僕がつくった花瓶に生けてみました
庭でユリが咲き始めました。
昨年秋、祭り会場の一角で「詰め放題1000円」に挑戦して得た球根たち。品種などは分かりません。詰め込んだ球根の半分が発芽して、このように華麗な容姿を見せてくれています。
「球根を入れる前に、ビニール袋を思い切り引っ張って伸ばしておくといいよ」
店の主人のアドバイスを受けて詰め込んだ球根は、直径5~7㎝の大きめのものばかり20個ほど。「大漁、大漁」と、ほくそ笑みながら家路についたものです。
狭い庭には明らかに多すぎですが、捨てることはできません。
約80㎝×1mの「用地」を確保。チューリップやフリージアの球根でも植えるように並べました。
大変な密植ですが、先に掲載したタマネギの場合と同様、植物の「生存競争」に任せたのです。
年明けには、5本の大きな芽が土を盛り上げるようにして出てきました。暖かくなると、さらに5本が芽を出し、計10本に。
密植でなかったら、もっと多く発芽していたかもしれません。でも、5割の発芽率ならまあいいか、と勝手に評価しています。
球根同士で厳しい生き残り競争があったのでしょう。まるで測ったように20㎝ほどの間隔になっていて、その間の土を掘ってみても、なぜか発芽しなかった球根の痕跡さえ見当たりません。
背丈が150㎝ほどになったユリの花は、直径18~20㎝、蕾の長さは15センチほどあります。
1本を切り取り、花瓶に生けました。「ユリはいいけど、この花瓶は・・・」と思われるかもしれません。
実は、この花瓶は40年ほど前、仕事で訪ねた陶芸教室で造らせてもらった、ちょっとした宝物です。もっとも、何事も三日坊主の僕ですから、陶芸とのかかわりはこれきりですが。
小さな蕾のユリの開花はしばらく先でしょうね