パソコンで描くコンピューターグラフィックアートの「第10回小栗シゲオ個展」が、名古屋・栄の名古屋市民ギャラリーで開かれています。作品からは小栗さんが定年の日々を、パソコンに向かって描いている楽しさが伝わってきます。7月5日(日)まで。
岐阜市在住の小栗シゲオ(本名・小栗茂雄)さん(73)は、印刷会社で現役時代を送り、イラストやグラフィックデザインなどを担当。定年後も「絵が好きだし、経験も生かせることを趣味に」と、この道を選んだそうです。
ただ、現役時代と決定的に違うのは「何の制約もないので、思うままに描く」こと。
だから、「団体や教室には入らず、無所属で」「良い作品をとか、人に気に入られる作品を描こうとは考えない」「商売にはしない」をモットーに、30万円ほどした業務用プリンターを購入するなどして創作を続けています。
今回の個展のテーマは「自然と動物・女性と風景」。20号から50号ほどの作品が30点並んでいますが、とりわけ僕は作品の半数を占める動物を楽しく拝見しました。
このブログでも時おり「東山動物園の仲間たち」のタイトルで掲載しているからですが、僕とは違う表現方法とはいえ、動物たちに親しみを感じ、優しくとらえる気持ちは同じだな、と思った次第です。
これからの目標は?
「1000点ぐらいあるこれまでの作品の手直しです。年月を経て見ると、ほんの少し直すだけでもっと楽しい作品になるものですから」
「それと、自然界で生きる動物を見るためアフリカに出かけることですね」