風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「萎んでも月下美人」

2023-11-09 07:31:22 | 日記・エッセイ・コラム

8日午後、名古屋・鶴舞公園の温室を訪ねると、緑の間に垂れる白とピンクの束のようなものが目に止まりました。プレートに「月下美人」とあります。温室に通じる展示室には、月下美人開花の時間経過の様子とホルマリン漬けされた束が展示されていました。

年にひと夜だけ咲き朝には萎んでしまう、その名も儚い月下美人。以前、開花した姿を見たことはありますが、開花前後の姿は見たことがありません。

この束の姿は開花の前か後か。自宅に帰ってネットを開いても確信が持てず、園内の緑化センターに電話で尋ねました。
「開花後です。4日夜から5日朝にかけて咲いたものです」。
つまり、萎んでから3日後というわけ。それにしては随分艶めかしく見えます。やはり萎んでも月下美人ですね。