キャプテン&プレイボール

　某オークションで漫画文庫を落札して、今日それが届きました。

　ちばあきおさんという漫画家を知っていますか？「あしたのジョー」や「のたり松太郎」「あした天気になあれ」などを書いたちばてつやさんの実弟です。私が通っていた中学校のすぐ側に住んでいた漫画家さんです。

　作品としては「キャプテン」「プレイボール」「チャンプ」など駄目な子が壮絶な努力をして成長をしていくというスポーツ漫画を書いていました。キャプテン&プレイボールは野球漫画、チャンプはボクシング漫画です。特に別冊少年ジャンプの「キャプテン」、週刊少年ジャンプの「プレイボール」はリアルタイムで読んでいて、子供の頃に単行本も買いボロボロになるまで読みました。ボロボロなので捨てられました。キャプテンは、谷口君卒業後丸井君～イガラシ君～近藤君という後輩にキャプテンが受け継がれていって、毎年違うやり方でチームを成長させてゆきます。プレイボールは、谷口君の高校時代の話しで中学時代に壊した右指のハンデに負けずに努力で野球を続けるというストーリーになっています。

　長屋に住んでいる主人公谷口君が、大工のお父さんと努力を重ねて成長し、結果を残してゆく姿を見ると胸が熱くなります。甲子園の高校野球を見て、ジィ～ンとするのと一緒ですね。最後まで絶対諦めない姿！運動系のクラブに中高と参加していたので、よりわかります。あぁ～青春・・・・。

　実は、このあきおさんは病気のため今の私の年41歳で、1984年に自ら命をたってしまいました。漫画の続きを読みたかったので、大変ショックを当時受けました。漫画の中の主人公は諦めないのに、何故・・・・・。

　自分がやる気がでない時、何か落ち込んでいる時にはこの漫画で、復活します。単純ですが、谷口君やまわりの子達の頑張りが、活力をくれます。今の時代に忘れられたあついものを感じますね。時とともに彼の作品が忘れられてゆく事が悲しくてなりません。