風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「旧制第八高等学校の寮歌・伊吹おろし」の碑」

2021-03-23 07:15:00 | 日記・エッセイ・コラム

 

名古屋・鶴舞公園にある鶴舞図書館前の林の中に、こんな碑が建っています。
旧制第八高等学校の寮歌「伊吹おろし」の碑。図書館正門の門扉の横にある細い道をちょっと入ったところで目にしました。

♫伊吹おろしの雪消えて
木曽の流れに囁けば
光りに満てる国原の
春永劫に薫るかな

旧制八高は、名古屋大学の前身校のひとつ。碑の説明板によると、1958年(昭和33年)、八高の創立50年を記念して、この林にあった鯱ヶ池という小さな池の畔に、この碑を建てたそうです。
池は戦後に埋め立てられ62年にはベビーゴルフ場になりました。

校歌や寮歌などの歌詞には、その地の山や海、川などが多いですが、岐阜・滋賀両県境にある伊吹山(1377㍍)の周辺にも、伊吹山を歌詞にした学校が、いっぱいあります。ちなみに岐阜県側の村で育った僕の小学校でも、運動会などで合唱した歌詞には伊吹山が入っていました。

♫伊吹おろしに鍛えたる
千里の健児意気高く
今こそ示さんこの力
みんないっしょにがんばろう