映画「WOLF HOUND」・・邦題「KG200ナチス爆撃航空団」を観てきました。
マイナー映画で上映館も少ないので最寄りのシネコンではなく、MOVIX昭島まで足を運んで観ました。
映画『KG200 ナチス爆撃航空団』公式サイト (mid-ship.co.jp)
第二次大戦中に実在したと言われるナチスドイツ空軍秘密部隊のKG200を題材にしたアメリカ映画です。
ドイツ空軍が鹵獲した連合国軍機を使用して行なおうとしている極秘作戦(作戦の内容はネタバレになるので伏せておきます)を鹵獲機の乗員等の捕虜が察知して阻止するというお話なのですが、はっきり言いましてストーリーは陳腐です。
ディズニーが作った「パールハーバー」と似たようなアメリカご都合主義臭さ満点の内容です。
空戦シーンの撮影にお金を掛けすぎたせいか俳優陣も二流どころで、演技もTVドラマレベルです。
細かい考証もお粗末で「そんなアホな・・・」という(笑える)シーンも多々あります。
例えば、爆弾満載したB-25JがBf109Gと互角に空戦出来るわけがないでしょ・・・とか。
ドイツ軍の将校がまるでターミネーターなのも笑っちゃいます。
唯一の見所はCGや特撮を殆ど使っていないという実機を使った空撮による戦闘シーンです。
登場する機体も現存する実機ばかりで、B-17G、P-51D、スピットMk.Ⅸ、ハリケーンMk.ⅩII、Bf109G(イスパノではありません)、B-25Jなどが画面一杯に飛び回ります。
飛行機の挙動も凄く自然でCG特有の嘘っぽさもありません。
更にチラッとですがMe262やB-24も登場しますし、キューベルワーゲンやハノマークも実車が登場します。
クドいようですが脚本やストーリー、演技には期待しないで下さい。
シニア割引で1200円じゃなければ損したような気分になります。
エイプリルフールだと思って大目に見ましょう。
WWⅡの欧州戦線で活躍した飛行機が好き!!という方にだけお薦めいたします。
実物のキューベルワーゲンとハノマーク‼️
ちゃんと動いているのですか、、、?
その部分だけで良いので見てみたいです!😆
短いカットですがキューベルやハノマークの実車がちょっとだけ動いて登場します。
ハノマークは博物館から引っ張り出したばかりのようなピカピカです。
これを観るだけに1200円出す価値はないと私は思いますが・・・。
キューベルの実車は日本にも何台かあるようで、静岡HSでも見ましたよ。
映画UボートのDVD買ってきました。以前クラキンさんがお好きだと仰ってから中古で探してたんですが、今日ようやくゲット。まともに観るのは初めてです。
>はっきり言いましてストーリーは陳腐です<
やっぱりそうでしたか...
TouTubeでも客寄せと思しき予告編が出ていて、
それを覗き見るに「何かどうもなぁ...?」という嫌な予感はしていたのですが(-_-;)
ワタシの持っている『KG200』、集英社出版の本は1979年版で第3刷です。
映画の中では恐らくですが、原作に有った二重スパイとなってしまった、
かわいそうなドイツの女スパイのハンナは登場しなかったのでしょうね。
200KGのヴァルノウ少佐は名前だけでも敵役で出たのかも知れませんが、イギリス空軍のクローズデル少佐はなかったかなぁ?...
昭和の頃の”戦略”とか”特攻”なんたらとか題名に付いていた欧米B級戦争アクション映画が、
21世紀になって20世紀の小説をネタに作られた、という事でしょうか。
期待していた映画だけに残念では有りますが、本当に貴重なご感想をありがとうございました<(_ _)>。
実機を使った空撮だけは見応え十分です。
それ以外は×です。
戦勝国ということと、こういう物を残していこうという文化が根付いていることが日本とは大きな違いだと思います。
「DasBoots」、お気に入って頂けると良いのですが・・・観ていて決して楽しい映画ではないので。
私もあまり期待せずに観に行ったのですが、予想以下でした。
実機の飛行シーンを観るだけの映画と割り切った方が良いです。
ドイツ人の女スパイの代わりに仏レジスタンスの女戦士が出てきますが、これが意味不明です。
イギリス空軍のパイロットの捕虜も出てきます。
アメリカ映画の単純で嫌な面が出てしまった映画です。