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ある沢の調査に行って見たら1-1

2018年03月14日 | 文化・歴史好き!

ある沢の調査をする事になり仲間内数人で行って来ました。そんなに長い沢ではないので最後まで詰めて、最後は道路に出て帰って来るというルートです。 歩いて見てビックリしたのが時代の違う色んな人工物があった事です。

まず最初に出て来たのは小さなダム、取水場です。時代的にも紹介する中で一番新しいでしょう。分かり辛いですが画像真ん中辺(クワズイモの後ろ)に水を誘導する管があり、管だけでなくポンプでも付いていたようなコンクリ製の建物もあります。どこまで水を引いていたのか?「昔あった浄水場にココからも水を引いてたんじゃないか?」など色々な考えが出たんですが、1960年代に水道局が発行した資料で見ると関係ないようでした。じゃぁどこに水を引いてたんだろう?

次のコンクリ柱は簡単です。イノシシが麓まで下りて来ないようにとか境界線の為のフェンスを張っていた物です。コンクリートと言うと比較的新しい時代のような気がしますが、実は意外と昔からあって明治維新の後(150年位前)にはコンクリートの工場まであったそうです。ですから琉球政府と書かれたコンクリ柱なんてのはざらにあります。

これが一番良く分からなかった物で、沢の途中に石を積み上げて石垣みたいな物が数段作ってあり、分かり易く言うとワサビ田のでっかいのがあると考えて下さい。そこにで何かを栽培していたのか、水をキレイにする為の濾過として使っていたのか、誰か知らないかな?

僅か半日もせずに登り詰められる小さい短い沢でしたが、こんな沢にも当時の石垣の人々の色んな歴史を垣間見る事が出来ました。次回はこの沢で出会えた生き物を紹介します。そして3月後半にはこの沢の隣の沢?を調査して見る予定です。

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