修旅の前に下見に行って来た時の物です。ヤエヤマヒルギの胎生種子が沢山付いていて、これらがドンドン育ってくれればかなりの酸素が作られますね。ただし全部根付いたら、もう歩けなくなるけど(笑)。 で、胎生種子って普通の種とどう違うのかと言うと・・・。
普通の植物は種なり実になって親から離れ、自分の都合の良い季節(春の雨降りの後とか)に芽を出して運が良ければそのまま育ってきます。ところがヒルギの仲間は花が受粉して種が出来ます。ここまでは他の植物と同じですが、そこで親と離れずくっ付いたまま、そのままある程度育って親から離れるので、胎生の種子と言う訳です。人間の場合も十月十日お母さんのお腹の中で育ちますね、その赤ちゃんを胎児と言います。そんなふうに子供をしばらく育てるのを胎生、そして植物の中でそう言う事をするのは、このヒルギの仲間だけなんです。 凄いなぁ、自然って。