タミヤ1/48 MMシリーズNo.98のT-55とNo.99のT-34/85が揃って完成しました。
これで出戻ってから168、169個目の完成で、積みの半分以上になりました。
戦車の場合、何を以て「完成」というのか、よく判らなくなったという感想もあるのですが、自分としては一応完成という気持ちになりました。
私としては5~6台目の戦車です。(72が1つ以外は全部48)
3月7日に制作開始したので、製作期間は17日間、正味の製作日数は1週間程です。
これまで作った4台は、基本塗装→墨入れ→ウォッシング→タミヤウェザリングマスターでの汚しという単純な工程でしたが、今回はhajimeさんやムライ博士さん、くうさん、0-senさんなど、先達の技法や作例に習って、最近購入した油絵具、ウェザリングペースト、水性塗料などの新たなマテリアルを使って、フィルタリング、チッピング、泥汚しという新たな塗装やウェザリングに初挑戦してみました。
組み立て自体は定評のあるタミヤMMシリーズなので、完全素組みで正味丸1日程度で終わりました。 パーツ精度完璧でパチピタの極地です。
マーキングはT-34がキット付属デカールを使った第3親衛戦車軍、第7親衛戦車軍団のもので45年にベルリンに侵攻した時のもののようです。
T-55はどうても68年のプラハの春(チェコ事件)の時にプラハに侵攻したソ連軍のマーキングにしたかったので、キットのデカールは使わず、ネット画像を参考に白十字を筆塗りし、車体番号はジャンクデカールから流用しました。
基本塗装は全てクレオスラッカーでT-34がカラーモジュレーションセットの瓶生、T-55がベース色に白と茶色を少し混ぜて色調を変えた色の濃淡です。
墨入れはクレオスウェザリングカラーのグランドブラウンで、ウォシングは同じくグレイッシュブラウンです。
この後が全部今回の初挑戦です。
フィルタリングは油絵具のチタニウムホワイト、ネイプルスイエロー、グリーングレー、ローアンバー、アイボリーブラックを点付けしてターペンタインを含ませた筆で拭き取るような感じで広げました。
チッピングはクレオスのレッドブラウンをスポンジで叩く方法と極細面相筆で乗せる方法の併用です。
前回のミゼットの反省で、調子に乗ってやり過ぎないように気を付けました。
要所にはウェザリングカラーのステインブラウンも追加しました。
最後にライトグレーでドライブラシを掛けて立体感を出しました。
足回りは、これも最近購入したクレオスのウェザリングペーストのマッドイエローとマッドレッドの2色を使いました。
履帯にはウェザリングカラーのステインブラウンもたっぷり塗っています。
転輪周りはウェザリングペーストを点付けした後、薄め液で広げています。
車体下部はウェザリングペーストを擦り付けたまま乾燥させています。
車長のフィギュアは水性塗料のアーミーペインター4色とVICホビー2色の合計6色を使って筆塗りしました。
最後になってしまいましたが、色々と教えて頂いた皆様に改めて感謝申し上げます。
ありがとうございました。 お陰様で新しい扉をひとつ開けることができました。
それでは完成写真です。
【T-34/85】
【T-55】
18年に製作したT34/76も並べてみました。
76が綺麗に見えます。
これまで製作したタミヤMMシリーズ5作勢揃いです。
製作順はマーダー(一番手前、14年)→T34/76(一番奥、18年2月)→Ⅳ号戦車(手前から2番目、18年3月)の順です。