尾っぽが短くズングリしてるのでヤエヤマサソリ(コガネサソリ科)です。 昆虫を獲って食べるそうですが、殆どシロアリが主食と言う噂も。 今まで小さいのは見た事あったんですが、こんなに立派なのは初めてでした。 だいたい5センチくらいあったかな。 この子の凄いところは単為生殖で無性生殖、メスだけで子供を産みます。 実際に調べた研究者がいて5代まで見届けたそうです。 ただオスもいるそうで、出会いがあれば普通に交尾するんではないかと言われてますが、そちらはまだ証明されていないようです。 少ないけどオスがいるというのは、これから単為生殖・無性生殖をやめ、一人で強がってばかりいないで、良い出会いさえあればどう?考えてみない?と言う事で両性生殖をしようとしているのか、逆に両性生殖をしてたけど、ヤッパリやめて単為生殖に戻りましょう、そうしましょう、女性だけで手を取り合って頑張りましょう、もう男は懲り懲りよ、といった事なんでしょうか? ん~、どっちに進化してるのかな? 人間は未来では単為生殖になるのではないかと結構マジで言われてますけど・・・。
ヤエヤマサソリにはまだ凄いと凄いところがありますよ。 この感じからすると卵を産むような気がしますが、実は胎生で、赤ちゃんサソリを産んで生まれたばかりの子供達はしばらくお母ちゃんの体の上に乗っかって1週間ぐらい過ごすそうです。 要するに子育てと言うか、子守と言うかをするんですね。 頭の上には2個一組の目があるのが分りますか? あとは前側に左右3個ずつ、全部で8個の目があります。 日本にいるサソリは2種類で、その両方がいる石垣って凄いでしょ! もう一つはマダラサソリと言いますが、そちらはもっと尾が長くスラッとしていて色も薄いです。 ちなみに人間にも第3の目、三つ目伝説があると言うのは有名な話です。 手塚先生の「三つ目とおる」を読みましょう(笑)。