風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「初めて見た実=ヒイラギナンテンとフサアカシア」

2020-06-08 06:12:29 | 日記・エッセイ・コラム

 

植物園や公園、緑の散歩道などで見かける数多くの木々の花や実。でも、花は見ても実は見たことがない、逆に実は見ても花は見たことがない、さらに花も実も見たことがない木がほとんどです。

名古屋の鶴舞公園を散歩中に、今回も2つの木の実を初めて見ました。
公園にある緑化センター前の道路沿いに育つヒイラギナンテンとフサアカシアという木です。

ヒイラギナンテンは名前の通り葉がヒイラギにそっくり。果実はナンテンのように生っています。生垣などで見かけますが、花も実も見たのは初めてです。
熟した実は黒みがかった青色。子どものころ好んで口に入れたムクの実のようです。

ただ、帰宅後にネットで調べていて気になったことが1つ。
ヒイラギナンテンは常緑樹。落葉しなくても冬期には紅葉するそうですが、ここに鶴舞公園に何本か植わっている木の葉はもう夏なのに一部が色付いています。昨冬の名残で次第に緑に戻るということでしょうか。

マメ科のフサアカシアという高木は、ミモザのことなのですね。
道路を隔てたヒイラギナンテンの向かい側にあって、茶色っぽい大豆の莢のような実がびっしり垂れています。

ボリューム感のある黄金色のミモザの花はよく見ますが、実を見たのは初めて。莢の中の豆を春に蒔けば、いずれミモザの花を見ることができる――。ちょっと興味が湧きました。

 

ヒイラギナンテンの実

 

フサアカシアの実