リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ひとりでおでかけ

2016年02月22日 | 日々の風の吹くまま
いい天気。今日は来月Arts Clubの新劇場で初演されるミュージカル『Onegin』の稽古始
めの顔合わせに呼ばれていて、午前8時に張り切って起きて、朝食を済ませて、教材の準
備で留守番に回ったカレシを置いて、午前9時に出発。電車の所要時間を調べてあったの
で間に合うはず・・・。

ニューウェストミンスター駅まで下り坂を16、7分。まだ改修工事中で、来るたびに改札口
へのアクセスが移っているから困る。今日は2度も場所を聞いて5分くらい浪費してしまった。
ここでCompassカードをタップして、発車寸前の電車に飛び乗って、バンクーバーの中心
のグランヴィル駅まで26分。途中の駅の周りはどこもタワーマンションとタウンハウスと工
事のクレーン。デパートの地下から道路に出て、斜め向こうの地下鉄駅まで交差点を2度
渡って(スクランブルだといいのに)、ホームまで4分ほど。オリンピックビレッジ駅まで4分で、
そこから劇場まで徒歩10分。待ち時間を入れてもだいたい1時間と10分・・・。

劇場では制作資金に寄付した人がもうひとり来ていて、一緒に脚本家、作曲家、キャスト、
舞台の裏方さんたちに紹介されて、制作の裏話を聞かせてもらった。主役のオネーギンは
去年読み合わせで歌っていたバリトンの俳優。大学で声楽を勉強したこの人、ほれぼれす
るようないい声。そのオネーギンに恋して拒絶されてしまうタチアナ役は1年半前に『Saint
Joan』でジャンヌ・ダルクを演じた女優で彼の奥さん。夫婦で「結局は結ばれない男女」を演
じるのってどんな感じかな。ま、そこはプロだからきっちり公私を分けるだろうけど、何と言っ
てもオネーギンは傲慢でニヒルな嫌なヤツだし・・・。

稽古に入るキャストにさよならして、電車を乗り継いで戻って来たら正午過ぎ。駅にモール
が併設されているので、スーパーに寄ってランチの「スシ」(東部のチェーンに買収されたせ
いか、遥々冷凍して持って来たような感じ)をテイクアウト。まだ90分の有効時間内なので
アップタウン行きシャトルバスを待つこと10分ちょっと。マンション近くのモールの外のバス
停までは10分ほどだから、上り坂をえっちらおっちらと歩いて帰るのと時間的には変わりが
ない(と言い訳)。コロンビア駅から左折して4番ストリートの上り坂にかかるとスペースシャ
トルの打ち上げのような感じになる。そういう急な坂をそろそろと上って行く老人たちにいつ
も遭遇するからすごい。ただいまぁ。おなか空いたぁ!