リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

働かない働きアリとキリギリス

2016年02月18日 | 日々の風の吹くまま
また雨で始まった1日。午前8時5分にがばっと起きたカレシ、今日は何だかやたらと機嫌
がいい。今日からしばらく早めに英語教室に行って、レッスンの前にまったくの英語初心者
の生徒さん2人に集中指導をすることになったので、新しいチャレンジに張り切っているん
だろういな。昔まだ日本にいた頃に近所の子供に英語を教える教材として作ったフラッシュ
カードを持って行った。ワタシの英語センセイ業は短命だったけど、表に絵、裏に英単語を
書いたカードは、カレシが日本語をかじっていた頃に日本語、ワタシがフランス語をかじって
いた頃にフランス語を書き加えてあって、久しぶりに見てなつかしかった。(ダイヤルを回す
式の電話機なんか古すぎるけど・・・。)

カレシが骨付きラムのローストを食べたいと言うので、解凍が間に合うように朝から買い物。
財布とレジ袋1枚だけ雨合羽のポケットに押し込んで、雨の中をSave-On-Foodsまで。ほ
ぼ毎日行くおかげでスタッフの中には顔なじみになった人たちもいて、「おはよぉ~」の交換。
この前咳き込んでいたら、魚売り場のおばさんがカウンター越しに咳止めキャンディをくれ
た。バンクーバーではこういうことはまずなかったもので、感激で気持がホカホカしちゃって、
ついつい余計なものまで買ってしまうワタシ。イナカっぽいのっていいなあ・・・。

北海道大学の研究発表によると、アリの集団にはほとんど働かない(働き)アリが一定の割
合でいるそうで、みんな一丸となってバリバリ働く集団は長く存続できないらしい。どうやら
働かないアリは怠けているんじゃなくて、バリバリ働いているアリが疲れ果ててへたれたと
きの交代要員のような存在らしい。つまり、働き者のアリが「もうだめだぁ~」と言うと、働か
ないでいたアリが「よっしゃ、オレの出番だ」と腕をまくって働き出すということか。人間さま
の集団ではありえないことだろうな。自分が疲れた身を鞭打ってがんばっているのに働かな
いでいるのは許せない、と村八分にされそう。アリの方がよっぽど進化しているってことかな。
でも、ワタシとしてはアリよりもキリギリスでいたい・・・。

夕方、Arts Clubのパルミーダから、月曜日に新作『Onegin』のキャストの顔合わせがある
から来ないかという電話。行く、行く!と二つ返事しちゃったけど、あちゃ、大型の特急仕事。
何だか見透かされたみたいだけど、納期は日曜の夜だから、ここは働きアリになってがん
ばってしまおうっと。