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見た目と違って本当に悪い、ワルナスビ

2017年04月12日 | 何でも

花だけ見るとプチトマトにもナス(青じゃないけど)にもジャガイモにも似てるワルナスビ(ナス科、要注意外来生物)の小さくて可愛い花ですが、見た目と違ってこの植物は本当に厄介です! 

まず全草に毒があり食べると死ぬくらい強力です。抜いてしまおうと思って迂闊に手を出すと棘があるし、鎌で刈り取ったり根を細かく切ってもそこからドンドン増えるし、おまけに除草剤もなかなか効きません。

ただこんな植物なんですがさっきも書いたように花は可愛いく、実も真ん丸。プチトマトのミニミニ版です。そして不思議なのが自然に生えてる場合、どうやって子孫を増やしていくのか? その場で実をバラ撒いて増えるだけなら密集し、いずれ無理が来ます。かといって何かに運んで貰うにも実にも毒があるので普通は食べません。 ただ突然無かった場所に生えてくると言う事はやはり何かが運んでいるとしか考えられません。もしかしたらその何かだけはワルナスビの毒が効かないのか、ある瞬間(完熟時?)だけは毒が消えるのか。誰か知ってますか? 

ところで最近質問されたんですが、
★毒がある実なのに鳥が食べても平気なのはどうして? 
鳥は果肉や汁は消化吸収しますが種子は消化できずにそのまま糞として出します。それを利用して果肉部分は鳥が食べても平気な成分にしておいて、種には毒成分を入れておくと、種ごとバリバリ食べるような生き物には毒でも種子を運んでくれる鳥(鳥以外でも)には平気、と言う戦略です。植物って賢いですね。

コメント
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