11月14日(日曜日)。🌧🌧🌧。パイナップル特急のご到着。やけに暖かいのはハワイの空気を持って来てくれたからだけど、冠雪していた山から流れ出した雪解け水と大雨が一緒になって、洪水の危険が高まるので、暖かいと喜んではいられない。それでも、何の予定もない私たちには静かな日曜日。PCから目を上げたら、あら、窓にカタツムリの赤ちゃん。11月なのに、暖か過ぎだよ、もう。
旅の写真の整理はやっとフォルダ1のローマが終わるところ。きのうアップした写真を見ていたら、カンポ・ディ・フィオーリの写真の1枚に異様な光景があるのに気が付いた。平和そのものの青空市場の片隅に、何と自動小銃を持った迷彩服の兵士が2人写っているじゃないの。そういえば、ローマのあちこちに武装した兵士の姿があったなあ。ホテルの近くのアメリカ大使館なんか前を通り過ぎるだけで緊張してしまうくらいの物々しさ。そうか、10月末のG20の会合に備えて早々と厳重な警備体制を敷いていたんだな。でもねえ、カンポ・ディ・フィオーリは庶民と観光客が集まる市場なんで、抗議集会なんかやれそうなスペースはないみたいけど・・・。
駆け足のローマ観光をした翌日はいよいよ地中海に船出する日。午前9時にホテルの中にSilverseaのホスピタリティデスクを開いたので、船室まで運んでもらうスーツケースに付けるタグや健康状態の質問票やクルーズ前のサービスの評価票をもらって、部屋に戻って記入。サービスの評価にはコメント欄に思いっきり英国航空への苦情を書いて、今後2度と乗せないでくれと大文字で添えておいた。クルーズ料金には集合地点のホテルと往復の飛行機が含まれているので、当然Silverseaが手配するわけだから、そこを踏まえてちゃんと報告しとかなくちゃね。ホスピタリティデスクに書類を持って行って、フロントで宿泊料金(前払い)以外のガイド料金や宿泊税の勘定を精算して、10時過ぎにポーターに来てもらうように頼んで、部屋に戻って荷造り。Westin Excelsior Romeは(誰がつけるのか知らないけど)5つ星ホテルだけあって、サービスは申し分なくて文句なし。部屋はちょっと装飾過剰気味な感じだったけど・・・。
ホテルのレストランでランチをして、午後1時半に出迎えのバスに乗って、Silver Shadow号が待っている港に向けて出発。ローマの海の玄関口であるチヴィタヴェッキア港まではバスで1時間ちょっとで、2千年を超える歴史を持っていて、伊達藩が派遣した慶長遣欧使節団が上陸したところでもあり、リーダーの支倉常長の銅像が町のどこかにあるらしい。地中海西部の主要都市を結ぶフェリーのターミナルがあって、クルーズ船の専用ターミナルも大型船が数隻並んで停泊できる大きさ。コロナの抗原検査とチェックインを経て乗船してから、船の上を散策。すでに巨大なクルーズ船が何隻もいて、私たちの船の何とも小さく見えること。ほぼ2年ぶりのクルーズへの船出は午後7時・・・。
チヴィタヴェッキア港
ウェルカムパッケージに入っていたのは
今日の外の景色は雨、雨、雨。ああ、また船に乗って、広い海が大空と出会うところへ行きたぁい・・・。