Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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塗装の準備に入りました

2019-10-26 20:11:03 | Ferrari 312T Monaco GP No.1
本日の山陰は薄い雲がかかりながらも晴れていましたね。
日が当たりますと暑い位です・・・
しかしながら午後からは曇りで雨が降りそうな空模様でした。
畑はまだ水分が多くて入って作業は難しいですけどね・・・出来る作業を探してみたら結構有りました。
オクラが少しずつ枯れてきましたので1/3くらい抜いて処分しました。
まだ2/3位は有りますのでもう少し収穫が出来そうです。
茄子もそろそろ終わりみたいなのでこちらも抜いて処分です。
ピーマンはもう少し大丈夫そうなのでこちらは残していますが・・・もう半月くらいかな〜
夏野菜が完全に終わったら全部抜きまして石灰を撒いて畑を起こします。
そうです!タマネギを植える準備に入らなくてはなりません。
既に極早生とかは苗が出ていますからね・・・。
今日はCafeの為のデスクワークもしていますよ。
2ヶ月に1度Cafeのお客様にギャラリーのご案内をお送りしています。
そのハガキを作るのは私の仕事なんですよね〜。
11月はトロッケンゲビンデ展という木の実を使ったアート作品の展示ですね。
少し早いけどクリスマスには丁度良い感じかもしれません。
12月はソープアート展です。
こちらは石けんを彫ったアート作品ですね、もう何度かやって頂いていますしソープカービング教室も当店で行なっていますのでもうご存知の方も多いかな〜。
月末に向けて発送させて頂く予定です。


さて312Tはいよいよ塗装の準備です
メインのカウルのパテを研ぎました。
ほぼ凹凸は無くなりましてこれでサフに進めますね。

車体の方も分解を始めました
まずはアルミの部分と樹脂で作った部分ですね
エナメルシンナーで分解出来る部分を先に分解します。
と言うのもエナメルシンナーで分解出来るのはアセトンに浸けると問題を起こす部分なのです
ですから仮組もクリアーボンド(ゴム系)で行なっているのです。

後の足回りも・・・分解ですね
この部分はタイヤをアセトンに浸けたくないからですね。
しかもホイールはアルミですし・・・

コクピットの部分を外しますとエンジンを固定しているビスが見えます・・・なのでそれも分解ですね。
まるで実車の様にエンジンとシャーシが外れます(笑)

そしてアセトンに浸けるべき部品は浸けます・・・
アセトンはその都度新しい物に交換して水分を含む事で金属部品が酸化されない様に気を使います。

リアウイングの翼端板はリベットの凹みの部分をパテ埋めしておきましょう。
リベットの穴はウイングが付く裏側になるのですが微妙にウイングとズレますとリベットを押し出して表現した凹みが見えてしまう可能性が有るからです。
この部分は赤く塗装されますのでパテを使っても大丈夫ですね。

アルミの部品やサフを必要としない部品はこの様に別の入れ物に入れておきましょう。
細かな部品が多いので紛失してしまうとまた作らなければなりません・・・一応は探しますが探すよりも作った方が早いかもしれませんね〜。
余談ですが、僕の場合は3分探しても見つからない場合は作ってしまいます(笑)
その方が精神衛生上良かったりしますからね。

メインカウルを見ていましたが・・・スがまた見えてきましたので再びパテを入れて研ぎます。
もう何度目でしょう??3回目か?
まあ何度やっても面を綺麗にしておいた方が良いですからね。

アセトンから部品を引き上げました
部品は取り付けのためにピンを打っていますので接着剤が溶けてなくなってしまってもすぐにバラバラになる事は有りません。
なので出来るだけ分解しない様に持ち上げてやります
そうしないと何所の部品なのかわからなくなってしまうのです

部品を分解してから気が付きました・・・
実車のノーズの裏側ですが・・・
タメオの物は塞がれていますが・・・実車はこんな感じにスカスカです。
今なら空力的に問題が有るから塞ぐのでしょうけどこれが1975年ですからね〜

私の作品も実車と同じ様に・・・2本の補強を入れておきます
恐らくはこの細い棒は鉄製でノーズを作る時にFRPに埋め込む感じで作るんでしょうね〜
模型の場合は真鍮線のハンダ付けですけどね(笑)

アセトンに浸けますとエンジンもバラバラになってしまいます
なのでエポキシ系の接着剤で組立てます。
難しい事では無いのですが元と同じ位置に接着しないと仮組みが無駄になってしまうのはみなさんの心配されるところですね

このエンジンですが・・・
スーペリアのキットのインストにはほとんど塗装の指示がされていませんので実車の画像を見ながら判断することになります
探して見ても明確に312Tのエンジンとミッションの画像がないのでT2を参考にします
下の写真がそうなのですが・・・
勿論、ミッションとエンジンの単体の写真はでてきますが色具合は写真によって違ってきますので是非とも同じ1枚の写真で写っているものがあれば嬉しいのですけどね。

わかりますかね?
ミッションはエンジンよりもシルバーに近いのです
でも完全にシルバーではない・・・

エンジンはこちらです・・・
もう少しゴールドに近いですね。
でも完全なゴールドではない・・・

なかなか難しいですね〜(笑)

明日は塗装に入れそうですね〜。
明日も頑張るよ〜!(笑)

塗装までの細かな詰めを急ぎましょう

2019-10-25 20:31:43 | Ferrari 312T Monaco GP No.1
本日の山陰はまだ雨が降ると言う予報でしたが、朝には雨が上がっていましたね。
少し青い空が見えたりしていましたが全体としては曇りだった様な気がしますが午後からは少し降りましたね。

朝、出勤してからいつもの様にオクラとイチジクを収穫しました
オクラはさすがに数も少なくなりましたが・・・まだ取れますね。
イチジクは雨が降ったせいか・・・実が割れてしまいます。
急激に水分が入るからと思いますが割れたら収穫しておかないと虫の餌になってしまいます(笑)

畑は昨夜の雨のせいでぬかるんでいますので作業は難しかったので除雪機のオイルを交換しました。
昨年も交換しておりますが一度も働く事無く夏の間ガレージで眠っていましたのでオイルは綺麗です。
でもやはり酸化はしていると思いますので交換ですね。
もし雪が降ったら活躍してもらわないと困るので・・・手入れは必要ですね。
オイルのレベルゲージの付け方が良く無いのか量が測り難いのはちょっと嫌だな〜
抜く時にはドレンプラグがキャタピラの上側に有りますので段ボールを使ってオイル処理箱に誘導しています。
ゴムのキャタピラにオイルが付きますと傷みますからね。

オイル交換も終わったし薪ストーブの掃除もした・・・
もういつ冬になっても大丈夫ですね。
こうなったらドカッと雪が降って欲しいですね〜(笑)

外の仕事が終わったら次は中です。
塗装には入ろうかと思ったのですが見ればまだやっておいた方が良い事が見つかりますね。
まあ塗装の準備の仕事と言っても良いのかもしれませんから・・・地道に仕事を進めましょう。
まずは・・・
カウルのダクトを開口します
コクピットのカウルには前側に3ヶ所のダクトが付いています
走行中にドライバーに風を送る物や冷却水が通るパイプなどが有りますのでその周りがかなり高温になると思われるのです。
ダクトを掘り込んで如何にも開口している様に見せるのはもう当たり前の作業ですが・・・私がこの仕事を始めた時に1/43の模型を作っていらっしゃる方がブログで「ダクト開口委員会」というのを書いていらっしゃったのを思い出しました。
ダクトが有ればどんな困難な部分でも開口してしまう委員会!?だったかな??
始めて見て納得した物でした(笑)
もうかなり前の事になりますね〜。
いつもの様にダクトの後側の部分を超硬タガネで掘っています。

上に真鍮の帯金を置きましてマスキングテープで押さえておきます
なぜかと言えばハンダゴテに引っ付いてハンダ付けが上手く行かない事が多いからです。
この3ヶ所のハンダ付けですがどれが一番難しいと思いますか?
実は左右のダクトの下側の部分なんですよ
ボディが薄い事も有って熱が溜まり易くあっという間に溶けてしまいます。
でもしっかり溶かさないとハンダが乗っているだけでダンゴになってしまうのです。

まずはマスキングテープのかかっていない部分を先にハンダ付けしまして真鍮の帯金を固定します。
この場合もしっかり溶かし込んでおかないとダメですからね。
しっかり溶かし込みますとハンダの山がすーっと低くなりますからボディが溶けてハンダが馴染んだ事がわかります。
わからない方はハンダ付けの経験不足ですね・・・もっと練習しましょう(笑)
言葉で言っても多分伝わらないのでね。

そしてマスキングテープを剥がして残った部分をハンダ付けします
きちんと溶けますとハンダが玉にならず低くなっているのがわかりますかね?
エッジを溶かしてしまうのが怖い方はエッジの溶け易い部分にアルミの洗濯バサミを挟めておくと良いですよ。
この洗濯バサミが余分な熱を放熱してくれるので溶け難くなり安心して作業を進める事が出来ます、僕はもう慣れていますのでそんな洗濯バサミは使いませんけどね。
小さな目玉クリップでも良いですがアルミの方が熱伝導が良いのです。
ホームセンターなどには電子機器のハンダ付けに使う放熱クリップなども売っていると思いますので心配な方はそれを使うのも方法の一つでしょう。

と言う事でハンダ付けが終わったら余分なハンダを削ります
ペーパーで仕上げますと・・・
金色の部分は真鍮板ですねもう完全に一体化しちゃっていますね〜。
これなら後でヒケが出る事も無いですね。

次はこの部品です
これは必ず仮組の必要になる部品ですよ
コクピットの左側に有る(E)のマークの付いているキルスイッチの付く部品なのです
このモデルはフルディティールなのでシャーシ側(ボディ側では無いと言う意味で)に付けられていましてボディの穴の位置にきちんと収まる様にしなければならないのです。
しかしながら・・・これがなかなか難物ですロールバーがカウルに当たってしまうので位置が自由にならない上にこの部品の厚みが厚過ぎてボディとカウルの間に収まらないのです・・・上記の理由で位置も良く無いですね(汗!)

こんな場合には旋盤で作ってしまうのが早いでしょう・・・
ただ今切削中です・・・

次はフライスで穴を開けています・・・と言うのもロールバーに付ける様な位置関係になるのでロールバーを通す溝を切っています。

穴が空いたらそのままフライスのテーブルを移動させて長穴にします
穴の直径は0.6mmなのでほんの僅かずつ移動して削らないとエンドミルが折れてしまいます・・・。
この作業で随分時間がかかりましたね。
少しだけ長穴になっているのがわかりますかね〜?

そして本来なら旋盤に戻してカットする所ですが・・・
突っ切りバイトでカットしますとピ〜ンと飛んでしまって行方不明になりそうなのでバイスにくわえて糸鋸を使ってカットしました。

でもまだこれは部品を作っただけですね。
ここから微調整をします・・・時間がかかりますよね。
今日は畑の作業が無くて良かったです・・・時間だけは有りますからね〜(笑)
ロールバーに取付けてカウルを被せますと・・・なかなか良い感じですね。

カウルを外しますと・・・
この様にスイッチのベースはロールバーの部分に残ります
本当はもう少しだけ後の下なのですが・・・
さすがにこれ以上は無理です。
なぜならカウルの穴の位置が決まっていますからね・・・
多分原型師さんもカウルの穴の位置と内側の機器の位置関係には随分悩まれた筈です。
なぜなら・・・カウルはホワイトメタルなのでこの厚みまで1/43にはならないからですね。
この部分はカウルの穴の位置を優先しましょう・・・模型なので外観が一番です、内側は不自然に見えない範囲で調整をします。

カウルはヤスリなどで削っていますから結構深めの傷も有ります、多少はスも入っています。
なのでパテを盛ってあります。緑色のはグレージングパテですね。
比較的粘度が低く盛り上げは出来ませんが細かな傷やスにはこれが良いですね。

次はシートです
シートはプラ板を貼付けてパテを盛っておきましたので削っています
クッションらしく少しソフトな形状が再現出来たらと思っています
下の黒くなる部分は恐らく樹脂なのでパキッとした固さが再現出来たらと思っています。

シャーシの所定の場所に入れて確認・・・
確認作業が多いかもしれませんがもうちょっとですね。

そこで気になったのが・・・こちらの写真です。
どこが気になるかわかりますか?
僕が間違えた訳では無いですよ・・・インストの通りなんですから(笑)
ヒントは・・・画像の中心部分です。





多分皆さんもおわかりになっただろうと思いますがシフトゲートを取る付ける部品です。
なにか背が高いと思いませんか?
この位置関係ですとステアリングの高さと同じくらいになってしまいますよね〜
フォークリフトじゃないのですから・・・これは変だ(フォークリフトに失礼かも・・・)
実車はどうなのかと言いますと・・・
こんな低い位置に付いています

勿体無いけど部品をカットします
この部品がかなり大きいのですね〜。
でも上部のモールドは良いので上側だけでも生かします

シフトロッドが出て来る部分は丸いパイプ状なのでアルミパイプを使って再現しておきました
シフトロッドはインストのサイズよりもワンサイズ細い0.4mmにしています・・・ちょっと太く感じましたので付けるのを保留していました。
シフトロッドが太いとどんな影響が有るのか・・・?
カッチリした動きは太い方が良いのですが、シフトの動きは重くなりますので素早い操作が難しくなります・・・これは実車の方ですけどね。
モナコ市街地コースでは何千回ものシフトを繰り返しますから・・・少しでも操作が軽くなる様に細めにしておきました(笑)

シフトロッドはシートとシャーシの間に隠す様になっています、つまりフレームには元々穴が無いのです。
でもせっかくなのでシートとフレームの間にシフトロッドを通せる様に穴を開けておきました。
タイミング的には今更?って感じですけど・・・やっぱり穴が有る筈なのです。
本当ももっと低い位置か高い位置にに有るのかもしれませんが・・・水平対向のエンジンなのでシリンダーが邪魔になる位置には無いと思います。

シフトレバーの位置も下がってフレームの高さよりも低くなりましたし、シフトロッドも予定通りシートとフレームの間に収まりましたね。


さて塗装まで後一息ですね。
明日か明後日には塗装ですね〜やっと塗装が見えてきた様な気がします。

消火用のノズル穴・・・

2019-10-24 20:28:48 | Ferrari 312T Monaco GP No.1
本日の山陰は雨の天気です。
昨日高菜の苗を植えて良かったと思いますね〜
だって水をやらなくても根がつく可能性が高いからね(笑)
少々灌水しても表面が少し濡れるだけでして・・・実はそんなに下の方まで水が行き届く訳では有りません、私が実際に野菜を育てる様になってからよくわかった事ですね。
種を蒔いてもいくら灌水してもなかなか芽が出無いのですが、雨が降りますといつの間にか芽が出てきます。
まあ、たまたまかもしれませんがそんなタイミングで発芽して来る事が多い様に感じますね。
やっぱり自然は凄いわ〜!
でも今日は雨なのでイチジクだけ収穫しましてアトリエ内で仕事をする事にしました。

今日はお客様のご希望の事項がいくつか有るのですがその中で一番難しい物を始めて見ましょう。
この車に乗っていたN.ラウダ氏は少し前に亡くなってしまいましたが彼のドライバー人生の中で一番大きな事故を経験したのは1976年の8月1日のドイツGPで312T2で起きてしまった大事故で有る事は間違い有りません。
では312T2は安全装備が何も無かったのか・・・と言いますとそれはちょっと違うのです。
ドライバーの両肩の部分に消火器のノズルが備えられています。
そして312Tにもそれが付けられているのです。
今回のご希望の一つがこの消火ノズルの再現なんですね。
ただカウルの穴と同じ場所には付ける事が出来ないかもしれません・・・ボディの厚みまでは1/43にならないからなのです。

トースカンを使ってノズルの高さを検討します
ロールバーの寸法はほぼキットのままですから大体こんな位置でしょうか?

ところが・・・
カウルを付けてトースカンで高さをケガキしようかと思いますとカウルに当たってしまって線が入れられない事が発覚しました(汗)

仕方が無いのでケガキ針をトースカンの針の部分にしっかり固定しまして高さを合わせましょう・・・
もう少し高い方が良いかな・・・
と言う事で少し上側にずらします。

針の太さだけではなく角度や長さも問題が有りますから何度も微調整を繰り返して何とか線が入りました
コクピットの後方には少しスが有りましたのでポリパテで埋めています。
後で考えたらこの部分にはヘッドレストが付く膨らみを付ける事になりますのでこんな事をする必要が無かったですね。

パテが硬化するまで他の事をしておきましょう
まずはミラーですね
ミラーはビタローニのカリフォルニアンだと思われるでしょ?
実はちょっと違います・・・
市販の物と同じ形状なのですが・・・市販の物は取付けステーの部分にヒンジが付けられていまして角度を調整する事が出来ますがこの312Tに付いている物はこのヒンジが無いのです・・・つまりこの車の専用品という事ですね。
確か古いCGに書いてあったと思うんですけどね。
また無駄な知識を披露してしまいました・・・他の事を覚えておいた方が良いと思うのですけどね(笑)

次はこれです・・・
わかりますかね〜??
シフトレバーのゲートが付く部品なのです
なかなか細かなモールドですよね〜さすがスーペリアです・・・。

コクピット内のこの位置に穴を開けて取付けます。
足元で邪魔になる様な気もしますが・・・どうでしょうね?

次はシートです
シートはホワイトメタル製の物が付属しております
また丁寧に表皮に貼って再現する様に黒い革の素材も入れられています。
しかしながらまたも資料がそれを拒みますね。
F-1モデリングにも某ショップの資料本にもそんな黒い革のシートの写真が1枚も無いのです。
この写真は某ショップの資料本ですね
赤と黒のチェックの生地を使っている様ですね
しかも・・・この時期のFerrariを愛好される方ならこの生地には見覚えが有るんじゃないかと思います。
そうなんですよね〜この時期に312PBとか一連のFerrariのレーシングカーのシートにはよく使われているあの生地ですよね。

正面から写した写真が無いのでよくわからないのですが・・・F−1モデリングの写真では・・・
全面に貼って有る訳では無く肩と背中の上部だけこの赤い布を使ったパッドが付けられているみたいですね。
ステアリングの向こうでピントが合っていないのでよくわからないのですけどね。

斜め上から見ますと・・・
こんな感じです・・・
この写真でも背中の部分ははっきりわからないですけど・・・上の写真と合わせてみますと背中の上側だけ赤い布の様です。
しかも・・・座面は革ではなくて樹脂その物の様に見えてしまいます。
シートは革ではなく樹脂で作られていてドライバーに合わせて肩や背中の上側だけはクッションとしてパッドを入れていたのかもしれませんね。

シートの表現はどうしたものか考えてみました
パッドですから何かしら膨らみは必要かと思ってプラ板を貼って削ります
最終的にはデカールを貼って仕上げたいと思いますがパッドだけに何かしらふっくらとした膨らみは必要になりますよね。
デカールとの見切りが必要なのでプラ板で膨らませてみました。

パテを盛って整形します
見切りはあくまでもプラ板ですね。

パテが硬化しましたので削って整えてからヘッドレストの取り付け部分を接着します
この部分は白いからわかり難いのですが確かにこの様な膨らみだった様な気がします


残念ながらそう簡単には塗装に入れませんね〜
せっかくなのでもう少し手を入れておこうかと・・・。

リアウイングフラップ制作

2019-10-23 22:32:05 | Ferrari 312T Monaco GP No.1
本日の山陰も晴れて天気が良かったですね、少々雲はありますが日が射してももう暑くて困る事は無さそうですね。

本日も少し畑をしておきました
高菜の苗が大きくなってきました、余り大きくなり過ぎても植え替えてから復活するまで時間がかかる様になりますし根も痛んでしまいますから程々の所で定植したいデスね・・・
と言う事で家内の実家に行く物は残して全て植え替えておきました。
最初に植えた物は既に根がついたみたいで元気に育ち始めています。
高菜のお漬け物がた食べれるまでもう少しですね〜。

さて本日は夕方から安来市文化協会の30周年記念事業で現代郷土作家展の打ち上げですので早めの更新です。
たぶんお酒を飲み過ぎて更新が出来なくなるのは目に見えていますから・・・
と思っていたら、家内が予定よりも早く手伝いを言ってきたので普通の更新と同じかそれ以降の更新になっちゃいました。

今日は昨日の続きでリアウイングのフラップを作りますね
まずは実車の観察から・・・
現在時点で一番正確な1/43模型と思われているタメオですが・・・
リアウイングのフラップは再現されていないのですが・・・
リアウイングには実はフラップが付けられていまして最高速を求めるのかダウンフォースを求めるのかセッティングが変更出来る様になっている様ですね。
下の写真を見ますとリアウイングの一番最後の部分ですが翼端板よりも少し低い部分でメインのウイングが終わっていてその上はフラップで調整する様に見えますね。

後側から見ますと・・・
フラップを固定するボルトは4つだけでフラップを固定している様です。
余りにもウイングの馴染んでいるのでフラップの存在を見逃したのか・・・又は形状が面倒だったので再現を止めちゃったのか難しい所ですね。
まあウイング全体の角度を調整出来る様なステーが付いていますからフラップの見逃しも理解出来ると言えばそうなんですけどね〜。

ノギスを使って昨日作ったリアウイングにケガキ線を入れています
幅は1.0mmくらいですかね・・・

先ほど書いた線まで削っています・・・
ここの部分から1.5mm程がフラップの寸法になりますね

裏側になる部分ですが・・・こちらを削って厚みの調整を致します
エンドの厚みは紙一枚が理想ですね。
ヤスリやペーパーを使って紙一重に仕上げますよ(笑)

フラップの部品を作ります
素材はメインのウイングと同じアルミ板ですね
素材が変わると色が変わってきますから・・・出来るだけ同じ色にしたいのです。

まずは型取りからですね
曲げてフィッティングさせなければなりませんから素材をカットする上で正確な角度が必要ですよね
マスキングテープを貼って方取りしています
簡単だけどなかなか良いですよ。

リアウイングとおなじRになる様に曲げます
難しい事は無いですよウイングを曲げた物と同じ矢坊主を使っていますからね。
おなじRに曲げる事が出来ます
リアウイングに瞬間接着剤で仮留めしておきましてRとか幅を確認しますよ

上側の出っ張っている部分を削って合わせます
フラップの部分の幅は1.5mmくらいが理想ですね

フラップを止める為の穴を開けました
0.5mmの穴を開けておきますと後が楽かな・・・

車体に仮組してみました
如何でしょうか?
個人的には良いと思いますが・・・省略した方が良かったでしょうか??

これで大体の部分の仮組を終了ですね

明日から塗装に入れる・・・・かも知れません。
塗装には入りますと硬化までの所で修理を再開する予定ですが・・・明日はどうかな??

リアウイングステーも完成

2019-10-22 19:58:02 | Ferrari 312T Monaco GP No.1
本日の山陰はとても良い天気になりました。
この天気なので屋根に上がって薪ストーブの煙突掃除をしました。
少し前から家内に言われていましたが台風が来たり天気が良く無かったりしましたので遅くなっちゃいましたね。
まあ実際にストーブを焚き始めるのは11月後半くらいからかな・・・
屋根の上に上がりますと・・・気持ちが良いですね〜!!
遠くまで見渡す事が出来まして・・・
毎年何度か屋根の上には上がるのですが今まで余り気にしてなかったな〜能義平野が見えますね〜!
普通は見えないのですけどね屋根の上に上がりますと遠くまで良く見えるのです。
風も気温も丁度良い具合です。
如何にも秋ですね〜!!

今日はこんな物が届きました。
先日カウルスタンドを作った時に洋白の角線を探しましたがなかなか思う様なサイズの物が無くて
やっと見つけた物を使って作りました、必要な分だけ長さが有って良かったです・・・
と言う事で数日前に鉄道模型関係のお店に注文しておきました。
Amazonとかで探しますと某模型屋さんの物がヒットしますけどそれは結構高いし中に入っている量は同じなので私の場合は「KS」と言うメーカーの物を買います。
某模型屋さんのですと1.0X1.0の角線で長さが24〜25cmの物が3本入って420円(税別)なのですがKSですと同じサイズ/量で税別250円なんですね。
どちらが良いかは皆さんの判断なんですけどね。
品質はどちらも変わらない様な気がします・・・。
なので在庫の有るサイズの物を有る程度まとめて買っておくのもいつもの事です。
無いと作れないのですからね、買う時には買っておきます。
これもまた制作の時間を短縮する為の方法ですよね・・・材料が無くて来るまで作れませんじゃあお話しになりません。

さて本日はリアウイングのステーからですね
部品はホワイトメタル製で取り付けのダボが有るのですがキャストが良く無かったらしくて少々歪です。
ここは削り取ってピンを植え替えておきます
但しこのピンを植える部分が細くて薄いのです、神経質な作業を強いられますのでなるべく部品の保持が楽になる様にしておきましょう。
真鍮のピンは下の木片に穴を開けておいて差し込んで固定します。
ウイングのステーの方はピント同サイズの穴を開けておきまして差し込んで固定します。
この体制ですと両手が自由になりますからハンダ付けに集中出来ると思います。
ハンダ付けの場合その部品の保持が楽かどうかでミスが少なくなるんじゃないかと思います。

ハンダ付けをしました
最小限は部品を溶かす事になりますが・・・これくらいなら削って修正するのも難しくはないでしょう。

ピンを付け直しましたのでこれでリアウイングステーが取付けられます。
なかなか格好が良いじゃないかと・・・
312Tのこのリアウイングステーは独特の形状ですね、ボディが赤でここが白いからいっそう引き立つのではないかと思っています。

次はバッテリーですね
バッテリーは大体の車に備えられていますがそれはF-1マシンも例外では有りません。
この時代の物には見える部分に付けられていますので作り甲斐も有りますよね
キットではこんな風に作れと指示が有ります・・・
一応指示に従って作ってみましたが・・・どうもヘソ曲がりな私は納得がゆきませんでした。
このキットが作られた1989年はどうかわかりませんが・・・今や情報は山ほど有りますからね。
せっかく作るので2019年の情報で作らせて頂きましょう・・・

キットの部品はこんな感じです・・・
ホワイトメタルのバッテリーをエッチングで四角く囲う感じです。
でもこの四角は一体なに?
落ちない様に囲ってあるのかな??

1975年の実車はこんな風になっています
四角い皿が取付けてあってその上にバッテリーが乗りますが両サイドをスプリングマウントされたバッテリーの押さえが付いているみたいですね。
まあこれなら車から落下する事も無いでしょう。
スプリングマウントとかは後ろから見た場合には見せ場になる部分なので・・・このままではちょっと残念な気がします。
キットの素組ではお客様も納得されないと思いますので・・・ここはサービス精神で作り替えを致します

四角な囲いを使って床を作ります
洋白板の0.2mmをハンダ付けするだけですね。

上側を切り取って四角な皿にしてみました
その皿にバッテリーを入れます・・・
こうしますとまた別の問題が見えてきますね〜
何が問題なのかと言いますとバッテリーの高さが低いのです。
この時代にはまだバッテリーの小型化が十分では無かったと思います、大きくて重い物を使用していたのでしょうね。

バッテリーはもう少し考えましょう
もう私の頭の中には別のプランが出来ていますので・・・最終組立て時にはそちらの方法をとる事にします
リアウイングのステーの内側にオイルクーラーが付けられています
キットでもわざわざこの部分にオイルクーラーの部品を取付ける様になっています・・・
良く見て頂きますとウイングステーの側面に凹が2つ有りますね
これはオイルクーラーのホースを取付ける為の穴の位置を示す物です。
オイルクーラーのオイルの出入り口はクーラー本体の両端に有ります、上側は丁度良い位置に凹みが有りますが下側は大きく場所が違っておりますね。
こんな事は実車を知っていたら間違う筈は無い部分なんですが・・・?何か都合が有ったのかもしれませんが僕は余り賢くないので・・・実車通りじゃないと気が済まないのです、イチャモン付けて申し訳有りません。
下の凹みは埋めて位置を変更して付けたいと思います。
この部分も上の実車画像を見て頂くと上下とも少しずれは有りますが大体オイルクーラーの上下の部分に付いています。

取り敢えずバッテリーは所定の位置に収めておきます
後日最終組立て時に考えますのでしばらくお待ち下さい。

一応ウイングを取付けて角度を調整するパーツを付けてみました・・・
この後気が付きましたが・・・
このパーツは前後が逆に付けられています
と言うのもリアウイングが立ち過ぎるので実車の画像を確認したら角度調整用のパーツは前側の方が上下寸法が大きく作られていますね。
インストを見たらしっかりそう書かれていました・・・これは一本取られちゃいました(笑)

リアウイングの取付けは先程間違えていたステーをリアウイングの下側の有る溝に差し込んで接着する事になっていますが・・・ウイングを作り直していますのでそんな溝は無いのです。
なのでピンを埋め込んで接着する事に致します。
ピンは0.8mmの真鍮線ですね

しかも・・・実車の写真を見ますと角度調整用のエッチングパーツは本来ウイングの方に付けられていますしそのパーツが付いている部分はアルミ板が一枚余分に貼付けられていまして補強になっております。
なので表現としてエッチング板を本来の向きに直してウイングステーに仮留めしておきまして補強のパネルをハンダ付けします

余分なハンダを削り落としましてウイングを止める為のピンを通す様にしておきました。
さすがにこの部分のリベットは数も多くて汚らしくなるでしょうから省略ですね。

ピンを使ってリアウイングをステーの上に固定してみました・・・
と言っても接着はしていません仮組を解く場合にアセトンに浸けますがアセトンは空気中の水分を吸っていますのでアルミを腐食させるのです。
せっかく綺麗にしていますのでなるべく酸化させない様にします。
何でもかんでも瞬間接着剤で仮組する訳では有りません・・・アルミやレジンの部分はクリアーボンドにしているんです・・・その部分はアセトンを使わなくても良いでしょ!?

翼端板も仮組をします
リベットが付けられていますのでここはこれを使いたいのですが・・・ほんの少し作った物と形状が合わないのです
ズレていますと裏側から見た場合にリベットの凹みが見えてしまいます・・・
デカールも有るので平らな方が良いのですがせっかくメイクアップさんがアルミ板をプレスして作って頂いていますので・・・これを使わない訳にはゆきません
裏側のリベットの凹みをパテ埋めしてやれば凹みが見えなくなります・・・この方法でゆきましょう!!

リアウイングの方も翼端板を付けて仮組しました・・・もちろんこれもクリアーボンドです。


リアウイングにはフラップも付いている様なのですがタメオもこのキットも再現してないので明日はその部分を何とかしてみたいですね〜