今年の5月に初めて山梨県の日本百名山のひとつである大菩薩嶺2057mに登りました。
その時には上日川峠→福ちゃん荘→唐松尾根→雷岩→大菩薩嶺→雷岩→大菩薩峠→上日川峠という一番短いトレッキングコースを歩きました。
登山口の上日川峠が最低点で1593m、最高点の大菩薩嶺が2057mで累積の自力高低差は501m、距離が7.18kmでした。
その時のブログです。
大菩薩嶺に登りました - 自己満足日記 (goo.ne.jp)
この時に次回は石丸峠まで行くロングコースにチャレンジしようと決めていましたが、今回はそれを実行しました。
今回のルートは
上日川峠→福ちゃん荘→唐松尾根→雷岩→大菩薩峠→熊沢山→石丸峠→上日川峠
で赤太字の部分が前回との違いです。
最低点が1553m、最高点が2034mで累積の自力高低差は652m、距離が8.08kmです。
前回と比べて自力高低差が151m増、距離が0.9km増だから大した違いでは無いと思っていましたが、結論から言いますと想像以上にキツかったです。
自宅を5時に出発し、高速代を節約するために相模湖ICまで国道20号線で行き、相模湖~勝沼まで中央道を使い、7:15頃に登山口の上日川峠に着きました。
天気は晴れ、気温は20度くらいでとても涼しいです。
登山口にあるロッジ長兵衛です。
ここで登山届を提出します。
登山口脇の案内板です。
下の案内板が前回のコースです。
登山口です。
7:30分ハイキング開始です。
この登山口から雷岩までは前回と全く同じコースなので詳細は省略します。
福ちゃん荘到着が8:05分、雷岩到着が9:15でした。
2度目なので前回より若干短時間で雷岩に着きました。
雷岩に着くちょっと下で富士山のてっぺんが少し見えました。
でもこの後、どんどん雲が増えてきて雷岩に着く頃には富士山も南アルプスも八ヶ岳もほぼ見えなくなってしまいました。 残念😓
最高地点の大菩薩嶺は前回行って、眺望が全く無い事が判っていたので今回はパスです。
雷岩で景色を眺めながら水分補給をして暫し休憩の後、大菩薩峠に向かいました。
途中、少しガスが掛かってきてちょっと心配でしたが短時間で晴れました。
雷岩から大菩薩峠までのルートも前回と全く同じなので、今回は省略します。
30分程で大菩薩峠に到着です。
まだ少しガスってます。
ここでお腹が空いたので、早めの昼食(コンビニおにぎり2個)を食べて、水分補給です。
奥多摩方面も雲で見えません。
10:20分頃、大菩薩峠を出発して、今回初めての石丸峠に向かいました。
大菩薩峠から石丸峠との間にある熊沢山に向けて登り始めます。
それまでの整備された登山道とはガラリと変わって、岩と木の根と苔だらけの結構険しくて、はっきりしない登山道を登って行きます。
40分程登った所で熊沢山(1978m)につきました。
小さな看板があるだけで、ベンチもありませんし、木に囲まれて眺望もありません。
熊沢山から石丸峠に向けて下ります。
それまでの森から急に景色が開けて気持ちの良い笹原に出ます。
但し、石と岩だらけの結構急な下りなので余り景色を楽しむ余裕はありません。😢
写真の真ん中に見えるT字路が石丸峠です。
雲がなければかなりの眺望が望めるはずですが、生憎の雲で菩薩湖が見えただけです。
石丸峠から見た熊沢山です。
石丸峠の標識です。
11時過ぎ頃に上日川峠に向けて下山開始です。
事前にネットで調べた限りでは、「なだらかな下山ルート」ということでした。
確かに最初の20分程は写真のような笹原の中のなだらかで歩きやすい道でした。
ところが・・・進むに連れてだんだんと急坂になってきて、石や岩や木の根などで大きな段差が続く険しい道になってきました。(話がちゃうやんかぁ~~😫)
下の写真はマシなほうです。
しかもこんな道が延々と1時間くらい続きます。
途中で林道を横切ります。
この後も更に険しい下りが続き、だんだんと足がガクガクになってきました。😫
やっと県道に出ました。
県道を横切って再度上日川峠に向う登山道に入ります。
この後、ようやくなだらかなアップダウンが続く道になりました。
但し、途中には橋の無い沢渡りが3箇所あります。
ここをクリアして暫くなだらかな登りの登山道を歩きます。
12:45頃、下山開始から1時間半以上掛かってようやく上日川峠に戻りました。
ネットの情報では1時間程なので大違いです。😓
車に戻った頃には足がガクガクになっていました。
あぁ~~キツかったぁ😫
歩いた距離は8.08kmかも知れませんが、歩行歩数は18000歩になっていましたので普通の道なら12km程ですから、如何に歩幅が小さかったかが判ります。
今回のコースはネット上では「初心者や子供でも楽に行けるコース」として紹介しているサイトが多いですが、ちょっと違います。
小さなお子様やお年寄り(自分も年寄りですが・・・)にはお勧めしません。
大菩薩嶺ハイキングはこれで一先ず終りにします。
次回は別の新しいところを探します。
有力候補は御岳山~大岳山トレッキングか丹沢塔ノ岳あたりで、9月下旬か10月上旬頃を目論んでいます。
13時過ぎに上日川峠を出発し、帰路は高速代節約のため中央道は使わず全部国道20号線で帰りました。
渋滞も無く信号にも殆ど引っ掛からず、終始40~60kmでスムーズに走れたので15:30に帰宅できました。
高速使った場合より30分弱余計に掛かっただけでした。
これで今年7回目、去年ハイキングを始めてからの通算で12回目のハイキングになりました。
<オマケ>
今回のハイキングで出会った虫と花です。
賽の河原の避難小屋で見つけたジャノメチョウです。
下山中に見たマルバダケブキの群生です。
2回目の大菩薩嶺周回、お疲れ様でした~!
介山荘から熊沢山迄の登りは、苔が生していて良い雰囲気ですよね。☺️
車でなければ、その先の牛ノ寝通りという気持ちの良い尾根がお勧めなんですけど、、、
次は大岳山ですか、、、
土曜日なら、何処かですれ違うかも!☺️
良い山行になると良いですね~!
思いのほか疲れました。
介山荘から熊沢山までの登りは薄暗い登山道が本当に何種類もの苔で覆われていて不思議な雰囲気でした。
車だとどうしても元の場所に戻らないといけないのでコースが限られてしまいます。
公共交通を使えば縦走ができるんですけど、もう少し先になりそうです。
ケーブルカーで御岳山へ上って、そこから大岳山に縦走して戻ってくるというコースが日帰りで行けそうなので、詳しく調べてみようと思っています。
かなり荒れたところもあり、大変だったことが伝わってきました。
雲で眺望はさほどなくても、笹原や森林の中をあるくのは気持ちがいいですね。
このところ10時を過ぎると急に雲が増えてくるのと、例年以上の暑さで山に行っていません。
もう少し待ってから、山登りを再開したいと思っています。
現天皇皇后ご夫妻が20年前の皇太子時代にトレキングされたルートはその時にかなり整備されたらしく、今でも登山道としてはかなり歩きやすくなっていますが、それ以外のルートは「どこが登山道なのか判らない」ような荒れた所も多々あって、かなりギャップを感じました。
福ちゃん荘に2002年に当時の皇太子ご夫妻がトレッキングされた際に「雷岩」で撮られた写真が飾られているのですが。この写真の説明書きに「神成岩」となっているのに気が付きました。
20年前は「神成岩」と呼ばれていたのか、それとも皇室に気を使って「雷」をこの時だけ「神成」に変えたのかは私には判りませんが、驚きました。
大菩薩周辺も朝は晴れていましたが、9時頃から雲が増えてきましたね。
今年は残暑が相当長引きそうなので、涼しくなるまでは軽いハイキングで抑えておこうと思います。
塔ノ岳は涼しくなってヤマビルが治まってからにしようと思います。