踊る小児科医のblog

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東通の発電風車ポッキリ

2007年01月10日 | 環境・エネルギー
今朝の新聞を見て「何だこりゃ」と思ったのですが、夕方のTVニュースの映像をみて驚きました。
基礎のコンクリートが八角形の鉄骨からすっぽり抜けた形で倒れている。
建築の専門家じゃないからわかりませんが、あの抜け方はどう考えても普通じゃないですね。
どうして縦の鉄骨だけで横方向の骨組みがないのかというのが素人の疑問なのですが。

高さ70mの発電風車倒壊/東通(2007年1月10日)
経産省が現地調査/発電機倒壊(2007年1月10日)
>風車の強度が風速六〇メートルに耐えられる構造だったのに対し
>事故当時の風速が二五メートル程度だったことや、
>二十五基のうち一基だけが倒壊したことから、
>強風だけでなく設計や施工上の問題についても調べている。

こういった工事って、再処理工場の水漏れプール問題でもそうでしたが、地元の下請け業者が絡んでいて技術面で問題がある可能性がないかどうか。
もしそうだとしたら、他の風車はどうなのか。。

もう一つ気になるのは「風車の強度が風速六〇メートル」しかないということ。
いくら青森県は台風の直撃がないとはいえ、最近の異常気象もあって、風速30~40mはいつあってもおかしくない。
富士山の頂上じゃないから60mを超えることはまずないとは思うけど、安全設計上の余裕がなさ過ぎるのでは?
(などと書いていて、我が家は一体風速何メートルまで耐えられるのでしょう?)

更にもう一つのギモンは、風力発電の事故なのに、どうして原子力安全・保安院が調査しているのかということ。
東通や六ヶ所の風力発電施設は、原発や再処理工場と一体のものだったということか?

しかし、いつも思うのですが、新聞記事というのは一番知りたい情報が書かれていない。
(ホント不思議です)
「風力発電機の高さは約七十メートル、羽根部分も含めると最大約百メートルになる。支柱の根元部分の直径は約三・九メートル」
で、重さはどのくらいなんでしょう?