九州大雨で被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
幸い関東地方は大雨には遭っていませんが、これからの台風シーズンを前にまだまだ油断はできません。
レベル1/144 UボートXXI型の製作、続きです。
塗装の終わった艦内(インテリア)パーツの組立を進めました。
若干調整が必要な部分もありましたが、パーツ精度は概ね良好で、大きな問題なく組み立てが進みました。
艦橋内部を除いてインテリアが完成しました。全長40cmです。
何だか魚の内臓みたいです。(笑)
艦首から順番に、魚雷室です。
12本の魚雷を積んでいます。 Ⅶ型のような艦砲は装備していませんから、これを使い切ったら帰港です。
魚雷室の後ろは恐らく乗組員(水兵)の寝室と小部屋(シャワー室と艦長室?)です。
床下の青いのはバッテリー(潜航時のモーターの電源)です。
中央にある指令室です。
真ん中の柱のようなものは潜望鏡だと思います。
その右側は無線室かソナー室でしょう。
この上に艦橋が乗ります。
指令室の後ろが士官居住室です。 壁はドライブラシで木目表現しました。
最後尾が機関室です。
ディーゼルエンジン2発とモーター、ミッションが見えます。
インテリア全体を船体パーツに仮組みしてみました。
船体の全長は53cmです。
もう片側のパーツも仮組してみました。
何とか収まりそうです。
次は艦体の組立です。
タミヤ スケール限定商品 1/350 日本海軍 特型潜水艦 伊-400 スペシャルエディション 89776 | |
タミヤ(TAMIYA) | |
タミヤ(TAMIYA) |
前部の魚雷室からスタートしてとうとう艦尾まで到達ですね、全長が53cmとはデカい!カッティングマットから両端がからはみでています。
光の関係かマットの色がコバルトブルーに見え、一瞬南の海を潜航しているような気にさせられました。
指令室って結構狭いんですね、潜望鏡も太いし、頭の中の”潜水艦の指令室”が実際形になって目の前にあると「こんなものなのか!」とびっくりしました。
向こう側が廊下になっているのもまた驚きです、ちょっと先入観があり過ぎ(強すぎ)で驚いてばかりの感想になってしまいました。
次はタイプⅩⅩⅠの独特の形をした艦橋が取り付けられるのでは、これも期待大です。
私もUボートの艦内を作るのは初めてで、作ってみて改めてその「狭さ」を実感しています。
こんな空間で何週間も男ばかり顔つき合わせ、高温多湿で風呂にも入れず、その上、駆逐艦の機雷攻撃に晒されたりするんですから、普通の神経じゃ持ちませんよね!
私なら絶対に嫌だ・・・ってことを改めて実感しています。
そんなことを考えながらドンドン進めます。
魚雷が当然のごとく先端にありその後に居住スペース、機関室と続いていくわけですね。
一切の無駄が無く当然娯楽スペースも無い空間で何週間も過ごすのは堪らないですね。
想像するに体臭などのにおいが相当きついのでは?
トイレもどうしたのかとか色々と考えてしまいます。
このキットでは再現されていませんが、出港直後は艦内の至る所に食料が吊るされていました。指令室にまでハムが吊るされていたり・・・。
それが少しづつ減っていく訳です。
トイレは一人分だけあります。 風呂はありませんがシャワー室も一人分だけはあります。真水はエンジンの排気熱利用の覆水器を使ってエンジン稼働中は海水から蒸留水を調達できるようになっていましたが、貴重品なのでシャワーは十分に使えたわけではなかったそうです。
当然体臭は凄かったと思いますし、インキンや毛ジラミにも悩まされたとか。
悪臭、不衛生、過酷な戦闘、狭い閉鎖空間等々、正に極限状態です。
映画「Dasboots」を観るとよく判ります。