関東甲信の梅雨明け後、猛暑の晴天が続いていますし、新型コロナの流行も治まるどころか拡大していますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
そんな猛暑の中、避暑を兼ねたハイキングに行ってきました。
今月初めに家内と一緒に下見を兼ねたドライブに行った北八ヶ岳の坪庭周辺の山々のトレッキングです。
朝3:30に起床し、朝食を済ませた後、4:30にマイカーで自宅を出発。
八王子ICから中央道に入り、途中八ヶ岳PAでトイレ休憩です。
目的地の八ヶ岳連峰が綺麗に見えています。
渋滞も無く、南諏訪IC経由で7:30に北八ヶ岳ロープウェイ乗り場(1771m)に到着しました。
ご覧の通り快晴ですが平日なので駐車場はガラガラです。
半袖では肌寒いくらいの涼しさです。
北八ヶ岳ロープウェイ|蓼科、八ヶ岳の観光スポット・トレッキング・バリアフリー対応 (kitayatu.jp)
身支度を整えて8:00の始発ロープウェイに乗り、8:10頃に山頂駅(2237m)に到着です。
登山届を提出して、8:20、ここからトレキング開始です。
予定していたのは坪庭散策コースの中程にある北横岳登山口から北横岳(2480m)の登り、そこから三ノ岳(2360m)→雨池山(2325m)→縞枯山(2403m)をトレッキングし、縞枯山荘を経てロープウェイの山頂駅に戻るという約6時間のコースで、予定では15:00頃に山頂駅に戻る見込みでしたが、実際にはそうは行きませんでした。
地図の黒い線が予定していたトレキングコースです。
坪庭中程の北横岳への登山口です。
登山口付近から見た北横岳です。
登山口から一旦沢筋に下り、そこから急な登山道を登ります。
岩場中心の結構険しい道です。
途中、坪庭が見下ろせます。
登り始めて約1時間、9:30頃に山頂少し手前の北横岳ヒュッテに到着しました。
ここでトイレと暫し休憩です。
このヒュッテは予約すれば宿泊もできるようです。
オダマキが咲いていました。
ここから山頂に向けて一番険しい岩場の登りが暫し続きます。
ヒュッテから15分くらいで無事北横岳南峰2471mに到着です。
少し雲が出てきましたが、まだ晴天で絶景が堪能できました。
坪庭よりも200m以上高いので見える角度が違います。
南八ヶ岳連峰です。
南アルプス連峰
中央アルプス連峰
手前に見えるのが茅野の街です。
雲がかかってよく見えませんが乗鞍や北アルプス連峰まで見えます。
下を見下ろすと縞枯山荘の青い屋根とその周辺の湿原や木道が見えます。
ここから4~5分歩くと北横岳北峰2480mに着きます。
ここで10:00です。
蓼科山(2530m)も間近に見えます。
アップにすると蓼科山頂ヒュッテも写っています。
次はここへ登ってみたいです。
この後、北横岳ヒュッテまで戻り、その先の分岐路で三ツ岳へ向う予定でヒュッテ先まで下山しました。
ここで予定が狂います。
分岐路の看板はあるのですが、肝心の分岐路らしき登山道が見つかりません。
周辺を10分くらいウロウロして探しましたが、やっぱり見つかりません。
そのうち「三ツ岳方面、難所多し。転落注意。軽装備の方は行かないで下さい。」という看板を見つけました。(看板の写真は撮り忘れました。)
難所があるというのは事前に調べて判ってはいましたが、ここまでストレートに書かれると腰が引けます。
結局分岐路は見つからないので、予定を変更して一旦坪庭まで引き返すことにしました。
来た道を下山します。
11:10分頃に坪庭まで戻り、坪庭を通過して縞枯山荘へ向いました。
11:30、縞枯山荘へ到着。健在でした。
綺麗で気持ちの良い湿原が続き、木道が整備されています。
右手に見えるのが縞枯山です。
この木道を5分位歩いて一番奥まで行くと、雨池山と縞枯山の各登山道の分岐点に突き当たります。
縞枯れはっきりと見える雨池山です。
縞枯山です。
この分岐路で雨池山を経由して三ツ岳に行こうかという「欲望」一瞬頭を過りましたが、時間的に無理と判断し、縞枯山に登ることにしました。(ソロハイキングで無理は絶対に禁物です)
縞枯山は1時間程で登れますが、殆どジグザグなしに250mくらいをストレートに登るので、なかり険しい岩場と滑りやすい小石の急斜面が延々と続き、結構キツイです。
12:50無事に縞枯山山頂2403mに着きました。
この山頂は木に囲まれている為、眺望は良くありません。
南八ヶ岳、南アルプス、茅野方面が少し見えるだけです。
ここで昼食(コンビニおにぎりと麦茶)を取った後、早々に下山しました。
来た道を戻るだけなんですが、先述の通り非常に険しく滑りやすいのでかなり足に応えますし登りと同じくらいの時間が掛かりました。
13:50分頃無事に下山し、縞枯山荘まで戻りました。
縞枯山荘のテラスで暖かいコーヒーを頂き、20分程寛ぎました。
この後、15分くらい歩いて北八ヶ岳ロープウェイの山頂駅まで戻り、下りロープウェイで下山しました。
駐車場の車まで戻ったのが14:40頃で、帰宅は(渋滞なしで)17:30頃になりました。
日帰りのハイキングとしてはほぼ限界ですね。
山頂駅より上に居る間は特に「暑い!!」とは感じること無く、勿論大汗はかきましたが、なかなか快適でした。
予定していた4つの山のうち2つしか登れませんでしたが、「絶対に無理はしない」という鉄則を考えると、これも止むなしです。
歩行歩数15800歩、歩行距離約10kmでした。
体重は1kg以上減りました。
今年6回目のハイキングが無事終了しました。
次は夏の間に大菩薩嶺のロングコースか、又は蓼科山、はたまた南アルプスのどこかに挑戦してみたいです。
<オマケ>
今回のトレッキング中に出会った高山植物や昆虫たち
名前が間違っていましたらご容赦下さい。
名前の判らない植物
ヤマキマダラヒカゲ
ヤブラン
ミヤマバイケイソウ
ベニテングダケ(毒)
ヒメキマダラヒカゲ
ハクサン石楠花とルリヒラタムシ
ニガナ
アキアカネの雌、無数に乱舞していました。
帰り道のビーナスラインの途中で車の前に5~6頭の野生の鹿の群れが出てきてビックリしました。
あまりスピードを出していなかったのでぶつからずに済みました。
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どの写真も爽やかです。特に木道の写ったものが素敵で、高原の雰囲気が伝わってきました。
ルートを変更されたこと、良かったと思います。山登りって、無事に帰宅することが一番大切ですね。
下界の猛暑が嘘のような爽やかな涼しさでした。
高原の夏を満喫できました。
縞枯山荘は10年前にも行っていて、その時は営業していませんでしたが、今回はちゃんと営業していて宿泊も受け付けているようでした。
仰る通り、山登り、特にソロの場合は絶対に無理は禁物で、少し余裕を持って腹八分目で止めておくのが鉄則ですね。
そういう意味では状況に応じて融通の利く計画を立てることも重要です。
とは言えませんね。私の20代の頃はワンダー
ホーゲルとか言ってました 登山よりも無理
しない山登りでした。草花や昆虫もきっちり
カメラに収めておられる 余裕があります。
もうこのような高所には行けないので
楽しませてもらっています。
山荘など昭和のままで懐かしい感じがしますね。中に入ったら輪になってフォークギターで合唱みたいな(笑)
仰る通り、普通に歩ける道ではありませんが、登山道としてはやや険しいレベルだと思います。
今回は自力高低差が250m程だったので私でも十分に上り下りできましたが、この険しさで500m以上の高低差になるとかなりキツイですね。
2500m近くになると平地では見掛けない高山植物や高山昆虫が色々見られて楽しかったです。
夏の間はこのくらいの高山の方が涼しくて楽です。
逆に1500m以下の山は熱中症になりそうで恐いです。
まだまだハイキング初心者なのですが、徐々に判ってきたのは、2000m以下なら標高よりも自力で登る高低差と登山道の険しさ(危険度)が重要です。
2000m以上は少し空気が薄くなるので、そのことも考えていかないといけません。
私のレベルなら比較的登りやすい登山道で自力高低差1000m以下、今回のようなやや険しい登山道なら自力高低差500m以下くらいに抑えておかないといけません。
下りの体力消耗も結構激しいので、登り切った時に体力を6割以上残しておかないとヤバイです。
途中でヤバイとかオカシイと思ったら、即座に迷わずに来た道を引き返すことです。
山荘は仰る通り昭和の匂いプンプンです。🤗