とりあえずブログ更新出来る位までになりました!
で、今回は地元のお客様からの御依頼で自分の住んでるこの地域に関わる戦跡を見たいと言う事で「戦跡巡り」の御案内です。 エコツアーガイドって自然だけを案内するものだと思ってる方が多いんですが、その地域の文化なども知っていないといけません。
今回行った中の一つ、旧日本軍が通信室として使ってた壕です。
この壕の前の畑で作業をしていたおじぃに色々教えて頂いたんですが、戦時中にあった飛行場の為の通信室で、琉球石灰岩を掘り抜いた物です。 この並びにはいくつもの壕があり、飛行機自体を隠す格納壕や倉庫代わりの壕など10箇所以上あり、崩れた物、壊された物、チリ捨て場になっていたりもあるんですが、かなりの壕が現存します。 その内の一つには扉が付けられ地震観測計が設置されたりもします。 おじぃは「10歳位だったので良く覚えてるよ、兵隊さんに中に入れてもらったり、遊んでもらったさ」 「飛行場から飛行機を格納壕に入れる時は人力で、みんなで押してここまで持って来たさ」 など。
格納壕と言っても全部収納出来る訳でなく、尾翼だけ入れてあとは葉っぱや枝で隠して上空から機体が見えなくするというやり方です。
洞窟などは穴の中から外を見た時の絵が好きです。 実は穴の外には石垣新空港の誘導等がすぐ側に見えるんです。 空港の側にこんなのがあるなん知らなかったでしょ。 でも空港自体が琉球石灰岩の上に建ってるんです。 滑走路の下には洞窟もあるし、周りにある洞窟の一つ、「白保竿根田原洞穴遺跡」からは世界的発見の2万年以上前(旧石器時代)の人骨も発見されてます。