【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

秋を映す枯葉色

2014-10-29 23:56:56 | 四季のスケッチ





【素朴な花とかそけき葉 ~ 「藜(アカザ)」】









「何ていいお天気でしょう・・・
私達に誂え向きじゃないの・・・」
(中略)
「かまわないわよ。
例え明日は日光が消え失せようととも、
今日は日光の美しさを満喫しましょうよ。
たとい明日は別れなくてはならなくとも、
今日はお互いの友情を温め合いましょうよ。
あの長い金緑色の丘を・・・
あの青く霞んだ谷をご覧なさいな。
あれはあたし達のものよ、ダイアナ」                   
                  【「炉辺荘のアン」 第1章】











【午後4時半の空】


【今日の薔薇】







   秋晴れが続きます。
  ただ少々、風が冷たくて日溜りが恋しくなりました。
  この分ですと、今年は冬の訪れも早まりそうですね。

   吸い込まれそうな青い空は、午後4時半の空。
  どうやら明日も晴れそうです。

   ところで、昨日の蕾の薔薇は、今日は僅かに綻びました。
  今日のタイトルは、「秋を映す枯葉色」 ですが、
  白薔薇は殊の外、青空に映えますね。   














   さて、性懲りもなく
  今日も藜の登場です。
  同様に紫蘇も。

   あの白かった花も、
  今では焦げ茶色に。

   それでも芳香は
  たっぷりです。

   藜は兎も角、
  これらは枯葉色を
  していて、白薔薇とは
  全く対照的です。

   客観的に見れば、
  決して美しいとは
  言えない花。

   しかしながら、
  庭の一角を占める
  その場所に、
  どういう訳か無性に
  引き付けられるのです。

   どちらかと言えば、
  くすみ、色彩を抑えた、野趣に富んだ植物たち。

   だからこそでしょうか、癒し色のそれは、
  思わずハッとさせられる程、美しくて。

   そうそう、右斜め上の写真の花は、インウォールクラータ。
  あの夏の日、(虫に食われ)切り絵細工のようだった葉っぱは、
  ここに来て見事に再生。この花に限って枯葉色とは縁がありませんね。