沢の調査2本目。このシリーズはとある斜面林の沢筋をそれぞれ調査する事になり、1本1本歩いて簡単な植物・生物、地質などを調べています。地質は基本的にチャートで、その上に堆積物がのると言った感じです。今回の沢は生き物のみを紹介します。
1枚目はタメトモハゼ(カワアナゴ科、絶滅危惧種)のお子様。ハゼの中でも泳ぐ方が得意なハゼで吸盤がありません。それなのにこんな上まで沢を遡って来たなんて凄いですね。絶滅危惧種だけでなく鹿児島や竹富町(西表島も竹富町)では保護種になっているので捕獲、採取、殺傷、損傷が禁止されていて、竹富町では違反した物に「2年以下の懲役又は100万円以下の罰金」が課せられます。ですが石垣島では保護種に指定されていないので結構狙われてしまうのと、釣り等であえてこの種を狙う人がいて困った状況です。俺はリリースしてるから大丈夫、と言う方がいますがダメだと思いますよ。
今度は多分トゲナシヌマエビ(ヌマエビ科)で半透明なのでオスかな?亜熱帯の石垣島では珍しくないヌマエビの仲間です。ヌマエビ系はこのシリーズのどの沢にもいると思って頂いて良いです。ヌマエビやフネアマガイ、カノコガイなどがいれば、取り敢えず海と沢を生き物たちが行き来出来ていると言う証拠なので一安心です。
いました!、今回はシラスウナギじゃなく大人のオオウナギ(ウナギ科)です。7~80㎝くらいありました。ウナギは雨の日なんか陸を移動するし、結構な角度の斜面も登って行くので沢にいても全然不思議な事ではありません。それにオオウナギがいると言う事は、それだけ食べ物が沢山あると言う事なので、この沢には沢山の生き物がいると言う証拠にもなります。
最後は何だったかな? クロヨシノボリだったような気がしますが思い出せません。この画像だけで同定出来る方いたら宜しくです。
ところで、
魚は人の体温で火傷します。だから手で触る場合は最低でも濡らした手の上に置いてあげて下さい。濡れた軍手などをして載せた方がより良いです。
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