【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

エレガンスをまとった薔薇

2016-05-09 19:20:08 | 薔薇の追憶



【キラッ、キラッ】
















   こちらは、またもや雨となりました。
  薔薇の咲き誇るこの季節ですから、
  この雨は、薔薇雨とでも呼びましょうか。

   静かに降る雨・・この雨から薔薇の香りがしたら・・。
  つい、こんな夢想をしている私がいます。

   雨に弱い花は多々あれど、薔薇に至っては、びくともしません。
  それどころか、雨さえも味方につけて、その美しいこと!
  さすが、花の女王と言われているだけの事はありますね。
















【満面の笑みの金色の薔薇】








   さて、連日の薔薇。
  今日は、生憎の天気ですが、薔薇に囲まれていると、
  アラ、アラ不思議、心、楽しくなります。

   薔薇の季節の今は、蕾でワクワクしたのも束の間、
  やがて綻び、開花。そんな花の美しさも然る事ながら、その香り。

   切り取って、お気に入りの花瓶に活ければ、
  部屋中が薔薇の芳醇な香りに包まれます。
  一日中、優雅な薔薇の香りを独り占め状態という訳です。

   そうそう、明日は薔薇色の薔薇が開花しそう。
  アンティークピンクの薔薇も、次から次と蕾を付けていますし、
  もう暫く、薔薇に浸っていられそうです。

薔薇、その美の普遍性 ~ その2

2016-05-07 17:56:08 | 薔薇の追憶
















「薔薇を買いに行きなすったのよ・・・・・
金色の薔薇 を55本よ、スーザン・・・・・
好きな花は黄色い薔薇だけだと
言いなさるのを聞いた事があるの」                   
                 【「炉辺荘のアン」 第14章】









   昨日の雨は上がりました。
  今日は日射しがありますので、昨日程ではありませんが、
  それでも引き続き、ヒンヤリ感は否めません。

   そう言えば今朝のニュース。
  「暖冬だった今年の冬は・・」 とのナレーション。

   確かに私もこの冬が、厳冬だったとは思いません。
  でも、寒暖の差がとりわけ激しかったような。
  それは日単位どころか、1日のうちでも。

   今年よりもっと寒い冬でも十分、戸外でも年を越していた、
  大株になっていたローズゼラニウムが、
  ジグザグの天候には付いて行けなかった・・。
  ある意味、見かけ以上に植物は繊細ですね。













【花瓶に】




   さて、薔薇第2弾。
  今日は金色の薔薇です。

   金色と言って
  思い出すのはどうしても
  あの マライア小母さん

   皮肉屋さんでアンは
  勿論の事、スーザンさえも
  苦手にしていましたっけ。

   因みに金色の薔薇が
  マライア小母さんなら
  ピンクはアン、真紅は
  レスリーでしたね。

   先程、見て来ましたら、
  朱鷺色の薔薇も花芽を
  付けていました。

   そうそうバニラ色の
  薔薇、「白い貴婦人」 は、
  既に満開です。早速花瓶に。

   一気に薔薇の芳香に
  包まれ、幸せ気分も満開です。

薔薇、その美の普遍性

2016-05-06 18:05:28 | 薔薇の追憶













   起床時は曇り空でしたが、天気予報通り雨が降り出しました。
  静かな雨。気付けば雨が・・という状態です。
  その雨も今はやんでいます。(午後5時現在)

   ただ、こんな天候のせいか昨日までの初夏の陽気は、
  すっかり影を潜めてしまいました。

   こんな時、軽く上に派織る物が必要です。
  以前、編んだレースの 【ボレロ】 を取り出しました。
  思えば、(編んだのは)丁度、1年前なのですね。

   こんな物でも何も派織らないよりはましで、
  いいえ、十分暖かく、重宝しています。
  それにしても今年は、なかなか夏用にシフト出来ません。




















   さて、どういう訳か今年は大株になっていた
  ローズゼラニウムをほとんど駄目にする始末。

   おまけに辺り一面に、香り立つ芳香を
  楽しみにしていた、ジャスミンもイマイチと来て・・。

   それでも、さすが香りの王様と言われている、ジャスミンの事。
  例年ほどではありませんが、その芳しい芳香は健在です。

   一方、薔薇は、いよいよ花の盛りを迎えようとしています。
  そう言えば、5月は薔薇の季節ですものね。
  こちらは、前述の花の不作を補う如く、例年以上の花付き。

   待ちに待った一番薔薇は、思わず見とれてしまう、
  癒しの色、淡い藤色・・アンティークピンクの薔薇。
  思い切り開いたそれは、直径15㎝にも。

   寒暖の激しかった今年の冬の気候、
  ひょっとして薔薇向きだったのでしょうか・・?
  何はともあれ、薔薇が元気なのは嬉しい事です。 

満月と薔薇

2015-11-27 20:12:52 | 薔薇の追憶

















 美しい夜だった。
満月は丁度、鬱蒼うっそうとした丘の森の上に上り、
月光はポプラ越しに私の前の庭に射していた。
西側の樹木のない片隅から、
夕映えが微かに残った銀青色の空が見えた。
この時の庭は実に美しかった。
薔薇の季節で、
家の薔薇は満開だったからである ―― 
                 【「アンの娘リラ」 第10章】











【午後4時半の空】










   今日は、燦々と輝く太陽と共に始まった一日。
  随分、久し振りな気がします。

   そして気候は一気に冬へ。
  これまでの暖かさが一変しました。

   そう言えば昨夜見た満月の美しさと言いましたら・・。
  ピリッとした冷気と共に透明感もより増した気がして、
  しばし見とれていたものです。

   ところで、すぐ上の写真は午後4時半の空。
  晩秋の空は、既に黄昏の雰囲気。

   ス~ッと一直線に伸びた雲が面白くて。
  結構な長さになっています。

   さて、先日の薔薇が満開になりました。
  あれから3日。

   まだ開き切っていず、俯き加減だからでしょうか、
  心なしか愁いを帯びているようにも見えた薔薇。

   とびきりの笑顔になっても、
  なぜか同じ事を感じてしまいます。

   このような色は、深まった秋を映すには、
  ピッタリの花色かも知れません。
  紅葉した周囲の景色に、しっくり馴染む気がします。

目を向ければ薔薇の恵み

2015-11-24 18:21:18 | 薔薇の追憶

















 ショウ老人の庭には
奇跡が起こったのである。
片隅にどんなに機嫌を取っても
一度も花の咲かない薔薇の繁みがあり、
セーラはそれを 「気難し屋の薔薇」
といつも呼んでいたのが、見よ!                     
                   【「アンの友達」 6.】








   昨日は一日中、降りそうで降らなかった雨。
  夜半にパラパラ程度はあったようですが。

   今日は太陽も姿を現しましたし、
  相変わらずの暖かさですが、風が強くなっています。
  尤も今はやんでいますが。

   そのせいか、今晩辺りから寒くなるそうですが、
  果たしてどうなのでしょう。

   そう言えば、午前中、折角、落葉を綺麗にしましたのに。
  先程、来客があって外に出たら、ビックリ。

   玄関の階段の一面に、紅葉(もみじ)の葉っぱが。
  赤や黄に覆われて、それはそれは美しいのですが、
  そうも言っていられません。

   紅葉の葉っぱは、サラサラしていて
  拾いやすく、何という事はないのですが、
  美しさにすぐ拾い集めるのが勿体ない気もします。

   それらの彩りで、ごみ袋でさえ綺麗ですものね。
  そのお陰で、落葉拾いでさえ楽しくなります。














   さて、今日の薔薇。
  こちらは夏の初めに
  一度咲きかけ、
  咲く一歩手前で
  私の不注意で枝を
  折ってしまいました。

   その後は、
  至る所、虫に食われ、
  見る影もなかった薔薇。

   ある意味、相当、
  気難し屋の薔薇です。

   それが、こんな風に
  美しく可憐に
  咲いてくれました。

   どうやらいつの間にか
  再生してくれたようです。

   これも 「秋」 の
  恵みですね。

   花色も赤でもない
  オレンジでもない、
  何とも不思議な色。

   秋の夕焼けのような色・・? とでも言いましょうか。
  この薔薇には、どことなく秋の愁いを感じてみたり。
  秋薔薇の恵みに、心癒される毎日です。

秋薔薇に心酔い

2015-11-17 18:36:28 | 薔薇の追憶













   昨日の良いお天気は、たった1日だけ。
  今日は早くも雨になりました。
  尤も降り出しは遅く、午後になってから。

   今の季節は一雨ごとに寒くなる筈ですのに、
  気温は、相変わらず高め。

   暫くこの気温は続くようですが、
  寒いよりはいいですね。

   ただ雨は、これまでと違って、
  断続的に降り続いています。




















   今年は秋が例年になく暖かいせいか、
  薔薇の花付きが良いようです。

   蕾を付けてから開花までも幾分、
  スピードを早めた感も。

   何はともあれ、薔薇が咲くと心が華やぎますね。
  今日の薔薇も先日同様、紅白の薔薇。

   しかしながら、同じ1本の木から咲きますのに、
  その都度、形状は違います。

   象牙色だったそれは、色が抜け、より白く。
  開けっ広げだった花びらは、今回は閉じ気味に。

   真っ直ぐだった花びらも、外側にカールしています。
  逆に真紅の薔薇は、カールが浅く。
  それは微妙だったり真逆だったり様々です。

   いつも、こんな風に文章にしたためていますが、
  本当は薔薇には言葉は無用なのかも知れませんね。  

薔薇がほろり

2015-11-09 21:08:08 | 薔薇の追憶














   昨日、今日とすっきりしない天気が続いています。
  昨日はまだしも今日は、雨はほとんど降っていません。

   降ってもほんの僅か。それもすぐやみ。
  尤も、重い空には変わりありませんが。

   こんな空ながら、引き続き気温は高め。
  ひとたび自転車に乗れば、汗ばむほどです。



















    さて、一昨日の
  象牙色の薔薇に
  続き、真紅の薔薇
  も綻びました。

   今日は雨粒の
  宝石を纏ってキラリ。

   それは、真珠の
  ようにも見えますね。

   くすみのない、
  スッキリした赤です
  から、本当は、
  日本晴れの青空が
  相性抜群だと思うの
  ですが仕方ありませんね。

   しかしながら、
  薔薇は雨にも強く、
  ご覧の通り、雨粒をも
  魅力の一つにするの
  ですから凄いです。

   そして象牙色の薔薇。
  1日置いて、こんな
  趣きになりました。  

   蕾の一昨日は少々、
  鋭角的だったそれも、柔らかいマシュマロのよう。

   おまけに今日の蕾は仄かに黄色味を帯び、
  まるでアイスクリームみたい。
  食べてしまいたいような気になります。

   そうそう、こちらの薔薇には、
  軒下に植えていますので、雨の宝石はありません。

   かなりの大輪。
  アンティークな雰囲気で、ロマンティックです。
  今日は、二つの薔薇の魔法に包まれました。

象牙色の薔薇は初恋の香り

2015-11-07 23:56:17 | 薔薇の追憶













 その朝は霧と光明に溢れた
盃のようであった。
アンの立っている片隅には
水晶のような露を湛えた 薔薇
豊かに咲き始めていた。                 
             【「アンの愛情」 第40章】











【朝焼けの空】








   起床時は、南の空が真っ赤に染まる朝焼けに。
  (上記の写真は、それから少し時間が経った空)

   こんな空が示すように、昨日までとは打って変わって、
  今日は一日中、どんよりした曇り空となりました。

   ただ、日射しはなくても、
  気温は引き続き暖かくなっています。
  この暖かさ、もう暫く続くようですね。













    さて、一昨日の
  蕾の薔薇は、時を経て
  こんな風に。

   今の季節は、
  開花まで
  本当にゆっくり、
  ゆっくり。

   それは1枚、1枚、
  ベールを剥(は)がす
  かの如く。

   ところで、こちらの
  象牙色の薔薇。

   私が勝手に
  『白い貴婦人』 と、
  呼んでいるものです。

   勿論、秋薔薇独特の
  芳醇な芳香と格調高さ
  から、この名前は
  気に入っているのですが。

   しかしながら、その時々で、
  様々な表情を見せる薔薇。

   今日の薔薇は、この秋の咲き染めです。
  内側に、ごく淡いピンクを秘めていて。

   だからでしょうか、乙女チックな薔薇に思えたり。
  恥じらったり、ある時は物想いに耽(ふけ)ります。

   そう、見る人間の目によっても変わるのでしょうね。
  変幻自在の薔薇・・所謂、魔法の薔薇ですね。

毎日が薔薇色! ~ ビーズと薔薇

2015-10-19 23:18:28 | 薔薇の追憶





















 「そんな服があんたに
何の役に立つというの、エミリー」
役には立たないかも知れない。
しかしそんな服を着たら
まるで私が身体の一部分 ――
買った服ではない、私の身体から
生えたものという気がするに違いない。                
               【「エミリーはのぼる」 第1章】













   ここ2、3日、少々暑くなっていますが、
  秋晴れが続きます。もう何日、雨を見ていないでしょう。

   おまけに次の一週間も、ずっと晴れの天気が続きます。
  そんな事もあって、空気はカラッカラ。
  こうなれば勝手なもので、お湿りが欲しくなります。

   










【自分に薔薇を咲かせましょう!】




   さて、今は丁度
  秋薔薇の季節。

   そんな時、
  自分自身にも
  薔薇を咲かせたく
  なります。

   セーターや小物
  等に刺繍やビーズで、
  薔薇の絵が付いていると
  ついつい求めてしまう
  私がいます。

   財布だって、
  ブランド物はやめて、
  時にはこんな手作り感
  満載の本革もいいですね。

   とは言え、いつもの
  日常が、こんな薔薇
  グッズを身に付けたり、
  手にするだけで、
  薔薇色の日々になると
  いう現実。

   ある意味、仕方の
  ない事かも知れません。
  勿論、それはビーズも同じ。

   今日は登場していませんが、レースもしかり。
  これらは、気持ち華やぎ、心、踊る魔法のアイテムです。

   ところで、写真のビーズのバッグ。
  あまり物は入りませんが、ちょっとした外出のお供に。

   かなり古い物も多く、ノスタルジーに浸ってみたり。
  普段使いでも粋に身に付けたいですね。

秋を映す花色 ~ 薔薇色の薔薇

2015-10-12 18:52:08 | 薔薇の追憶

















 グリン・ゲイブルスの
10月 は実に美しかった。
窪地のかばは日光のような黄金色こがねいろに変わり、
果樹園の裏手のかえでは深い真紅の色に、
小径こみちの桜は言いようもなく美しい
濃い赤と青銅色の緑に染まって、
その下に広がる畑をも照り映えさせていた。
アンは自分を囲む色彩の世界を
思う存分に楽しんだ。                    
                  【「赤毛のアン」 第16章】












   ここ2日ばかり真珠色の空でしたが、
  今日は朝から青空が広がっていました。

   『アンの世界』 の10月と違って、
  色彩の世界は、もう少しお預け。

   つい先日も記したばかりですが、
  今、町中が甘い香りに包まれています。
  そう、こちらの10月は、金木犀の香り。

   金木犀は、どこの家にも必ずと言っていいほど
  植えられていますし、街路樹や公園等、至る所で目にします。

   こんな風に格別に愛されている花木ですから、
  当然と言えば当然ですね。

   さて、そんな芳香の季節。
  勿論、秋薔薇も負けていません。

   尤も、小さいけれど、
  圧倒的な花数の金木犀には量では負けますが。
  質の秋薔薇と量の金木犀と言ったところでしょうか・・。

   この薔薇、季節柄もあって、
  さすがに長持ちしてくれています。
  こんな点も本当に有り難いですね。

   そう言えば、こんな薔薇色をした、
  夕焼けを見ましたっけ。

   同じ薔薇もこの季節に見れば、秋の深みと愁いを
  秘めているような気がするから不思議です。
  やはり薔薇は魔法の花ですね。

   そうそう今日は、夏の終わりに挿木した
  白薔薇に新芽を発見。こんな事も小さな幸せの一つです。