「猿の惑星 創世記(ジェネシス)」を観てきました。
http://www.foxmovies.jp/saruwaku/
最初はあまり興味がなかったのですが、先に見た知り合いの「良かったよ」という感想を聞いて映画館へ行ってみました。
例によって、家内と一緒に「夫婦50歳割引き」で2人で2000円です。
確かに「なかなか良かった」です。
出てくる猿(チンバンジー、ボノボ、ゴリラ、オラウータン)は全てCGです。
アクションシーンではCGっぽさがちょっと出ていて、猿の運動能力が高過ぎるのが気になりますが、演技のシーンではCGとは思えない繊細な表情描写で、もの凄くリアルです。
ネタばれになってしまうので、ストーリーの詳細は書きませんが、テーマは「人類の奢り、愚かさ」であり、チャールトン・ヘストン主演の第一作のラストシーンへの繋がりが想像できる内容です。
但し、ほんのちょっとしたシーンやセリフですから、よく観ていないと見過ごしてしまいますし、本当のエンドロールが始まるまで席を立ってはいけません。
昔公開された、同様の部分を扱った「猿の惑星 征服」とはかなり違う展開ですが、今回の方がリアリティ、納得感があります。
リメイクというより、新しい解釈の新作と思った方がいいでしょう。
第一作まで繋げるためには、もう一作が必要(人類が壊滅し、猿が高度文明を持つにいたる経緯)になると思いますので、恐らく制作されるのではないかと思います。
今回の作品を観ると、ちょっと期待してしまいます。
出演者の中では主人公の父親役のジョン・リスゴーのアルツハイマー病の演技が光っていました。
一応、お勧めできる映画です。