もともと沖縄では山に入る人が少ないんですが、秋冬以外に山に入る人はさらに少なくります。 それは山の標高がせいぜい高くても500m台でもちろん亜熱帯だからとにかく熱い! 上に登って行くほど熱い気がする。 日帰りでも1リットル以上は水分を持って行かないとヤバイです。 於茂登岳のような、沖縄県では数少ない登山道がある山でも持って行った方が良いかもです。 オイラも仕事以外ではこの季節、殆ど沢登りで山歩きはしたくなかったんですが、仕事(撮影の)なので行って来ました。
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何時もそんなだから、たまに入ると珍しいものが幾つか見れて良かったです。 その一つがこのツルラン。 ツルランはランには珍しく暖かい地方の種類だけあって夏場に咲きます(と言っても石垣では適当ですが)。 最初の画像は6月に行った時に見たツボミの時のツルラン。 このあと必ず開花に併せて撮影に行かなきゃ!、と思っていたんですが仕事等(こっちはガイドの)でなかなか行けず、ようやく行けたのが台風7号の後、1ヶ月以上たってからでした。
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下の方にはもう咲き終わったのが垂れ下がってますが、まだ見る事が出来ました。 上の方にはこれから咲くツボミもまだ残ってるので、あと何日かは楽しめそうです。 他にも夏に咲くランが幾つかあるんですが、この先は台風のせいで大木が何本も倒れ、「あぁ、またノコギリ持って整備に来ないとダメだなぁ」と、ため息状態です。 何時ものように秋冬に来れば亜熱帯の石垣島、シロアリ等も力を貸してくれ大分朽ちて整備し易くなってるんでしょうが、この時期だけの物を見たけりゃ、やるしかない。 仕事が一段落ついたら考えよ~。
ところでこの前も観光客が石垣の山で遭難したんですが、その時は警察と消防、約30人の人達で捜索にあたって無事見つかりました。 毎回言うように沖縄の山は殆ど登山道なんて物はありません。 石垣島なら於茂登岳だけです。 少しはマシな野底マーペでも何度も遭難事故が起きてます。 オイラ達は毎年秋冬になると登り鎌(昇り鎌、ある程度の太さの木でも切れる)やノコギリを持って、ヒルやダニと闘いながらルート付けに行きます(笑)。 それでもその年によって微妙にルートが変わってるなんてのは良くある事で、去年通れた場所が通れなかったり、10年以上通ってるベテラン達で行ってるのに迷う事も当たり前にあるんです。 だから決して自分達だけでは行かないようにして下さいね! オイラも明日は我が身なので肝に銘じます。