先日石垣島全域で防災訓練があり、自衛隊のヘリは飛ぶは3000人近い人が訓練に参加するはで大賑わいでした。 石垣市民がこれだけ参加するには理由があり、かつて石垣島にも巨大な津波が何度も押し寄せ、その記録が文章や言い伝えだけでなく、巨大な「物」として目で見える形で残っているので、みんな実感があるんです。 それは「津波石」と言って、石垣島の海岸は勿論の事、かなり内陸部にも小屋くらい巨大な石灰岩が打ちあがっています。 もし石垣島に来て車などで走る事があったら気に留めておいてください。 畑の中にド~ンッとデッカイ岩が鎮座する光景が見れます。
と言っても今回はそこに視点を置いてる訳ではなく、避難集合先での自衛隊の様子です。 まず上の画像ですが、自衛隊お約束のカレーライスが炊き出しとして振舞われました。 こういう時だからか塩気が多かったです。 でも味は以前食べた時よりさらに美味しく、大きなお肉や野菜も入ってて満足です!
では下の画像はと言うと、これだけでは何だか分からないでしょ? この前にそれぞれプラスチックのイスが置いてあったらどうですか? そうそう、これはお風呂の水洗です。 だから良く見るとシャワーをかけるフックもあるでしょ。 この時は既に撤収した後だったんですが、お風呂も設置されたんです。 もちろん水はタンク車で運ばれ、お湯もボイラー車で沸かす事が出来ます。 3.11の時に被災者の方達が数日ぶりにお風呂に入った時の物凄くホッとしていた映像を思い出しますね。
それにしても何で今回のカレー、特にご飯が美味しかったんだろう? お米? 熟練の炊飯係りの腕? 移動用キャスターらしき物が付いてたので「野外炊具2号(改)」だったのかな? もしそうだとしたら「改」になってから使い方をあまり知らない人でも簡単に操作出来るようになったので、そのせいで美味しいご飯が炊けるようになったのかな? この暖かく美味しい料理が被災時に食べられたら、どんなに心の励みになる事でしょう。
他にどんなメニューがあるのかな?