Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

リアウイング完成

2019-10-21 21:09:43 | Ferrari 312T Monaco GP No.1
本日の山陰は曇りでしたね。
少しずつでは有りますが気温が下がってきまして涼しくなりましたね。
夜はもう完全に布団で寝ないと風邪をひきそうです・・・

こうなってきますと冬の用意も進めておかなければなりません
ほぼ自給自足(特にお金がかかる部分は)が理想の私としては冬の準備も当然ながら自分で始めます。
例えば・・・明日は定休日なので天気が良かったら屋根に上がって薪ストーブの煙突掃除とか当然本体もやります。
その為に平屋の建物にしたのですから・・・
そして昨シーズン使わなかった除雪機の試運転もやっておかなければなりません。
皆さん早いと思われるかもしれませんね〜
寒くなっても雪が降るまでにやれば良いと思うでしょ?まあその通りなんですが寒くなりますとおっくうになりますからね〜
自分の性格をよく知っていますので・・・(笑)
それに部品の手配とかも必要になりますと時間がかかる場合も有りますから早めの対処が必要ですね。
除雪機はバッテリーを外して充電しておきます。
入らなければ新しい物を購入しないといけませんので・・・
そしてガソリンの入れ替え、昨シーズンは一度も出番が無かったのでタンクは2年前のガソリンが入っています。
タンク出口のコックで止めてありますからその下でホースを外して古いガソリンを抜き取ります・・・どうするかって?
普通ならガソリンスタンドで処理してもらいますが・・・まだ匂いが良かったし量が少なかったので軽トラに入れて使ってしまいます(笑)自己責任ですからねマネをしない様に・・・(笑)
この後は予定ですが・・・
エンジンがかかったら除雪機を引っ張り出してエンジンオイルの交換です。
1年前のオイルが入っています・・・これだけしておけば雪が降っても怖くないでしょう(笑)

でも余り準備が良いとまた雪が降らなかったりしますね・・・(笑)

さて本日も厨房のK子さんはお休みなのでお昼の時間には厨房係ですね〜
2時までくらいは制作が出来ませんが・・・厨房での洗い物は上手になりましたよ(笑)


さて昨日はリアウイングの制作を失敗したので・・・今日はもう一度やり直しです
フロントウイングで本物のアルミで作っていますのでリアも同じ質感が必要だと考えるのです。
メタルのウイングにアルミ板を巻いて作る方法は失敗してしまいましたが・・・
今日は全部をアルミで作る事に挑戦致します
リアウインングの形状はかなり複雑な形状なので一体で作るのは難しいでしょう・・・
やって出来ない事は無いですが厚みが5.0mm以上有るアルミのブロックから削り出す事が必要になります。
なのでそれに変わる方法をご紹介致します。
まずは2分割で厚さが2.0mmのアルミ板を切りました
後側は曲げなければならないので前後方向の寸法は1〜2mm長めにしておきます

外形を整える為にケガキ線にそってヤスリで削ります。
さすがに2.0mmも有りますとなかなか時間がかかりますね〜。
その後フライスのバイスに斜めに固定してリアエンドの斜めの部分を削っています
アルミの場合一度に削れないので少しずつ角度を変えて削っています

次は曲げの作業です
これもまた厚みが有りますので固い事・・・
仕方なく厚めの鉄板を当ててハンマーで叩きました
叩く力具合は手加減が必要ですよ・・・叩けば良いという物ではあありません
しかも左右有りますから左右が同じ形状になる様にしなければなりません。

曲げた後で写真を一つ撮り忘れましたが・・・
中央の合わせ目になる部分をフライスで仕上げます・・・と言うのもリアウイングの中央には実車にも継ぎ目が有りますが隙間が有ったりスジ彫りが有る訳ではないのでここはピッタリに収めたいのです。
そして左右を接着しますがそのままでは接着面が小さいので強度が無いのです
2ヶ所にピンが打てる様に穴を開けています
ピンは0.8mmですね
これくらい有れば強度的には大丈夫じゃないかと思います

ピンを植えてみました・・・
これが左右をつなぐ上で強度上大きな役割を果たします
短いピンですけどね・・・。

接着です・・・ピンがきついので最終的にはバイスに挟んでプレスしました
接着剤が硬化するまで少し時間をおきます
合わせ目の部分は左右ともフライスを使って仕上げていますのでピタリと収まりますね〜。
さすが頂き物でタダですがフライスです・・・手仕上げではなかなかこうもゆかないですよね。

ザクザクッとヤスリで削っています
大きな間違いは無さそうですね〜
ウイングの前側の部分や合わせ目を中心に削っています。

全体の研磨をします
ペーパーは280番くらいから始めて全体のうねりを取ります、そしてバイスにくわえた時に出来る傷を消してゆきましょう。
部分的に研磨しますと最終組立て時にコンパウンドで磨きますと写り込みで面が歪んでいるのが見えてしまいますからね〜注意が必要ですね。

400番〜800番〜1000番とペーパーを細かくしてゆきますが傷が取り切れないと思ったら一つ前の番手に戻ります。
あくまでも全体を研磨する様に磨いてゆきます。

少しずつでは有りますが傷が無くなってきましたね。
1000番のペーパーの次はバフレックスの2500番ですね・・・
ヘアライン仕上げならこれ位の番手で良いかもしれません。

続いてバフレックスの3000番です
ここまで磨いておきますと後でコンパウンドを掛ける場合に楽になりますね。
綺麗になってゆく姿を見ていますとアルミで作り直して良かったな〜と感じます。


明日はリアウイングのステーを作ってゆきましょう・・・こちらも突っ込みどころが満載・・・かな??


フロントウイング完成しました

2019-10-20 21:04:25 | Ferrari 312T Monaco GP No.1
本日は天気が良くなって秋晴れ、そして降水確率が0%という予報でしたが・・・
朝起床した時には昨夜の雨が残っていたのかまだ雨が降っていました。
それも結構な勢いでして・・・あれ?雨の音がするな〜これは夢を見ているのか??と思って目が覚めてしまいました。
出勤してからも畑に居ますと雨がパラパラ落ちてきます・・・全然降水確率が違いますね。

秋晴れどころか曇り時々雨の天気でしたね〜
なんかスッキリしないな〜。

でも夕日は綺麗でしたね〜
空が真っ赤でしたよ!!


さて先日ピンバイスが寿命を迎えた件を書きましたが本日は注文していたピンバイスが来ました。
もう寿命を迎えそうな物が何本か有りましたので3本注文しておきました。
今日は厨房のK子さんがお休みなので隣町まで買いに行く時間が無かったのです・・・こう言う場合に通販は便利が良いですね。

早速サイズを刻印しておきます
刻印しておきますと間違えてキリを付けない限りサイズの間違えが無くて良いですね・・・
本当はピンバイスを立てておくスタンドも欲しいのだけど・・・どこかに良い物が無いかな〜!?

今日はフロントウイングの加工からでしたね
矢坊主の太い物にマスキングテープで固定しておきまして、矢坊主の反対側には少し硬めのラバーブロックをセットします。
バイスのつかむ部分を使って簡易プレスして曲げ様という試みなんです
矢坊主の丸い部分でアルミ板を押してラバーブロックは適当に矢坊主とアルミ板からの力を受け流してくれますので簡易プレスになるのかなと・・・
アルミ板を矢坊主にテーピングしているのはズレますとプレスが斜めになってしまうのを防止する為です。

こんな風にグイグイと締め上げてゆきますと・・・理論上はウイングが完成する予定です

バイスから外しますとこんな感じですね・・・
一見した所では曲がっていない様な気もしますが・・・あれ!?失敗か??
と思って外してみますとこれが大成功ですね。
確かにペンチで挟んで曲げても曲がる事は曲がりますが均等に傷を付けない様に曲げるというのはなかなか至難の業です。
しかも板厚が1.0mmも有りますしその割には部品自体が小さいのです。
大きな物なら1.0mmの板厚でも素材がアルミですから曲げる事は難しい事では無いでしょう、小さな物を曲げるというのはなかなか難しいです。

仮組してみました
大きさはキットの物と全く同じです
まずまず良さそうなのでこのまま進めましょう。

フロントウイングには小さな翼端板が付いています
この部品はキットにアルミの部品として付属しているのですが・・・

ちょっと形状が変かな・・・
上下の寸法が少し大きい・・・ですね。

仕方が無いのでリベットの表現の無い方を2枚を貼り合わせておきます、そして削ってみましょう
少しスリムにする感じですかね。

そして翼端板を仮組です
手を入れた所はやはり仮組してみないとよろしく有りませんからね。

フロントウイングとステーそしてフロントホイールの位置関係はこんな感じです
ウイングは立て気味(ダウンフォースが欲しいので)でもフロントホイールのナット辺りの高さになります。
バランスは良さそうですね

すっかり忘れていたロールバーの前側のステーです
位置関係が微妙ですね
アッパーカウルとの関係もありますしね・・・干渉しまくりました・・・。

ここでちょっと補修しておきましょう
アッパーカウルの後側ですが薄くなり過ぎていまして強度が無いので真鍮線を植え込んで強度アップを図りましょう。
仕上がりには余り関係しないけどやっておく方が良いかな〜。

次はリアウイングです
こちらも難問ですね〜
こちらがキットのリアウイングです
原型師の方大変申し訳ありませんまたイチャモンをつけてしまいます、お許しを・・・。
国内に原型を作った方がいらっしゃるとどうもやりにくいですね・・・もしかしたらご覧位なっているかも知れないから・・・悪気はないのですけどね。
仕事なんでお許しを・・・・
どこが問題なのかと言いますと
ウイングの下面ですね
中央部分が上がっているじゃないですか・・・実車はこうなっていないのです。

実車はこんな感じ・・・
どちらかといえば両サイドが上がっていますね、ということは中央の下側は下がっているということでしょうね。
まあこの写真で見る限りそうなんていますよね

そしてこれがリアウイングを正面から見たところです
上の縁も水平ですし下は多少中央が下がってはいますがまあほんの少しかも知れませんのでほぼ直線と言っても良いでしょう。
同じ車ではないので100%ではないですけどね。

水平にする為に上側中央に糸鋸で切り込みをいてれて曲げてみましょう
カッチリと曲げる為には切り込みが必要なんですね

しかしながら・・・
この方法ではリアウイングの跳ね上がった部分の中央が下がってしまいます・・・

ざっくり削って整えましたが・・・

下側になる部分にアルミ板を貼ってみましたが・・・

上の面にもアルミ板を貼ってみましたが・・・


どうもこの方法ではうまくゆかないのです・・・
メイクアップ の担当者のメンツをつぶしてもならないので・・・(笑)
明日は別の方法でトライしてみましょう、もっと良いものを作りますよ!!

フロントウイングの考証と制作開始

2019-10-19 20:07:47 | Ferrari 312T Monaco GP No.1
本日の山陰ですが・・・昨日の夕方から雨になっております。
決して強く降る事は無いですが(警報メールは来ますけど)降ったり止んだりを繰り返しております。
空は明るいですが雲はかかっていまして当分晴れそうにはない感じですね。

そんな天気なので今日は畑仕事をしないで制作にかかります。
今日は誰もいらっしゃる予定は無いし外出の用事もない予定なので仕事に集中出来ると思います。

本日発送のカウルスタンドは滑り止めの自己融着型のビニールテープを貼っておきました。
まあ無くても落ちる事は無いのですが・・・
これを貼っておきますと金属とカウルが直接当たらないので少し安心でしょう。
滑り難くもなりますし・・・

これで無事にご依頼の荷物を発送させて頂きました、明日の午前中には到着の予定です。
喜んで頂ければ幸いですね〜。


さて312Tのフロントウイングですが昨日も書いた様にキットの物はこんな感じ・・・
バリが多いのは仕方が無いとしても形状が違うのはこのままでは使えない事を示していますね〜。

ザックリとバリを削って車体の前に置いてみます。
大きさは・・・タメオの物と比べると大きいのですが、車体全体の大きさのバランスにも寄りますからここは単純に比較しても意味が無い事でしょう。
いくら1/43というスケールは決まっていても原型師さんの捉え方で少しずつは変わってきます。
あくまでも模型は原型師さんが見た物、感じたものですからね。
それで不足のある人は自分で一から作りなさいという事でしょう。
バランスはこんな感じかな・・・

キットではウイングの下側にエッチングが用意されています。
取り敢えずノーズの先に取り付けてみました。

正確にはウイングの裏に溝を切ってその溝に入れ込んで接着になるので少し位置が下がると思いますがちょっと高いですね。

真横から見ますと・・・
まあ完全にステーの上に乗っかった感じですからここから0.5mmは下がると思いますが・・・

では実車はどうか・・・
走行中の写真なのであくまでも参考ですけどね
なぜならこのじきのF-1は今のに比べますとサスペンションが柔らかくてブレーキをかければフロントが下がりますし、フロントウイングのダウンフォースがかかりますとやっぱり下がるでしょうから・・・あくまでも参考という事なのです。


ウイングの高さはフロントホイールのロックナットの上側辺りが一番高い部分という事にしておきましょう
そしてウイング自体の形状ですね
キットの物を思い出して下さい・・・モナコ仕様というキットですがフロントウイングの後ろ側の形状が違います。
こちらはモナコGPの画像ですがフロントウイングの後側はほぼ真っすぐです。
モナコは直線の少ないコースなのでフロントのダウンフォースを稼ごうとして面積を大きくしたかった様に見えますね。

タメオのキットではこの辺りも抜かり無く再現されていましてフロントウイングの後ろ側は真っすぐですね

そして最後にウイングのステーです
メイクアップさんのはこれでしたが・・・

このタイプの画像はついに発見出来ませんでした。
まあ実車の写真を写してもこの部分は写らないので仕方が無いかもしれませんが・・・
F-1モデリングに有る画像ですと・・・
こんな感じです
フェラーリのファクトリーから売りに出された物、そのままと言う事なんですが・・・
これも他の物では見ない形状なんですね〜
まあ角度調整の穴は有りますが・・・軽め穴が空いていないのです。

ちなみにタメオの物は・・・真中に軽め穴の有るこんな形状です

そこで先ほどのモナコGPの画像を拡大してみますと・・・
なんだか穴が空いている様な気がしますね〜。

どこのGPかわかりませんが他の写真を探してみますと・・・こんな軽め穴の有る物が付けられていました
ウイングの形状がわからないのでモナコGPでは無いかもしれませんが・・・
これなら先ほどのモナコGPの拡大写真の様に見えるかもしれませんよね〜。

そう思って本日のブログの上から6枚目の写真を見てみますとフロントウイングの後ろ側が真っすぐなタイプ・・・これはまさしくモナコ仕様と同じ物ですね。
しかも穴らしき物が1個だけ見えています。
ウイングステーの形状を決定するのは難しい事ですね〜
なぜならこのウイングステーはウイング側に付いているものですしそのウイングはレースごとに違っている可能性が有るんですよね〜。
例え同じ形状に見えてもね・・・。
今回の製作では丸い軽め穴と後側が真っすぐなFウイングこれを目指して作ってみましょう

まずはキットのフロントウイングの後ろ側を削りましてモナコ仕様にしてみます
ウイングの前後長の寸法が短いと後を削るだけではモナコ仕様にはならないのですが・・・比較的大きめの形状だったので後ろを削ってバランスを見ています。

最初はこのキットのパーツにアルミ板を貼ろうと思っていたのです
ウイング自体が少し薄く又前後長も小さくなる様に削っています。


ウイング自体の大きさはまずまず良さそうなので次はウイングの中央に付くステーを作ります
左右に同じ形状のステーが必要ですので0.2mmの洋白板をハンダ付けしておきましょう
同じ形状の物を作る場合の常套手段ですね
まあエッチングを作ればこんな作業は不要なのですが1台分2個の為にエッチング板を作れば結構高価な物になりますからね・・・手で作ります(笑)

こちらが軽め穴付きのウイングのステーですね
こんな感じに3種類の軽め穴が開けられています
その他の物はウイングの角度を調整する為のボルト穴ですね・・・これは想像ですよ(笑)
この部分の写真はどこにも無かったのです・・・。
でも必要な筈なので穴を空けておきました。

中央に台形の洋白板をハンダ付けしましてノーズに仮組ですね。
何となく良さそうな感じでは無いでしょうか・・・?

キットのウイングを載せて確認中です・・・
高さとか角度とか・・・まずまず良さそうなので次はいよいよウイング本体の制作ですね。

最初はこんな感じで元のウイングにアルミ板を貼ってみました
きちんと貼れていたら後は削るだけなんですが・・・
どうもうまくいかないので作り直しました

1.0mmのアルミ板を出してきまして
ケガキ線を書きました・・・そして糸鋸でカットします。

外形をヤスリで仕上げまして・・・
ほんの僅か元のウイングよりも大きめになっています
歪んだときに削って修正する場合ギリギリの寸法ですと使えなくなってしまうからですね。


途中で作り方の変更は有りましたが明日はアルミ製のフロントウイングが完成しそうですね。

フロントウイング・・・見ただけ

2019-10-18 20:52:11 | Ferrari 312T Monaco GP No.1
本日の山陰は曇りのち雨の天気でした
午前中は途中まで曇りだったのでオクラとイチジクを収穫しまして・・・
9時半になりますとJR安来駅の2階に有る市民ギャラリーに向かいます
昨日から安来市文化協会の現代作家展(後期)が開催中なので当番で行きました。
一見、私の仕事上は無駄に見えるかも知れません・・・自分の依頼品を早く作って欲しいと思われるかも知れませんね。
でももうこの仕事を始めて15年も経過しますが、最初の頃は色々な方にお世話になっていたものです。
なので自分の立場立場で若い方のために少し力をお貸しするのは当然の事でしょね。
私の作品は・・・いつもの様に一つも出ていません、余分なものは作る時間がないかならんですね。

できる事なら出したいのですけどね・・・
今はちょっと無理かな〜。

まあそのうちになんとかしたいものですね。

午後1時半にお役目が終了しましたのでアトリエに戻ってお昼ご飯を食べて仕事を始めましょう。
今日はここからですね・・・

下の画像をご覧頂くとまた訳のわからない物を作っていると思われるかも知れませんね。
こちらは先日ご紹介したメイクアップ アイドロンの412Pのご注文をいただいた方からのオーダーでして・・・
展示ベースとF-1用のカウルスタンドをご所望になられましたので作っています
前に作った・・・(126Cだったかな?それとも他のF-1だったかな??)時に真鍮釘を使ってジグを作ってありましたのでそれを使って足の部分を曲げています。

メインの脚の間に補強の直管をハンダつけします

左右を結ぶ部分をハンダつけします
治具の上でハンダつけしますので中心がわかりやすいですよね

とりあえず・・・2セット分4個が完成いたしました。
現在制作中の312Tのカウルを使って・・・確認ですね。

高さを確認したかったので仮組み台から外して横に並べてみました
実際に並べてみないと高さが良いのか良く無いのかよくわからないのです。
このカウルスタンドの高さでスタンドの足が埋め込みの為の部分が1.5mmほどありますのでほんの少し高く感じるかも知れませんね。

何度か置いたり外したり・・・
確認と言いますがカウルとか塗装とかしてないと雰囲気が出にくいですね〜
でもまあ仕方がないかな・・・

次はスタンドの足の先につくゴムの滑り止めですね
少し内径が大きめのアルミパイプを使ってリューターで削ります
どの様に削るのかと言いますと・・・このゴムの部分は足が差し込まれる部分は少しテーパーがついているんですよね
このテーパーを再現するために削っています

カウルスタンド4個分のゴムの滑り止めは16個必要になりますので・・・
削った部分をカットしています

ゴムの滑り止めは微妙に長さが違うのでいつものやり方で長さを揃えます
厚みが2.0mmのプラ板に1.4mmの穴を開けてカットした滑り止めを差し込んで裏表とも削りますと長さが揃いますね。

その後爪楊枝に挿してウレタンサフを塗っています
ラッカーサフでもいいかも知れませんが・・・密着は絶対ウレタンサフの方がいいですからね〜
耐久性を考えたらウレタンですからね。

そしてサフが硬化したらラッカーで塗ります
ゴムの雰囲気を出したいのでブラックにグレーを少し入れてフラットに仕上げましょう。

次は塗料が乾くのを待つ間にスタンド本体の余分なハンダを削りましてバフをかけてピカピカに仕上げましょう
傷はない方がいいですからね(笑)

一応ですがジップの袋に入れて発送の準備ですね
〜あ!カウルスタンドの上側に滑り止めを貼るのを忘れていました・・・明日貼っておきましょう。

こちらの商品は明日の発送ですね

次は・・・先日書いていた倉庫から出てきたアイドロンのF40ですね
これをご希望のお客様は木製の台に交換をご希望の方なので交換作業を行います。
いくつか展示ベースを出してきて色のバランスを検討します

外して実際に載せてみて・・・

あーでも無い、こーでも無いと思いながら・・・
あくまでも自分のバランスなんですけどね、取り替えて本日発送させていただきました。


最後になりましたが312Tを・・・
今日はフロントウイングですね
このウイングはキットのものですがバリだらけですね〜

でも問題はそこじゃなくてね〜
形状が違うのですよ
1975年のモナコではフロントウイングの後ろ側はほぼ直線でカットされたものになっています


今日は他の作業をしていたら時間がなくなってしまったのでフロントウイングの考証は明日の楽しみになってしまいました・・・


ロールバー完成とシートの下側!?

2019-10-17 21:11:23 | Ferrari 312T Monaco GP No.1
今日から仕事ですね〜
サラリーマン時代と違って休み明けに朝起きるのが辛い・・・などと言う事も無く・・・普通のパッと起きれるのは有り難いですね。
まあ毎日楽しいですからね〜、起きれない筈が無いのです。

長かった様なお休み(2日間)でしたが中庭の芝の伸びも寒くなって来たせいかゆっくりになってきましたし・・・高菜の苗も植えたし・・・水菜とレタスはもう少し大きくならないと植えられないし・・・。
時間が少し余裕ができたので今日は畑の草を焼いています・・・勿論所轄の消防署には届け出済ですよ。
この地で商売もしていますので一応規則通りですね。

そうそう、今日の山陰は薄曇りで雨は降りそうには無いですが・・・強い日は射していませんね〜
でも中庭の木には陰が有るから薄日はさしている感じですね。

さて、仕事を始めましょう。
皆さんはピンバイスをお使いだと思いますが・・・
勿論私も使っていまして毎日使わない日は無いですが・・・
どの太さの物を一番お使いになるでしょうか?
私は0.4mmみたいですね。
下の写真で下側が0.4mmなんですが・・・ちょっと変だと気が付かれました?
ピンバイスのドリルを留める為のチャックの部分が飛び出しているのがわかりますか?
この0.4mmのピンバイスはドリルの出っ張っている部分の長さを調整して使う事が多かったので締めたり緩めたりを繰り返して使いますので外側のリングの部分が延びてしまったんでしょうね〜
しかも0.4mmとかのドリルは折れ易いので最低限の長さに調整して使う事が多かったんですね〜。
こうなったらもう交換するしか無いですね〜。
7〜8年前にも0.4mmは交換しておりますので16年間で2回目のピンバイス交換となります。
当時はたまたま不良品だったのかな?と言う認識でしたが・・・消耗しちゃったんですね。
ピンバイスも使い切る事が有るんですね・・・ドリルは消耗品の認識ですが・・・まさかピンバイスまでとか思っていませんでした。
ピンバイスさんお疲れさまでした。

さて昨日作ったロールバーを微調整して取付けてみました
今度は後側の取り付けの形状も理想通りですね
最終的には3本のボルトで固定という事になりますが現時点では仮組なので軽く接着しています。

普段は余りご覧になる事が無い部品ですが・・・わかりますでしょうか?
この部品はシートの下側の部品なのです。
本来はシャーシのモノコックの一部分という事でシャーシと一体化した物なのです。
普通ならシートの部品の下ですから省略されてしまう場合も多々有りますがさすがにメイクアップのスーペリアですね。
ここもきちんと再現してあります。
素材はホワイトメタルです・・・ここに問題が有るんですよね(笑)
実はこの両側の部分はアルミ板をプレスしてリベットなども再現された物になっておりますがこの下側はシートの下という事も有ってホワイトメタルその物なんですね〜
しかも両サイドの部分がえぐられていましてどうにも微調整がやり難いのです。

私の場合昔からプラモデルなどを作る場合もアルミの薄板を貼って質感を再現する事はしておりましたので今回も何の躊躇無くアルミ板を貼ってみましょう。
まずは採寸してからアルミ板をカットします、真中付近に引かれているマジックの線はセンターラインですね。
このラインが有りますと左右の部分が仮に斜めであっても寸法を出し易いですね。
そして折り曲げる部分にはケガキ針で強めに線を引きます
これはカクカクッとシャープに曲げたいからなのです・・・
この部分が曖昧に曲げられている事はほとんど有りませんからね。

さて・・・巧くいくでしょうか?
これから曲げて貼付けます

何とか巧くいきました。
如何でしょうか?
まだ仮組なので瞬間接着剤ですけどね・・・
アルミの質感が伝わってきますかね〜(笑)
この軽い質感が良いんですよね〜。

そしてキットのパーツを裏返して床と当たる部分を削ります
と言うのもアルミ板が0.3mm程度有りますからその分シートが持ち上がってしまいますからそれを少しでも補整しておきたいのです。
できるだけ0.,3mm程削ります

そして、アルミ板を貼ったパーツを所定の場所に収めます。
と言っても大きさが微妙に変わってきますから・・・両サイドは少し削りながら調整を必要とします。
こうやって収まってしまいますと最初からこの様だった様に見えますね。

そしてキットに付属していたシートサイドのアルミ板を削って合わせましょう
シャーシも違うしシートの下側もアルミ板の分だけ寸法が変わってきますから、そのままきちんと合う筈が無いのです。
まあ1/43キットの場合はそのまま部品が合う事など有りませんからね・・・もしそうなら奇跡的と言っても良いくらいですね。

反対側の部品も削って調整致しましてね・・・シートを収めてみました・・・
まあ予想通りシートの下は全く見えませんが・・・乗るドライバーが変わりますとシートを交換する必要が有りますよねシートを外した時に底だけが違った素材で出来ていたらガッカリされるかもしれませんので・・・アルミ板を貼っておきました。

昨日、友人のN君から特注の木製展示ベースを受け取りましたので今日はなるべく早くお客さんにお渡しするために塗装を始めました・・・
まずは色をつけます、いつものライトオークで染めています。
そしてウレタンクリアーを塗っております。
乾燥機を使って硬化促進しました。

数時間経過したら硬化しますので中研ぎして整えます
もう一度ウレタンクリアーを塗って表面を滑らかに整えました。

最後につや消しのラッカークリアーでツヤを整えて完成ですね。
お客様のご希望は色の薄い黄色系の板をご希望でしたのでN君に頼んでできるだけ明るい色の板を使っていただきました。
出来るだけお客様のご希望に沿ってみました。