風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

地域展幕開けの秋・名古屋市の区美術展も

2013-09-12 09:49:55 | 日記・エッセイ・コラム

  秋の訪れとともに、各地の自治体が企画する「町の展覧会」など、地域展の幕開けです。名古屋市内16区の各区美術展も、10月下旬まで週末を中心に各区役所に併設した講堂などで相次いで開催されます。

日本画、洋画、彫刻、工芸、書、写真・・・。マスコミ各社のカルチャーセンターや生涯学習センター、60歳を過ぎてから入学できる名古屋市高年大学鯱城(こじょう)学園、町の絵画教室や工房などで学ぶ生徒たちにとって、区美展はそれぞれの教室展とは違ったいわば「他流試合」の場です。僕の通う絵画教室の仲間も何人かが数年前から出品、市長賞や区長賞などを受賞しています。

出展者は年配が多いようですが、数年前に区美展後の優秀
作品を集めた名古屋市民美術展の会場で出会った若い出展者は学生のようでした。
いま日本の画壇を代表する一人も、若いころ区美展で見事な作品を出していたとの話を聞いたこともあります<o:p></o:p>
毎年、いくつかの地域展を拝見しますが、各美術団体の会員展や公募展のように完成度の高いハイレベルな作品が多いわけではありません。
地域展は洋画部門ひとつとっても油彩、水彩、パステル、アクリル、コンテ、色鉛筆など、絵具もジャンルも作品の大きさも、多種多様。
「発展途上」の作品や、「これでいいのだ」と作者自身が納得した作品、型にとらわれずに自由に描くこと、作ることを楽しんだ様子が伝わってくる作品に会うことができます。
区役所などで日程を確認して、ご近所さんの傑作を楽しまれてはいかがですか。<o:p></o:p>

 

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