簡単キットと思って手を付けたら、色々と手こずっています。
主翼の取り付けは、プラ板で主翼下面と胴体の間、胴体フィレットと主翼上面に間にそれぞれ挟んで、仮組みしながら調整した結果、何とかなりました。
ということで、ようやく士の字になりました。
この後が少々大変でした。
例の「全面梨地加工」を取って、ツルツルにする作業です。
600番→1000番の水ペーパーで、筋彫りやモールドを消さないように注意しながら全体を一皮削った後、 コンパウンドで全体を磨き、その後、ハブラシで削りかすを落としながら水洗い。
当然のこととして、マスキングゾルが落ちてしまうので、もう一度塗り直しです。(マスキングテープは大丈夫です)
更に、消えてしまった筋彫りの復活を済ませます。
ここまで来て、やっとサフ吹きです。
苦労して合わせたコックピット回りのクリアパーツ、主翼の付け根もOKです。
綺麗に収まっていますし、ガッチリ組み上がりました。
エンジン周りは別に制作を進めて、最後にドッキングする予定です。
この後、いよいよ基本塗装に掛かる訳ですが、ここで難問があります。
この大きな図体の機体を、どうやって間延びせず、単調にならないように仕上げるか・・・です。
シルバー部分にパネル毎にトーン変化を付けて塗り分けたり、筋彫りに墨入れをしたり、レシプロ機なので排気の汚れを表現したりは当然やるにしても、それだけでは間延びすると思います。
旅客機なので軍用機のように汚すわけにもいきませんが、ただピカピカにするのではなくて、「鈍いツヤ」を何とかうまく表現できる方法はないものかと悩んでいます。
ちょうど10年位経ってくたびれた車のボディにワックス掛けて磨いた時のような鈍いツヤです。
ここから先は次回にします。