風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「雑草扱いされても平気。ムラサキカタバミ」

2021-06-06 07:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

 


名古屋市農業センターの竹林で、淡い赤紫のムラサキカタバミの花が目に入りました。花の世界では脇役というより「雑草扱い」されていますが、足元に咲く可愛い花に足が止まります。


ムラサキカタバミは、南アメリカの原産。長い花茎の先に直径2㌢ほどの5弁花を咲かせます。長い柄の先には、クローバーより大きめのハート形をした3枚の葉が印象的です。

我が国へは、江戸期に鑑賞用として入ってきたそうです。しかし、なぜか定着できず、道端や空き地の片隅などに生き場所を見つけ、我が家の庭でもいつの間にか見かけるようになりました。この強い繁殖力で、あまり日が差し込まない半日陰の竹林でも、勢力範囲を広めていきそうです。