ノーベル平和賞決定 露で反発「プーチン氏こそ」(産経新聞) - goo ニュース
今年のノーベル平和賞は、内戦下のシリアで化学兵器の廃棄作業に当たるOPCWに授与されることが決定されました。ところが、ロシア国内では、化学兵器廃棄に向けて国際社会を動かしたのはプーチン大統領であるとして、反発の声があるそうです。
しかしながら、プーチン大統領には、もう一つ、ノーベル平和賞を受賞するチャンスがあると思うのです。それは、現在、ロシアの施政下にある北方領土を、日本国に返還することです。第二次世界大戦において、連合国は、戦後処理の基本方針として不拡大方針を掲げたものの、連合国側で参戦したソ連邦は、この方針に従うことなく、バルト三国等の独立を奪うと共に、周辺諸国の領土をも武力で併合しました。ソ連軍に武力占領された北方領土も、江戸時代の1854年に、日露和親条約で平和裏に国境を画定したものであり、日本国が戦争で獲得した領土ではありません。ソ連邦の対日参戦についても、ヤルタ協定に基づくとはいえ、日ソ中立条約の一方的な破棄によるものであり、日本国との二国間関係では、ロシアは侵略を働いているのです。今後、日本国との間で締結される平和条約において、北方領土の返還が明記されるとすれば、侵略国との戦いを戦争目的とした連合国側の大義は、戦後半世紀以上を経て、ようやく実現することになります。
武力による他国の領土併合に終止符を打つこと。この作業こそ、国際社会に平和をもたらす重要なステップであり、この文脈において、ロシアによる北方領土返還は、国際の平和に大いに貢献することになります。凄惨を極めた第二次世界大戦を、人類が法による平和を構築するプロセスに位置付け、両陣営が払った夥しい犠牲を無にしないためにも、北方領土返還の功績を讃えて、プーチン大統領がノーベル平和賞を受賞する日が来ることを、日本国民、そして、全世界の人々が待ち望んでいると思うのです。
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しかしながら、プーチン大統領には、もう一つ、ノーベル平和賞を受賞するチャンスがあると思うのです。それは、現在、ロシアの施政下にある北方領土を、日本国に返還することです。第二次世界大戦において、連合国は、戦後処理の基本方針として不拡大方針を掲げたものの、連合国側で参戦したソ連邦は、この方針に従うことなく、バルト三国等の独立を奪うと共に、周辺諸国の領土をも武力で併合しました。ソ連軍に武力占領された北方領土も、江戸時代の1854年に、日露和親条約で平和裏に国境を画定したものであり、日本国が戦争で獲得した領土ではありません。ソ連邦の対日参戦についても、ヤルタ協定に基づくとはいえ、日ソ中立条約の一方的な破棄によるものであり、日本国との二国間関係では、ロシアは侵略を働いているのです。今後、日本国との間で締結される平和条約において、北方領土の返還が明記されるとすれば、侵略国との戦いを戦争目的とした連合国側の大義は、戦後半世紀以上を経て、ようやく実現することになります。
武力による他国の領土併合に終止符を打つこと。この作業こそ、国際社会に平和をもたらす重要なステップであり、この文脈において、ロシアによる北方領土返還は、国際の平和に大いに貢献することになります。凄惨を極めた第二次世界大戦を、人類が法による平和を構築するプロセスに位置付け、両陣営が払った夥しい犠牲を無にしないためにも、北方領土返還の功績を讃えて、プーチン大統領がノーベル平和賞を受賞する日が来ることを、日本国民、そして、全世界の人々が待ち望んでいると思うのです。
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