11月13日(土曜日)。☁☔🌧。目が覚めたら8時過ぎ。はて、「11時就寝、7時起床」のプランはどうなっちゃんだろう。大雨警報発令中。今日とあしたで100ミリくらい降るらしい。時間ごとの予報によると、午後から本降りになって、北東の風。真夜中あたりに一時小康状態になって、風は東。午前3時頃には南東の風で、風雨が強まり、ピークは南風になる午前中。午後に南西の風にシフトするあたりから風雨が弱まり始め、月曜日の午前中いっぱいで雨は止むものの、午後いっぱい西風が吹き荒れるというシナリオ。呼び名は「大気の川」だけど、風向きを追っていると、くるくると渦を巻いて駆け抜けて行く台風のイラストとそっくり。
土曜日の真面目掃除が済んだら、また旅の写真の整理にかかって、「ローマの休日」の続き。翌日は乗船の準備があるので、ローマ観光はほんとに1日だけで、午後はホテルに手配してもらったガイドの車で、まずはワタシがぜひ行きたかったカンポ・ディ・フィオーリへ。中世からある広場にテントがぎっしりで、何でもあるという感じの青空市場。市民の台所だったのがすっかり観光地化して、周りはカフェやレストランのテーブルがずらり。



ぶら下がっている看板は英語!

パスタ屋さん

見上げると人の暮らしがある
市場の次はガイドのパオロの勧めでピアッツァ・ナヴォーナへ。パオロも子供の頃よくノンナに連れられて来たというローマ市民の憩いの場。長方形の広場に噴水が3つあって、真ん中の一番大きいのが人気だそうだけど、ワタシが気に入ったのは一番奥ので、怪物をいじって水を吐かせているいたずらっ子天使たちの噴水。頭の上にハトが止まった天使くんは何となく泣きっ面。



似顔絵描きや大堂芸人のいるピアッツァを後にして、映画『ローマの休日』で有名になったボッカ・デラ・ヴェリタ(真実の口)がある教会(口に手を入れてみようという観光客の長い行列ができていた)の前を通り過ぎて、ローマ帝国時代の戦車競走の巨大な競技場跡である公園とそれを見渡すパラティーノの丘(日に何度ものレースが何日も続いて、賭博やもめごとも盛んだった)を経て、カラカラ浴場へ。古代ローマの男たちは、「健康な体に健康な精神が宿る」ということで肉体美を追求したそうな。カラカラ帝の大浴場は一度に3千人も入浴できたと聞いて、うは、ムキムキの裸男が3千人もぉ?と言ったら、パオロが「女性の時は女性が3千人てことだよ」。ふぅ~ん、裸の女が3千人ねえ。それで混浴したらタイヘンだ。あはは。最後はテベレ川を渡って、ジアニコロの丘でローマ市街を見渡して(高層ビルがない)、帰り道の車の中から「ローマのピラミッド」(ケスティウスの墓)を見て、駆け足のローマの休日はおしまい。

これは手が入らないから安全?

パラティーノの丘

カラカラ帝の大浴場

ローマにもピラミッドがあった