踊る小児科医のblog

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失言ではない、柳沢厚労相「機械」発言

2007年01月29日 | 政治・行政
この人がこんなこと言ったとしても、「さもありなん」、だれも驚きません。
柳沢厚労相「機械」発言、野党が一斉批判…辞任要求も
少なくとも私たちの業界では、この大臣のことを誰も信用してないし、期待してない。
財務省の手先として医療崩壊を加速させようとし、財界の利益を守るためにナントカというカタカナの「残業不払い」法案を積極的に推進しようとしているのだから。。

よくこういうのを「失言」と表現するけど、失言というのは思ってもないことを口にしてしまうことで、これは普段から思っている「本音」を言ったわけですから失言でも何でもない。※
(もちろん、政治家が本音を言ってはいけないという意味では「失言」と表現しても間違いではないのですが)
結局は、人間として信用できるかどうかという問題に尽きますね。※
東国原知事の勝利を、単に保守一本化に失敗したからととらえている元首相もいるようですが、いま起きていることを全然わかってないみたい。

※ここは、自分にも跳ね返ってくることですから、「どんなときにも発言には気をつけなくてはいけない」ではなく、どんな場面でも信用を無くすような発言をすることのない「自分の内面」が問われてくるわけです。しかし、一国の厚労相が女性を「子どもを産む機械」などと発言するとは、想像もできない世界ですね。

でも、驚きません。いまのこの国の、この美しい内閣なら。