リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

損害保険の請求が通った

2024年12月13日 | 日々の風の吹くまま
12月11日(水曜日)。☁🌤☀。午前8時半起床。普通に朝ご飯を食べて・・・のつもりが、カレシがうっかり肘で牛乳のボトルを倒して、テーブルの下と周りの床が牛乳の洪水(はちょっと大げさ)になって、朝飯前にモップを持ち出して床掃除。何なんだろうな。一点集中になってしまうからこういう事故が起きるみたいだけど、視野に問題があるのか、視覚中枢に問題があるのか・・・。

とにかく朝ご飯を食べて、ウォーキングに行って来て、窓屋が来るまで待機。お昼近くにマイクがやって来て、窓枠や敷居を調べて、開けた窓からスマホを突き出して写真を撮りまくり、ルーフデッキに出て窓の外側を観察して、「ローブで下りて来て外側を詳しくチェックしないと、どこから漏れたのかわかりませんね」。そうだろうな。水回りから遠く離れた場所だから雨漏りとしか考えられないし、雨漏りなら外側のどこかに雨水が入り込む穴なり隙間があるってことだもんね。漏れたところは2面の窓のサッシを直角に合わせた角を金属のフラッシングで覆ってあって、雨期に当たる冬には雨風がもろに当たる方角だから、フラッシングが劣化したりすることは大いにありそうだな。ま、外壁はマンションの所有物だから、管理組合の保険の領域なので・・・。

午後には待ち望んでいたうれしいニュース。保険会社(BCAA)の査定士ラマンディープが修復担当のマルコに送ったメールの転送で、「保険請求を承認します。修理作業を開始してください」。よかったぁ。自己負担額(千ドル)は被保険者から回収するようにと書いてあるから、復旧費用と付随費の自己負担分を除く全額が保険でカバーされるってことかな。夜になってマルコから電話があって、「あと2つ質問があるけど、今日中に解決するから心配しないで。確定したらすぐに連絡するから」。その連絡があったのは何と午後10時で、「すべてOK。あしたの朝うちの連中に雨漏りしたところの壁を剥がして防カビ処理をさせるからね。フローリングは反対側の方から始めることも考えてみる」。どっちにしても雨漏りの対処が先なんだけど、「アンドリィに圧力をかけて、窓屋に圧力をかけさせるからね」。はあ・・・。

まあ、それでも前進していることは確かだし、私たちがすることは何もないから、マルコにお任せってことでのんびり構えていよう。


たまには夫婦げんかになるのも悪いことじゃないね

2024年12月12日 | 日々の風の吹くまま
12月10日(火曜日)。☀⛅。起床9時。きのうは夜になってごたごたになったせいで、2人とも少々元気が出ない気分。この1ヵ月のストレスが限界に近づいていたのか、ひょんなことから大げんか。私たちって、2人ともストレスがたまってしまうと爆発的にけんかになって、わぁ~っとガス抜きをして、それから互いに言いたいことや不満を出し合っているうちに嵐が鎮まって、後は真剣な夫婦の会話になって、最後はいつの間にか仲直りというパターンが多い。でも、ゆうべは事の起こりがカレシの不注意だったこともあって、もっとマインドフルになろうとしていて、今まで何でもワタシに丸投げしていたことを反省して、これからは進んで「家庭」に参加するように努力するから、いろいろと一緒にやらせてくれと、何かいつもと違う風向き。それでいつの間にかじゃなくて、ちゃんとしっかり仲直りを確認したんだけど、ストレスから火花が飛んで始まる夫婦げんかって、疲れるんだよね、ほんと。

管理人のアンドリィから雨漏りの報告の確認と、前日マルコからも連絡があって、彼の要請で窓の点検を手配したというメールがあったので、折り返し明日その点検に来ることになっていると返信。でも待てよ。きのうマルコから電話があったって言うけど、アンドリィは日曜日と月曜日が定休日。そっか、マルコからは緊急事態として連絡が行ったんだな。なるほど。

ウォーキングで気分を入れ替えて、さてランチとなって、ね、道路向かいのSubwayに行ってサンドイッチをテイクアウトしない?とカレシに持ちかけたら、思いの外二つ返事。ずっと行ってなかったからほんとに久しぶりだったんだけど、ご無沙汰している間に内容ががらりと変わって、ソースいっぱいでバーベキューの残りの肉を挟んだようなカロリー満載のものが主流になっていて、いつものメニュー表は小さくなってずっと端っこ。何とか食べ慣れたのをテイクアウトして来たけど、カレシが「何だかまずくなったと思わないか」。うん、中身が貧弱になってぜんぜんおいしくないね。まあ、インフレが荒れていたときの生野菜の値上がりはすごかったから、採算が取れなくなったんだろうけど、こんなにおいしくなくなってはねえ・・・。

好きだったSubwayのサンドイッチにいたく失望したせいか、カレシが「Subwayみたいなサンドイッチならオレにだって作れる」と言い出して、午後いっぱい何やらせっせとリサーチ。どうやらユーチューブを見ていたらしくて、晩ご飯のサラダを作りながら「サンドイッチと言ってもいろんなやり方があるんだなあ」。そうねえ。バンの間に具を挟めばいいってもんじゃないよね。「Subwayで使うようなパンはスーパーで売ってるかな」。スーパーのベーカリーにはいろいろあるよ。「ユーチューブでやってた奴はパンも自分で焼くんだ」。へえ、凝ってるんだねえ。「明日買い物に行くんだったら、一緒に行ってどんな材料があるか研究する」。ふぅ~ん、どういう風の吹き回しなんだろ。そう言えば今日は自発的にごみを捨てに行ってくれたりして、何だかほんとに風向きが変わったという感じだなあ。まあ、人間誰しも大人になるのに遅すぎるってことはないと思うけど・・・。


水漏れは我が家の問題で雨漏りはマンションの問題

2024年12月10日 | 日々の風の吹くまま
12月9日(月曜日)。☁⛅🌤。あれからもう1ヵ月経ってしまった。ダイニング/リビングとスペアルームの家具とその内容物が運び出されて、フローリングを剥がしてコンクリートむき出しの床になってから10日。天板を外して小さくしたテーブルを寝室に運び込んで、まるでホテルの一室で暮らしているような感じだけど、初めのうちの何となくロマンチックな気分はもうなくなっちゃったなあ。でも、生活になくてはならないキッチン(洪水の発生源)と寝室と浴室とオフィスは手付かずで、多少の不便はあっても日常の生活には支障がなかったのが何よりかな。

朝一番で修理業者のマルコから電話。「間違いなく雨漏りだよ」。やっぱりねえ。「ローブで下りて外から壁や窓枠を点検して、内側は窓枠の状態を調べないとね」。ええ、何だか一大事って感じだなあ。「最悪の場合は窓を入れ替えることになるかもしれないけど、管理組合と管理会社の仕事だから何もしなくてもいいからね」。でも、フローリングの工事が遅れるんじゃないの?「外の修理なら影響はないよ。内側の壁を剥がさなければならないけど、小さな面積だから、そんなに大がかりにはならないよ。フローリングの見積りは査定士のラマンディープが戻って来たら明日にでもOKをもらえるだろうし」。はあ、なるほど。管理人のアンドリィに報告しておいたと言ったら、「それは話が早くていい。これからすぐアンドリィに電話するよ」。あ、そう。あぁ~あ、50回目の2人のクリスマスはこっちの思惑なんかどこ吹く風で、もう知ぃらなぁ~いっ。

同じ部屋で不注意の水漏れと外からの雨漏りという別々の保険事案が同時発生ということだけど、カレシの不注意がなかったら、雨漏りが発覚することはなかったわけで、誰にも知られないうちに他の階でも漏れているかもしれないし、最悪の場合は建物そのものにも悪影響があるかもしれないから、ほんとに怪我の功名。ウォーキングに行く支度をしていたらまた電話。表示を見たらよくトラックが止まっているのを見かけるガラス屋だったので、電話を取ったら、「窓の状態を調べたいので伺いたいのですが、よろしいですか」。はいはい、もちろんよろしいですよ。「では、水曜日の午前11時から午後1時の間にマイクが伺います」。はいはい。いやぁ早いなあ。窓枠は敷居と接しているあたりに黒いカビがくっついている以外はは問題なさそうに見えるけど、あんがいそこに問題があるのかもしれないな。カビが出るようになったのはもう何年も前からで、「結露を放置して水漏れを起こさないように」というお達しがあったので、冬の間はせっせと敷居と窓枠を拭いていたんだけど、他の窓は乾いていても隅っこの敷居だけはすぐに出て来るのが不思議だった。それでしまいにめんどうになって何年か放置していたんだけど、なるほど、雨漏りだったのか。

とにかく大事にならないといいけど、雨漏りはこれで4回目。大手の開発業者が建てたと言っても。工事をするのは最低額で落札した下請け業者だから、監督の目が届かなければ手抜きもするだろうな。ま、水漏れ修理と雨漏り修理はまったくの別件と言うことで、あぁ~あ、何てこった。クリスマスムードも何もあったもんじゃない。でも、でも・・・。


パーティでもらって来たツリー

せめてものクリスマス気分・・・


雨が止んだら消えたから間違いなく雨漏り

2024年12月10日 | 日々の風の吹くまま
12月8日(日曜日)。🌫⛅。起きた時にはまだちょっと霧が出ていたけど、後はまあまあの天気。今日は洗濯と掃除の日で、普通の掃除はオフィスと寝室と浴室とキッチンだけ。リビング/ダイニングのむき出しのコンクリート床に掃除機をかけたら、先週と同様にダストボックスが真っ白。室内は乾燥しがちだし、スリッパで歩き回るから、表面のセメントが粉になるのかな。何となく喉がいがらっぽいように感じていたのはそのせいかな。ま、願わくばあとせいぜい1週間の我慢ということで、もう一度ていねいに掃除機をかけて、粉ぼこりを吸い込んだスポンジのフィルターを洗濯機にポン。

掃除が終わる頃にはウォーキングの時間。今日は右膝が痛くて歩くのがちょっと辛い。左目の手術をしてまだ10日足らずなので、あまり深く前屈みにならないように気を付けているせいで、膝を曲げることが多いからだろうな。その前の右目の手術から数えたら7週間だもの、前から関節炎の症状が出ていた膝がそろそろ悲鳴を上げ出したのかも。それと、そうとは感じないうちにストレスが溜まっているのか、どうやら自律神経システムも少々乱調になって来たようで、血圧が高くなったり低くなったり、脈拍が遅くなったり、手の指先や鼻のてっぺんが冷たくなったり、寒気がしたり、胸がどきどきして熱っぽく感じたり、やたらと眠くてあくびを連発したり・・・。

大雨が降った金曜日の夜に現れた「雨漏り」は、けさはすっかり乾いて、黒々としていた染みも跡形もなく消滅。外からの雨漏りなのはほぼ確かだけど、浸み込んで来ているという程度なのかもしれない。管理人のアンドリィに水漏れの報告メールを送って、もうくたびれた気分・・・。

☆☆眠い、眠い・・・☆☆


今度は大雨と風で外壁から雨漏り

2024年12月09日 | 日々の風の吹くまま
12月7日(土曜日)。☁🌥⛅。今日は特に予定がないので、のんびりと8時半に起床。ゆうべのパーティは楽しかったな。ケイトお姉ちゃんが企画するロバートのマンションでのパーティはいつも楽しくて、いつも新しい「友だち候補」との出会いがある。これも教育学者のケイトお姉ちゃんと「謎の経歴」のロバートのおかげかな。ゆうべの出会いはお医者さんのジャネットとヘアサロンを経営する日本人。名前は聞いたことがあるけど、おしゃれなサロンにはとんと縁のないワタシで、それでも話していてユーモア精神が溢れるすてきな人だった。

パーティがお開きになって、ウーバーを呼ぼうとしたら、案の定「通常より混んでいます」。ちょうどテイラー・スウィフトのコンサートとホッケーの試合と(知らなかったけど)シルクドソレイユのショーが終わって、何万人もの観客が一斉に帰途に就く時間で、おまけに予報通りの雨。しかもコンサート会場は(武器となり得る)傘の持ち込みが禁止されていたんだそうで、何度もドライバーが見つからないままタイムアウト。待って待って、やっと決まったはずのドライバーに袖にされること4回で、結局30分以上待って5人目でやっとピックアップに来てくれて、11時過ぎに帰宅。ありがたかったのでチップをいつもより多い20%あげちゃった。

さて、起きて真っ先にチェックしたのが、ゆうべ大雨の中をパーティから帰って来て発見した「雨漏り」の兆し。あ、やっぱり漏れている。ゆうべはリビングの東の隅っこにそれらしい染みができていたけど、けさはそれが大きくなっていて、指先で触ってみると濡れている感じ。雨漏りだっ。この辺りだけ長いこと窓枠に黒いカビが生えていたのは、たぶんまとまった雨が降るたびに漏れていたからということになるな。今まで気づかなかったのは、コンクリートの床と下張りの間に漏れていて、フローリングには接触していなかったからだろうな。(最初に雨漏りがあってフローリングを取り替えた時に、下張りをきっちりていねいに貼ってくれたおかげ。)とりあえずマルコに写真を送っておいたけど、雨が上がって日が差して来たら染みの拡大は止まって、そのうち乾いて来たので、水漏れ事故じゃなくて正真正銘の雨漏り確定。雨漏りはオーナーの責任じゃないから、はて、どうしよう。やれやれ・・・。


6日午後11時50分

7日午前8時30分

午後遅くにはすっかり乾いて染みもほとんど見えなくなったので、ごくマイナーな雨漏りだったと結論。冬の間はちょうどこの角にあたる東から雨が吹きつけて来ることが多いんだけど、新しいフローリングを敷いた後の仕上げの段階でマルコが防水とカビ止めの処理をしてくれると思うから、今回は管理人のアンドリィに雨漏りの事実を報告しておくだけで十分かな。外壁からの雨漏りの修理は管理組合の保険がカバーするはずだけど、修理と言っても大した費用はかかららないだろうから、ここは我が家でカバーしてちょっとばかり恩を売っておく、と。それにしても、カレシの不注意がなかったら知らないままだったわけで、何とも皮肉な怪我の功名というか何と言うか・・・。


今日は歯科と眼科とクリスマスパーティ

2024年12月08日 | 日々の風の吹くまま
12月6日(金曜日)。⛅☁🌧。起床は珍しく早い午前8時前。日の出前の午前7時35分は見事な朝焼けの空。今日はカレシもワタシもそれぞれ医者の予約が入っていて、さらにケイトお姉ちゃんが企画したクリスマスツリー・デコレーション・パーティと、大忙し。





カレシはクルーズ中に欠けた上の奥歯のセラミック治療の下準備。歯科は医療保険の対象外で、公務員年金にういている歯科保険はとっくに今年の分(750ドル)を使い果たしたので、全額自己負担(見積りは1800ドル;約19万円!)。歯医者はニューウェストミンスター市で一番の人気と言われるソニア先生(誰も名字で呼ばない)で、オフィスはモールの中。予約は午前9時。「早いから、ランチの時間には麻酔が切れているだろうな」とカレシ。それでも、あまり噛まなくてもいいようにランチはスープにしょうかな。

ワタシは白内障手術から1週間の検診で、予約は1時20分。オフィスはマンション隣の医療ビル。まだ1日4回の点眼は続いているけど、今日からは抗炎症薬だけで抗生物質は不要。眼圧測定、視力検査(裸眼では読めたことがないサイズまで読める!)その他の検査をして、眼科医の検診を受けるまで待合室に戻って待機。待つこと1時間近くで、診察室で細隙灯顕微鏡検査。結果は「瘢痕が見られるのでYAGレーザーによる治療が必要」。つまり後発白内障と呼ばれるもので、強度の近視があるとなりやすいんだそうな。(それと、新陳代謝が活発な若い人に多く見られるらしいけど、えっ、身体機能はまだ若いってこと・・・?)手術をしたばかりの左目も強度の近視だったので、同じ経過を辿りそうということで両目について同意書にサインして、右目は1月3日午後1時10分に予約。かなりの乱視もあって子供の頃からよく見えないことに慣れていたせいで、全く気にならなかったけど・・・。

今夜のパーティはバンクーバーのスタンレー公園に近いロバートのマンションなんだけど、折しもテイラー・スウィフトのコンサートでBCスタジアムの周辺は厳重な交通規制が敷かれているし、おまけにスタジアムの隣にあるロジャース・アリーナではバンクーバー・カナックスの試合があって、交通が混雑しそう。もっとも私たちの行き先はダウンタウンの反対側だから、交通止めには影響されないで済むかな。ただし、夜遅くから大雨になるという気になる予報で、大雨注意報もが出ているので、ウーバーがすぐに捕まればいいけど・・・。


五里霧中の空間で物思うとか・・・

2024年12月07日 | 日々の風の吹くまま
12月5日(木曜日)。☀/🌫⛅☁。こむら返りで目が覚めて、びっこを引きながら歩き回って解しているうちに、遠くに朝の光が広がって来たけど、まだ霧の中の眼下は夜のままで、昼と夜の狭間を見ているような感覚。ワタシが一番好きなM.C.エッシャーの作品『三つの世界』を思わせないでもないな。眺めているうちに、7年前にも同じ霧の風景があったのを思い出した。心筋梗塞で緊急入院したカレシがバイパス手術を受けて3日目の朝・・・。


午前7時17分

2017年12月7日午前7時27分

冬至まであと2週間ほどになって、公式の日の出の時刻は午前7時52分だけど、我が家は周囲を高い山に囲まれているので、実際に朝日が顔を出すのは日の出の方角の山までの距離によって10分から20分後になって、山が遠くにある今は午前8時をちょっと過ぎた頃。川向こうで霧が厚ければもっと遅くなることもある。


午前8時2分

我が家にいてホテルに仮住まいしているような生活もほぼ1週間。コンクリートの床がむき出しのがらんとしたダイニング/リビングに出て来ると、遮るもののない大きな窓いっぱいに朝日がまぶしい。引っ越して来て初めての霧の季節に見た世界は衝撃的だったな。夢中になって写真を撮りまくっていて、今アーカイブをのぞくと毎年、毎年今の時期にすごい数の「霧の風景」。昼前には霧の塊がふわふわと北の方へ流れて行くのが見えて、これまた一味違った風景。午後になって濃霧注意報が解除になり、今度は明日の夜から週末にかけて大雨の予報。東部は五大湖地方を中心にどか雪だそうだから、それに比べたら何てことはないけど、落ち着かない天気だな。・・・。


南極の氷原かと思った・・・(2015年)


霧が晴れて来て・・・

霧が薄くなった午後、真っ赤な小型飛行機が繰り返し川沿いに低空飛行。カナダ運輸省のサーベイランス機で、沿海や河口地域のクジラの群れの動向や油の流出などの海洋汚染の有無、航行する船舶の様子をチェックするために、埠頭や産業施設があるフレーザー川の上をよく飛んでいるのが見える。今日の飛行はもしかしたらカリフォルニア州とオレゴン州の沿岸地域に出された津波警報と関係があるのかな。何十年ぶりかの大きな地震だそうで、地震活動が活発化するかもしれないようなことを言っているけど、カリフォルニアでは長年の干ばつの後で干上がっていた湖が復活するくらいの豪雨が続jいたりして、地球は生きているんだと言えばそれまでだけど、どうなるのかなあ・・・。


濃霧注意報発令中

2024年12月05日 | 日々の風の吹くまま
12月3日(火曜日)。🌫🌤🌫。何となく疲れが溜まっていたのか、ベッドに入った頃にはぐったりと萎れた気分で、そのまま目を覚まさずに7時まで眠ってしまった。外は川に沿ってびっしりと濃い霧が立ち込め、ポートマン橋は主塔が霧の中から突き出して見えるだけ。でも、普通は午後には晴れるし、どこにも出かけなければ五里霧中であろうが晴れていようが関係ないし・・・。

☆☆夫婦一緒の掃除と家事で疲れた・・・☆☆

12月4日(水曜日)。🌫/☀。バンクーバー、バーナビー、ニューウェストミンスターを中心に濃霧注意報発令中。今日はきのうよりも霧が濃くて、窓から見ると上の方は青空の色が透けて見えるんだけど、下の方は五里霧中。ときどき上も下もすっぽりと五里霧中になって、白い宇宙を漂っている気分。空港では遅延や欠航が続発しているそうで、バンクーバーの霧もさることながら、トロントとモントリオールでは大雪、カルガリーでは濃霧というトリプルパンチで、少し霧が晴れたと思っても飛び立つに飛び立てないでいるらしい。

ワタシが霧の街として知られる北海道の釧路のさらに霧深い地区(霧笛で知られた釧路埼灯台の近く)で育ったせいで、霧に包まれた風景にはゆりかごで眠っているような心地よさを感じるのかもしれない。子供の頃に聞いていた霧笛は、おなかの底で吠えているような低音で始まって、だんだん高音になって行って、最後は何とも物悲しいか細い音色が長く尾を引いて霧の中に吸い込まれて行って、ワタシはそれを子守唄のように聞いていて、特に始まりの低音部では夜通し灯台で霧笛を鳴らしているおじさんたちの話し声が漏れて来ていると思って耳を澄ましていたもんだったなあ、と遠い目・・・。

釧路の霧は夏の盛りが季節で、塩気を含んでじっとりと重かったけど、メトロバンクーバーの霧は主に冬の風物で、花嫁のベールのように白くてふわふわと軽いのが特徴。釧路はもろに太平洋に面しているのに対して、バンクーバーは太平洋からかなり奥まったところにあるからかもしれない。今はマンションの高層階に住んでいるので、霧の中を出たり入ったり。時には道路向かいのマンションが消えてしまったり、フレーザー川を覆う霧の中から建設中の新パタロ橋の主塔がにょきっと突き出て来たり、かと思うとクィーンズ公園の木々の梢を半透明の霧の塊がふわふわと流れて行くのが見えたり。夜になれば夜景が霧に滲んで見えたりで、飽きることがない。当然カメラを持ってうろうろすることになるので、毎年この時期の写真フォルダには霧の風景がずらり・・・。









きのう保険会社の請求部門に、担当の査定士(ラマンディープ)に変更がないことを確認してくれとメールをして置いたら、けさ「ご安心ください。現在もこの先もお客様の保険請求はラマンディープが担当します。外部の査定士はお客様の保険に対する第三者からの補償請求のみを担当します」という返信が来たので、さっそく、「書面」で確認してもらったよぉとマルコに転送。もっとも肝心のラマンディープが今週は不在なので、次の段階(修理)が動き出すのは来週の半ばくらいかな・・・。



ばらまくのが好きな政治家と上手にばらまきたい小金持

2024年12月04日 | 日々の風の吹くまま
12月2日(月曜日)。🌫☁⛅。寒っ。朝8時の気温はマイナス1度。窓の外は五里霧中で何にも見えなくて、まるでふわふわと浮いているような気分。明日にかけては視界がほぼゼロになるということで、午後には濃霧注意報が出て、ほんとにそう言う季節になったってことか。あぁ~あ、

今月の14日から2月までの2ヵ月間、一定の食料品などについて連邦売上税(GST)が免除になるんだけど、州の売上税(PST)と統一したところ(HST)では州税の分も免除になるのに対して、BC州のようなGSTとPST(7%)が分離している州では免除になるのはGST(5%)だけなので不公平だという不満が高まっているらしい。BC州は一時はHSTを採用していたんだけど、昔から遠い東部にある連邦政府とは折り合いが良くなくて、別制度に戻してしまったという経緯があるから、よけいにそう言う気分になるんだろうな。ワタシとしては、免除の対象になる商品は日ごろからほとんど買わないものばかりだから、ま、どうでもいいけど・・・。

でも、BC州政府が州の所得税を来年度から大幅に減税し、今年度は世帯収入20万ドル(今日の為替で2100万円)を上限にして、想定される世帯当たりの減税額1000ドル(シングルは500ドル)を還付する形で支給すると発表。州民の90%以上が恩恵を受けるんだそうで、つまり私たちにも今年払う所得税のうちの1000ドル(10万円ちょっと)が「戻って来る」ということかな。けっこう使い出のある金額だけど、いつもらえるのかと思ったら来年の春。もっとも、法改正が必要かどうかという議論があるみたいだから、実際にはどうなることか。なぁ~んだ。ま、私たちとしては、もらえなかったら困るというもんじゃないので、どうでもいいという感じ。

それよりも個人年金(RRIF)からの今年度分の一括支払いの時期が来たので、我が家の金庫番のトニーにいつものように共同名義の投資口座に入れたら、月末までに2万ドルを当座預金口座に移してちょうだぁ~いとメール。またまたクルーズを予約してデポジットを払っちゃったし、Arts Clubにクリスマスプレゼントとしてまとまった寄付をしたいし、うっかり洪水の後始末のストレスをぱぁ~っと発散したい気分なので、遊び資金の補充をお願いねというわけ。私たちとしてはビル・パーキンスに倣ってゼロで死のうと躍起になって散財している(つもり)なんだけど、トニーの方が一枚上手で、ワタシの老後の虎の子なんか今年は13%も増やしてくれて、毎年RRIFから規定の額を引き出しているのにさっぱり減ってないのが現状。一生懸命に働いて自分の手で築いた「遊び資金」なんだから、誰にも遠慮せずに使って楽しいこと、自分がハッピーになることに正々堂々と使っていいと思うし、悠々自適で老後を過ごせることは神様に感謝するけど、これじゃあゼロで死ぬなんてのは至難の業。でも、数えきれないほどのゼロが並ぶ「遊び資金」を持っているスーパーリッチはもっと大変だろうと思えば、まあ、ちょうどいいところなのかもしれないけど・・・。


損害保険の世界は欲と駆け引きと賭けのゲーム

2024年12月03日 | 日々の風の吹くまま
12月1日(日曜日)。⛅☀。霧の川が雲間からのぞく朝日に照らされて、いい天気になりそうな気配。はあ、ついこの間1ヵ月のバケーションから帰って来たばかりだったのに、あれは10月10日で、あれから何だかんだとばたばたしているうちに11月が過ぎてしまって、もう12月。やれやれ。うっかり洪水の後始末に追われているうちに年が暮れてしまうのかなあ。


いかにも冬の朝と言う感じ・・・

でも、目の調子は上々。目を動かすと時々あったチクンという痛みもほとんどなくなったし、どこを見ても何もかも輪郭と色調(特に空の青)がはっきりしていて、思わず心がうきうきして来る。これで大きなストレス源がひとつ減って、今進行中の問題にエネルギーを集中できるわけで気持も楽。その問題のトップは突然現れて「個人情報の保護に関する合意書」にサインしろと言って来た(保険会社には属していない)保険査定士。私たちの保険会社に依頼されたということだけど、保険会社はすでに自前の査定士を指名しているので、いったい何が目的なのか、どんな個人情報を求めているのかをはっきりさせるまでは合意書であれ何であれ署名するわけには行かないじゃないの。

そこで修復業者のマルコとメールのやり取り。万が一に備えて、被保険者の事情に鑑みて、査定士と修理業者を替えないで欲しいという保険会社宛の手紙の草稿を書いておいて、怪しげな査定サービスから来たメールを何度かじっくり読み直し。だんだんわかって来た(と思う)のは、この査定士が保険会社が依頼したのは水漏れした下の階のユニットのオーナーからの損害賠償請求に関する査定であって、私たちのユニットの修理に関する保険請求は最初に担当になった保険会社所属の査定士が扱うと言っていることで、ここ、重要。私たちの保険はBC自動車協会(BCAA)がやっている保険会社のもので、私たちはそのBCAAの会員。いわゆるマンション保険そのものは第三者からの損害賠償請求もカバーしているので、おそらく会員と非会員の請求を分離した方が保険会社の責任リスクを減らせるということで外部の査定士を入れたんだろうな。それで「あなたの保険を防御する」と言っているんだと思う。何たってすぐ「訴えようぜ」という街角の弁護士が多いもん。(もしも勝ったら、その弁護士が一番儲かるの。だから張り切っちゃうのよね。)。

最終的に、我が家の修理などに関する保険請求事案の担当者(と修理業者)には変更がないことさえ確認したら、外部の査定士の関与は私たちの請求には影響しないので、「防御」に必要だから集める個人情報を保護する合意書に署名してもいいとしてもということになって、今日のマルコとのやり取りはおしまい。下の階の住人から水漏れの報告があって応急処置のために駆け付けたのが管理会社と契約しているマルコで、彼によると被害は天井と壁の染み程度だったそうで、保険会社としては被保険者の自己負担の範囲に収めようとしているんだろうな。ほんとに保険ってのは魑魅魍魎の世界・・・。


今夜冷え込みそう・・・


両目がぱっちりして世の中が明るく見える!

2024年12月02日 | 日々の風の吹くまま
11月30日(土曜日)。🌧☁🌧☁。目が覚めて天井のファンを見上げたら、おお、4枚のブレードがゆうべよりはっきりして見える。ゆうべは市のクリスマスツリーにライトが点っているのが良く見えて、うはぁ。右目の時もそうだったけど、手術後の回復の過程が、午後には朝よりも、次の日には前の日よりも、視界がはっきりして来るのが文字通り「目に見えて」わかるのが何よりもうれしい。

今日は9時過ぎにマルコがフローリングの解体チームを送って来て、さっそくバリバリ、ガンガンと床剥がし。おがくずを固めて表面に木目を付けたさね継ぎの安っぽいフローリングだから、剥がすのも簡単そうで、寝室に通じる廊下とダイニングエリアがあっという間にコンクリートむき出しの床。その間にワタシはマンションの隣の医療ビルの中にある眼科クリニックに行って手術後の検診。眼科医7人でやっている大きなクリニックなので、土曜日の朝から待合室はいっぱい。最初は視力検査で、手術前には検眼チャートに文字があることさえ識別できなかった小さい文字列もかなり下まで何とか読めて、バンザイ。

次にナイマ先生が眼内レンズの様子と眼圧を検査して、「右目の眼圧は平均値で、左目は少し高めだけど、手術直後の正常な範囲内」と診断。つまり、左目の手術も成功したってことね。「1週間はできるだけ前に深く屈まないようにすれば、後はさらに1週間くらい重いものを持ち上げないようにするだけで十分」とナイマ先生。「でも、しばらくは水泳はダメだよ」。あ、ワタシ、泳げませぇ~ん。「それは良かった。みんなプールの中で何をしているかわかったもんじゃないからね」。あ、そうか。眼圧がかかるとかそういう問題じゃなくて、プールの水質の問題ね。塩素で消毒しているとは言っても、泳いでいる人間が清潔とは限らないもんね。納得・・・。

意気揚々と帰って来たら、フローリング剥がしはほとんど終わっていて、コンクリートがむき出しのほんとにがらぁ~んとした空間。ダイニングとリビングとレクルームのフローリングを撤去するのにわずか2時間とちょっと。マルコが来て、作業の結果を点検して、レーザーの距離計を使って修復作業の対象になる面積を計算。見積り作成は保険会社の査定士が使っているのと同じソフトウェアでやるので「もめることはめったにないよ」とのこと。フローリングの方はすでに2社に見積りを頼んであるので、「来週早々にも見本を持って来るよ」。すべてのステップが順調に行けば2週間以内に完了すると聞いて、keep my fingers crossedね。



空っぽ

クリスマスが来る


家財の搬出/因縁の日の白内障手術

2024年12月01日 | 日々の風の吹くまま
11月29日(金曜日)。🌧☁。かなりよく眠ったけど、あぁ~あ、腹ぺこ。チェックインが12時半なので、9時半までは水を飲んでもいいということなんだけど、ただの水じゃあねぇ。まあ、カレシが朝ご飯を食べている間に、シャワーを浴びて、カレシのランチを作り置きして、「その日」の始まり。搬出チームが付いたのは9時ごろで、うは、若いお兄ちゃん6人組。うず高く積み上がった段ボール箱を軽々と降ろして台車に積み上げては運び出し、その間にまだ包装していなかった家具を保護マットとビニールシートで包んで、てきぱきとほんとにほれぼれするような仕事ぶり。棚板を外した本棚をひとりでえいやっと動かしては額の汗をぐいっ。いやぁ、こんな息子たちがいたらよかったなあと思ってしまうくらいかっこいい。

午前中にマルコからラマン宛の「明日床の撤去をした後フローリング業者に見積りをもらうので、来週中送付する」というメールのコピー。あ、やっぱり、来週は「工事」はないな。ほどなくして、ラマンからマルコ宛の「了解。見積りが5千ドルを超える場合は別の業者の見積りが必要です」というメールのコピー。なるほど、高額の場合には2社から見積もりを取るってことね。損害保険は修理や取り替えの材料は元の形状と品質と同等のものを使用する「原状復帰」が基本だから、この際だから「もう少し良いもの」にアップグレードしようというわけには行かないのよね。それができるんだったら、私たちならおがくずを固めた安いフローリングの代わりにずっと値の張るエンジニアードウッドにしてもらおうと考えてしまうと思うもん。マルコの返事は「了解。うちの請負業者2社から見積りを取ります」。ふぅ~ん、最初は保険会社が別の業者に見積りさせると言ってたけど、いつの間にかマルコが取引のある2社から見積りを取る話になってるよ。保険業界って、ほんとに魑魅魍魎というか・・・。

チェックインの時間に着くように12時ちょっと前にウーバーを呼んでバーナビー総合病院へ。前回と違って今日は何だか静かで、すぐにチェックインできて、患者のIDタグを手首に撒いてもらって、書類をもらって日帰り手術の待合室へ。だいたい2時間半くらい待って手術室へ。外でゼリー状の麻酔薬を点眼してもらって、中の手術台に乗って、マケンジー先生が「じゃあ、始めるよ」。眼球に圧力を感じて、ちょっとだけチクリと感じて、そばの機械(水晶体の濁りを吸い出す「掃除機」)がまるで前衛音楽のような不思議な音楽を奏でているうちに「じゃ、レンズを入れるよ」。うわ、早っ。「あと30秒で終わり」。うはぁ。先生が「終わったよ」とカバーを取ると、点眼したヨード液のせいで赤く見えるけど、人やモノの輪郭がわかるじゃないの。やったぁ。

病院からの連絡でカレシが迎えに来て、看護師さんたちに良いクリスマスを!と挨拶して帰館。ドアを開けて真っ先に見えたのは空っぽのダイニング・リビング。自分の声が反響するので、思わずうへっ。サイズを縮小したテーブルはお兄ちゃんたちが寝室に運んでくれたそうで、使っていなかったスタンドをクローゼットから出して来てテーブルの上に置いたら、あは、何となくロマンチックっぽい雰囲気になって、おうちデートで食事をするのにもってこい。考えてみると、カレシが夜遅くに吐き気や胸の痛みを訴え出したのはちょうど7年前の今夜。我慢できなくなって救急センターに駆け込んだのが夜中過ぎで、「心筋梗塞が起きている」と言われて緊急のステント挿入処置で命拾いしたんだよね。あれから7年経ったその日に、ワタシの目が(たぶん)生まれて初めて矯正なしではっきり見えるようになったのって、何か不思議な縁があるような。うん、すべて良い方に向かっているよねと、マティニで乾杯・・・。