボックスの高さが揃いましたのでここまで仕上げておきますとこの上のカウルに干渉してしまう様な事はないですから・・・一つだけ課題がクリアー出来ましたかね。

コクピットの周りのカウルも乗せてみます
エンジンの周囲には何の問題もない感じですね。
問題が有るとしますと・・・フロントのバルクヘッドの位置でしょうか・・・
アッパーパネルの前側に斜めにカットされた部分が有りますがここのすぐ前側にはフロントサスペンションのアームが斜めに付きますからそのサスペンションの取り付けの為のバルクヘッドはもう少し後側でないとダメですよね〜
寸法のいい加減なシャーシ(失礼!)の寸法に合わせてシャーシを作っていますのでこんな事も多々有ります。
だから仮組が必要なのです。

シャーシを途中まで分解しまして
モノコックの前側の部分をフライスで削っています
さすがに洋白の1.0mmなのでヤスリで簡単に削る様な事は出来ません・・・かなり硬いのです。
ここはフライスを使うのが得策ですね。

バルクヘッドを取付けてみました・・・
ついでにラジエターを付けたのをご紹介していなかったですね・・・
ラジエターは再度カウルの位置関係と微妙なすり合せが必要なのです、後で接着剤で適当に付けるのであればそれも良いのですがラジエターの下側にはピンが付いていますのでシャーシの下側の板に穴を開けて接着した方が強度も有って良いでしょう。
ついでに冷却水のパイプはコクピットの両サイドを通ってこのラジエターに接続されますのでラジエターの一部分がモノコックを貫通して内側には入っています・・・斜めに貫通させて通しておきました。
ここに冷却水が通ったら100度くらいの熱水が通りますからラウダ氏はかなり暑かったんじゃないかな〜と心配してしまいます。

バルクヘッドの位置を確認する為にフロントノーズを仮組してみました
この位置ならサスペンションアームが良い感じに付きそうですね・・・
と言ってもアッパーアームを付けたらノーズの削り合わせも必要な感じですね〜
なかなかこのキットは楽しませてくれます・・・さすがに35000円も出す価値の有るキットです。
(あっ、嫌みじゃないですよ小さいけど実車を作る気分を味わえるという意味です・・・笑)



と、ここまでは午後のティータームまでの仕事です。
ティータイムが終わりますと再び制作を開始致しましょう・・・。
コクピットのカウルの位置を決め李為にピンを打ちましょう
まずは位置を決める為にコクピットカウルの前側に穴を空けます
そのカウルをシャーシの上に固定しておきましてまずはシャーシの片側の穴を空けます
次にコクピットカウルの穴を空けた側のピンをハンダつけします
角の部分なので全体を溶かしてしまいやすいので気をつけてくださいね。

そしてハンダ付けをしたピンをシャーシに取り付けておいて反対側の穴をシャーシに空けます・・・
片側ずつ穴を開ければ位置が狂ってしまうことも少なくなりますよね

こちらにもピンをハンダつけですね
角の部分に近いのでハンダゴテの熱が回りやすいですからね溶かしてしまう危険性が高いのです

ついでにカウルの上下をハンダつけします
こんな場合しっかり溶かさないとスが入ってしまいます
しかしながら細くて薄い部分がありますからその部分はハンダ付けが難しいですね
まあ僕は全部ハンダ付けですけどね
失敗が怖いかたは接着剤とパテで処理されてもいいかと思いますね

次はフレッシュエアーのインテークですね
キャストの都合なのか上下で別々の部品になっています
すり合わせがあまり良くなかったので嵌合部分を削ってしまいました
中央の穴の部分はこの後リューターで掘っておきましょう。

インテークですが先に上下をハンダつけしておきましょう
お客様のご希望でこのインテークの中についている上下を分ける仕切りがついていますのでその再現をしなければならないのですが、内側の整形を終えてから取り付けた方が全体として良さそうなので上下の一体化を優先させていただきました

上下のカウルの合わせ目をハンダでつけましたが削って整形してみました
最初からこの状態でキャストされた・・・と言ってもわからないですね

カウルの後ろ側の一番付けやすい部分の一点だけをハンダつけしまして傾きを調整致しましょう
一点だけつけると言うのがポイントですね

横の傾きとかを確認してから本付けを行います
熱の回り方などで歪んでしまう場合もありますので確認しながらの作業が必要ですね


う〜ん明日も312Tかな気になって仕方がないのです・・・ふ〜〜っ。

フレーム前部を作ります

2019-09-01 22:20:12 | Ferrari 312T Monaco GP No.1
本日の山陰は曇りのち雨でした
午前中は曇りだったのでいつもの様にオクラの収穫です・・・ランチ用ですね。
曇ってはいますが雨が降らないので収穫はまだ楽な方です・・・雨が降りますと葉っぱが濡れてしまいましてね〜
服がすぐにびしょびしょになります〜おまけに何処からともなく蚊が飛んできましてね〜プ〜ンと耳元で飛びましてなんとなく嫌です。

午後3時からは自治会の仕事で水田の水路の清掃に出かけました
まあこれも毎年のことなので慣れていますが・・・丁度3時ごろから雨が降り出しましてね〜
1時間あまりの作業なのですが・・・終わる頃には背中はびっしょりと濡れてしまいました。

ここからは仕事関連ですね
これは数日前なのですが修理をしたミニカーを発送したんですが・・・
毎回なんですが・・・発送前にどうしても気になりまして
せっかく梱包した荷物を解いてもう一度確認作業です
すでにその前の日にはすぐに発送できる状態まで梱包してありました・・・が最近運送中の破損が多いのでまさか発送前にすでに壊れているんじゃないかと・・・心配になったのです。
梱包を解いて・・・確認しました。

このF40はリアウインドウを脱着しました
連日の暑さからか運送中にウインドウがまたトラブルを起こす事が有るのか無いのかよくわからないのでとりあえず発送時点では完璧でありたいといつも思うのです。
なので発送前の点検はいつもの事です。
心配性なのかビビリなのか・・・(笑)

こちらもリアウインドウですね
これくらいなら良いでしょう・・・
こんな事なら発送前まで梱包をしなければ良いのに・・・と思うのですけどね。

もう一度全体を磨きまして・・・
ケースの埃も払って梱包のし直しですね〜。
結局は何の問題もなく・・・

本日お客さまから無事到着のご連絡がありましたので一安心ですね。

さて本業です
312Tは難しい部分にかかっております
と言うのもシャーシを自作しましたので正しい寸法がわかりにくいのです
大愛合っているとは思いますが・・・大きな部品だけでも実際にフィッティングしてみないとバランスがわからないのです
その為にはシャーシ前側の足回りを固定するためのシャーシを作らなければなりません

ハンダ付けで組み立ててみました
ここで難しいのはフロントのロアアームを差し込む部分の精度ですかね・・・
まあバランスをとりながらですかね〜。

次はフロントのバルクヘッドです
下の写真でキリを使って穴を開けているのはステアリングギアボックスですね〜
タイロッドを差し込んで接着するための穴を空けておきます

バルクヘッドを接着してみましたが・・・何か変ですね
このバルクヘッドの前側にフロントサスペンションのアッパーアームがつくのですが、その位置はシャーシのアッパーパネルの前側にならなければならないのです
しかしこの位置でつけてしまいますと前側に寄りすぎですね。

シャーシのアッパーパネルの左側だけ取り付けてみますがこのバルクヘッドはアッパーパネルの下側に入らなければならないんですが・・・随分前側ありますね。

エンジンを分解しました
と言うのも・・・
インダクションボックスを付けたいのですけどエンジンの高さがありすぎましてインダクションボックスが1.0mmほどシャーシのアッパーパネルよりも上に持ち上がってしまいます
ここはアッパーパネルと同じ高さにしたいのですよね。

フライスを使って吸気まわりを取り付けるための部分を削り取ってみました


明日はゴールデンアローにしたいところですが・・・この部分がうまく収まるまでは離れられないかな〜
という事で312Tを進めたいと思います。